発達障害とは?目立つ特徴5つ

発達障害の目立つ特徴5つと、気づくためのセルフチェック

はじめに

「発達障害」という言葉は、近年ますます身近になってきました。
テレビやネット、SNSなどでも取り上げられる機会が増え、「自分ももしかして…?」と感じる人も少なくないかもしれません。実際に、大人になってから発達障害と診断を受ける人も増えています。

発達障害は一見わかりにくく、周囲にうまくなじめなかったり、仕事や人間関係でつまずきやすい傾向がありますが、その特徴を正しく理解することで、適切な対処や支援を受けやすくなります。

ここでは、発達障害の「目立つ特徴」5つと、簡単なセルフチェックを紹介します。
「ちょっと気になる」「もしかして?」と思う方は、自分自身を振り返るきっかけにしてみてください。


特徴①:空気が読みにくい、人の気持ちが分かりにくい

空気が読みにくい、人の気持ちが分かりにくい

人との会話の中で、「なんでそんなこと言うの?」と誤解されたり、「場の空気が読めない」と指摘されることはありませんか?
発達障害の中でもASD(自閉スペクトラム症)の傾向がある場合、相手の表情や言葉の裏にある“本音”を読み取るのが苦手です。

たとえば、
  • 遠回しな言い方をされると、意味が分からない
  • 冗談を真に受けてしまう
  • 「今はその話をしないでほしい」空気に気づかない

といった体験が多いと、対人関係に摩擦が生じやすくなります。
自分としては普通に接しているつもりでも、周囲とのギャップに悩む人も多い特徴です。


特徴②:こだわりが強く、急な変化に弱い

予定の変更、手順の変更などに強い不安やストレスを感じやすいのも特徴の一つです。

たとえば、
  • 朝のルーティンが崩れるとイライラしてしまう
  • 決まった順番ややり方に強くこだわる
  • 突然の予定変更に対応できない

このような傾向がある人は、「柔軟に対応するのが苦手」と言われがちです。
周囲から「融通が利かない」と見られることもあり、自信を失いやすくなる場合もあります。


特徴③:感覚が敏感、または鈍感

発達障害のある人の中には、「五感(視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚)」のいずれか、または複数に対して過敏・鈍感といった特徴があります。

たとえば、
  • 人混みや雑音で疲れやすい(聴覚過敏)
  • 洋服のタグや素材が気になって集中できない(触覚過敏)
  • 強い香水の匂いで頭痛がする(嗅覚過敏)
  • 熱さ・寒さ・痛みに気づきにくい(鈍感)

こうした感覚の違いは、見た目ではわかりにくいため、周囲に理解されにくい部分でもあります。
その結果、無理をして体調を崩したり、日常生活で強いストレスを感じやすくなります。


特徴④:注意力が散漫、または一点集中

注意力が散漫、または一点集中

ADHD(注意欠如・多動症)タイプに多い特徴として、「集中力のコントロールの難しさ」があります。

具体的には、
  • 話を聞いていてもすぐに別のことが気になる
  • 忘れ物やミスが多い
  • 一つのことに没頭しすぎて周りが見えない

などです。「気が散りやすい」と同時に、「好きなことには集中しすぎる」という両極端な傾向もあります。
職場や学校で「だらしない」「落ち着きがない」と言われて苦しんだ経験がある人は、このタイプの可能性も考えられます。


特徴⑤:人との距離感が独特

相手との距離感がわからず・・・・

  • すぐに親しくなりすぎてしまう
  • 逆に人と関わるのが極端に苦手

というような極端な対人スタイルも、発達障害の特徴として見られることがあります。

「距離感の調整」が苦手なため、相手に警戒されたり、距離を置かれたりすることもあり、人間関係に悩みやすいポイントの一つです。
また、「嫌われたくない」「どう接していいかわからない」と悩んだ結果、人付き合い自体を避けてしまう人もいます。


簡単セルフチェック:あなたはいくつ当てはまりますか?

以下の項目に「よくある」「昔からそうだ」と思うものがいくつあるか、数えてみましょう。

  • □ 相手の気持ちを察するのが苦手だと思う
  • □ 冗談や皮肉がわかりづらい
  • □ 予定変更が苦手で、急な変更に強いストレスを感じる
  • □ 忘れ物が多い、部屋やカバンがごちゃごちゃしやすい
  • □ 一つのことに過集中しすぎて周囲が見えなくなる
  • □ 感覚(音・匂い・触感など)に敏感または鈍感なほうだ
  • □ 人との距離感がわからず、よく失敗する
  • □ 子どもの頃から「変わってる」と言われていた
  • □ 初対面の人と話すのが極端に苦手、または逆に馴れ馴れしいと言われる
  • □ 自分の「普通」が周囲と違うと感じることが多い

※3~4個以上当てはまる場合、「傾向があるかも」と考えてみてもいいかもしれません。


まとめ

発達障害は「障害」という言葉がついているため、重く受け止められがちですが、本来は「脳の特性の違い」にすぎません。
苦手なこともあれば、逆に得意なことや独自の感性が光る場面もたくさんあります。

ただし、日常生活で困りごとが続いたり、生きづらさを感じる場合には、早めに専門機関に相談してみることをおすすめします。
一人で悩まず、自分の特性を理解することで、適切なサポートや環境を整えることができるようになります。