■恋愛トラブルが多い
【発達障害について】
ADHDの人は衝動性が強いため、些細なことで喧嘩になりやすく、
すぐに別れ話に発展しやすい傾向があります。
これにより関係が長続きしにくいのです。
また、ASDの人はコミュニケーションが苦手で、特に恋愛においては相手とどのように話し、
接するべきか分からず難しさを感じることが多いです。
ASDの人は傷つけられることが多いため、特性を理解し、
自分の弱点につけ込まれないように注意が必要です。
① 嘘を見抜けず騙されやすい
② 拒否や断ることができない
③ ひどい言葉やDVの被害に遭いやすい 幸せな恋愛をするには、自分の特性を理解し、
慎重に交際することが重要です。また、信頼できる相談相手を持つことも大切です。
■特性が原因で喧嘩が多い
発達障害の特性は喧嘩の原因になりやすく、激化しやすいです。
ADHDの人は家事や育児がうまくいかないことや、物事を忘れること、
態度の一貫性がないことなどで相手を振り回し、喧嘩になることがあります。
ASDの人はコミュニケーションや相手の気持ちを理解するのが苦手で、
良好な関係を築くのが難しいです。
お互いに譲らず、主張し合うことで喧嘩がこじれやすくなります。

① 喧嘩中の言葉を真に受けない
② 体調の悪くなる時期を把握する
③ 自分が悪かったら素直に謝る
④ 言いたいことがあっても深呼吸する
⑤ 自分の主張ばかりしていないか考える 夫婦間の喧嘩やトラブル解決には、
冷静で客観的なアドバイスが必要です。
■【ASDとADHD】長所をかき消す
ADHDとASDの合併は両方の特性が同時に現れるため、長所が妨げになることがあります。
例えば、ADHDの素早いひらめきで優れた企画を思いついても、
ASDの強いこだわりが進捗を阻害し、柔軟な対応が難しくなることがあります。
その結果、長所を発揮しにくい状況が生じます。
また、ADHDとASDの合併では物事を先延ばしにすることがよくあります。
どちらの特性が強く出ているのか見極めるのは難しいですが、
ADHDの特性ではやる気が上がらず手つかずになり、
ASDの特性では過剰なシミュレーションや混乱が生じ、優先順位がつけられないことがあります。
「できない」ではなく、自分の気持ちを見つめ、「なぜできないのか」を理解することが重要です。
■ASDとADHDの併発の悩み
ASDとADHDが合併している場合、困り事にも両方の特性が影響し、複雑になります。
ADHDまたはASDの単独でも生活に困難をもたらすため、比較はできません。
しかし、
ADHDとASDが同時に存在する場合、ADHDの特性の裏にASDの特性が潜んでおり、
問題が複雑化する傾向があります。
ADHDとASDの合併では、表面に出ている特性だけでなく注意深く観察する必要があります。
ASDの特徴である不安が強く落ち着かない状態は、
ADHDの多動性が原因でそわそわしている可能性もあります。
■大人になって気づく発達障害
女性の場合、子どもの頃はADHDやASDがあっても気づかれにくいことが多いです。
しかし、
成長に伴い困り事やトラブルが目立つようになります。
子どもの頃は親や先生がサポートしてくれましたが、中学、高校、大学、
社会人になると多くの人と関わるようになり、発達障害の特性によるトラブルが表面化します。
周囲の指摘が増え、「何かおかしい」と気づくことになります。
ADHDは幼少期から小学校入学時にかけてその特性が浮かび上がりますが、
男の子と比較して女の子は衝動性や多動性が目立たないこともあり、
「活発な子」として捉えられることがあります。
さらに、不注意な傾向があっても、親や周囲が気づかないことがあります。
■複数の発達障害の重複
同じ診断名でも症状や苦手なこと、得意なことは一人ひとり異なります。
ASD(自閉スペクトラム症)だけでも、
社会的コミュニケーションの状況やこだわりの強さは人それぞれです。
そこにADHDが重複すると、
多動性―衝動性や不注意のどちらか(またはどちらも)が強く出ることにより、
当事者の実態やニーズが大きく変わります。
特定の症状が顕著な場合は気づかれやすいですが、複数の発達障害の症状が微かに出ている場合は、「私(または私の子ども)はADHDでもASDにも完全には当てはまらない」と感じ、
理解と支援が遅れるケースもあります。
■脳の機能障害が発達障害の原因
以前は発達障害の原因として親の育て方が指摘されていましたが、
最近では脳の機能障害が主な原因であると分かっています。

例えば、
ADHDでは脳内のドーパミン機能の低下や前頭前野の異常が関与していると考えられています。
しかし、
脳内の問題のメカニズムについてはまだ十分に解明されていない部分もあります。
発達障害の診断は医師が生活の中で見られる症状やその変化を詳しく聞き取ることで行います。
国際的な基準であるWHOのICD-11やアメリカ精神医学会のDSM-5に
従うことで診断の一貫性が保たれます。
■発達障害の認知が広がる
過去には発達障害は稀で特別な症状と見なされていましたが、
現在ではその症状が一般的であるという理解が広がっています。
早期から一貫した支援を提供することで、
良い社会参加が期待できるという考え方も広がっています。
また、個々の症状には個人差があり、
すべての子どもが適切な環境調整とエビデンスに基づく療育を受けることが望ましいとされています。
■発達障害の割合や種類について
発達障害のある人々は生まれつき脳の働きに違いがあり、独特の方法で外の世界を感じたり、
発達が極端に偏っていることがあります。
全人口の約1割が発達障害に該当し、例えば30人のクラスには2~3人程度が該当します。
国際的な診断基準であるDSM-5では、
自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠如・多動症(ADHD)、限局性学習症(SLD)などが
挙げられますが、同じ診断名でも個人差が大きいことに注意が必要です。