パニック障害 症状・原因と治し方をプロが解説

パニック障害とは?その特徴とメカニズムをわかりやすく紹介!

発達障害をはじめとする心の不調を抱える方々が、少しでも生き生きと働けるよう、現場で支援に携わる私たちが情報を“できるだけわかりやすく・できるだけ楽しく”お届けしています!

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今回のテーマは――「パニック障害の特徴」についてです。

誰に見てほしい動画なのか?

まず、今回の動画はこんな方々にぜひ見ていただきたい内容です:

  • パニック障害という言葉を初めて聞いた方
  • 原因不明の動悸やめまいなどの体調不良を感じている方
  • 身近な人が不安症状に悩んでいるのを目にしている方

「なんとなく最近、息苦しい」「急に胸がドキドキする」「立っていられないほど不安になる」…
そんな経験がある方は、もしかするとパニック障害の初期症状かもしれません。この動画を最後まで見ていただければ、症状の具体的な内容や、なぜそのような状態が起きるのかという“仕組み”について、理解を深めることができます。

パニック障害ってどんな病気?

パニック障害は、主に以下の3つの症状が特徴とされています:

  1. パニック発作
  2. 予期不安
  3. 広場恐怖
パニック障害は、主に以下の3つの症状が特徴とされています:

このうち1つでも当てはまる場合、注意が必要です。
実は、日本では100人に1人がこの障害に悩んでいるとも言われており、非常に身近な心の病気の一つです。会社の規模によっては、同僚や部下の中に該当する方がいることも珍しくありません。最近では、芸能人の公表により社会的認知も高まってきています。

では「パニック発作」とは?

パニック発作は、ある日突然やってくる強烈な身体的・精神的不安のことです。以下のような症状が代表的です:

  • 吐き気、腹部の不快感
  • 身体がふわふわする、頭がぼんやりする
  • めまいやふらつき
  • 冷や汗、震え
  • 胸の痛みや圧迫感
  • 心臓がバクバクと激しく鼓動する
  • 呼吸困難、息が詰まるような感じ
パニック発作は、ある日突然やってくる強烈な身体的・精神的不安のことです。以下のような症状が代表的です:

発作の時間は人によって異なりますが、だいたい5分〜60分程度で治まるケースが多いです。ただし、発作が終わっても「また起きるんじゃないか」という強い不安(=予期不安)が残り、それが次の発作を呼んでしまう…という悪循環に陥ることがあります。

「予期不安」とは?

一度パニック発作を経験した人は、「またあの恐怖がやってくるかも」という不安に悩まされます。これが予期不安です。

「予期不安」とは?

発作がなくても「いつ起きるか分からない」という緊張状態が続くことで、生活に支障をきたします。たとえば、通勤中や人混みの中など、「過去に発作が起きた場所」を避けるようになったり、外出自体が困難になることもあります。

「広場恐怖」とは?

広場恐怖とは、「発作が起きても逃げられない/助けを呼べない」ような場所や状況を避けるようになる状態です。たとえば、

  • 電車やバスの中
  • 映画館や会議室
  • エレベーターや渋滞中の車内
「広場恐怖」とは?

といった、逃げ場のない閉鎖的空間が該当します。こういった状況への恐怖が強まることで、外出を完全に控えるようになってしまうケースもあります。

パニック障害が起きる「仕組み」とは?

ここまで見て、「じゃあ、なんでこんな症状が出るの?」と感じた方も多いかと思います。
パニック障害のメカニズムは、脳の「危機管理システム」の誤作動によって起こります。

脳が本来「命の危険がある!」と判断したときに起こる“闘争・逃走反応”が、特に危険がない場面でも勝手に作動してしまうのです。これは、自律神経が過剰に反応することで、

  • 心拍数の急上昇
  • 呼吸の浅さ
  • 血圧の変化
パニック障害が起きる「仕組み」とは?

など、身体的な不調を引き起こします。つまり、体は本能的に「逃げる準備」をしているのですが、本人にはその理由がまったく分からない。それが「原因不明の不安」や「コントロール不能な発作」として表れるわけです。

最後に:大切なのは「理解」と「気付き」

パニック障害は、決して「甘え」や「性格の問題」ではありません。脳と身体の“誤作動”によって引き起こされる、れっきとした精神疾患です。早期の理解と適切な対応によって、回復することも十分に可能です。

もし自分に心当たりがあれば、無理せず、まずは信頼できる人に相談するところから始めてみてください。そして、周囲にそうした症状に悩む人がいたら、否定せずに「その不安、わかるよ」と寄り添ってあげてください。

最後に:大切なのは「理解」と「気付き」