障害者雇用での就職を目指している方の中には、「自己PRがうまく書けない」「そもそも自分にはアピールできる長所がない」と感じている方も多いのではないでしょうか?
あなたの人柄や仕事への姿勢を伝えるために、応募書類の自己PRは大切です。書き方次第で、採用担当者に「この人に会ってみたい」と思わせることができます。逆に、漠然とした内容ではどんなに素晴らしい人物でも埋もれてしまい、書類選考で落とされることも。

この記事では、書類選考の通過率が上がる自己PRの書き方と、自分の強みを見つける方法、さらには添削例を交えた実践的なアドバイスを紹介します。自己PRが苦手な方こそ、最後まで読んでみてください。
採用担当者のもとには、毎日多くの応募書類が届きます。そこで目に留まる自己PRを書くためには、「何を」「どのように」伝えるかがとても重要です。
基本の構成は次の3つの要素を意識しましょう。
まずは、自分の性格や仕事への姿勢の中で、「これは強みだ」と思える点を明確に書きます。
例:
ここでは背伸びをする必要はありません。あなたらしさがにじみ出るような言葉を使いましょう。
長所だけでは説得力に欠けます。その長所を証明する体験談や出来事を加えることで、リアリティが増します。
良いエピソードのポイント:
「頑張りました」「喜んでもらえました」などの主観的な表現では伝わりにくくなってしまいます。数字や評価、変化した結果を入れることで、説得力が大きく増します。
ここでは、実際にありがちな自己PR文を例にとり、「どう改善すれば伝わるか」を比較形式で紹介します。
添削前(NG例)
私の長所は真面目なところです。与えられた仕事をきちんとやります。以前の職場でも、周囲から真面目だと言われたことがあります。
添削後(OK例)
私の長所は、物事に粘り強く取り組む姿勢です。前職ではデータ入力を担当していましたが、より正確な仕事を常に目指し、チェックリストを自分で作成し、見直しのルールを設けました。その結果、月に10件あった入力ミスが1件以下に減り、上司からも「改善意識が高い」と評価をいただきました。
ポイント:
「長所なんてない」「人に誇れることがない」と感じる人も多いかもしれません。特に、現時点では体調が万全でなく、加えて過去の挫折を経験していた場合は、どうしても自己肯定感が下がりやすくなります。
しかし、実際には誰にも長所はあります。見えていないだけなのです。以下の方法を試して、自分の強みを見つけ出しましょう。
ジャーナリングとは、テーマを決めて思いついたことを自由に書き出すトレーニングです。
やり方:
効果:
ネガティブに思える自分の性格も、視点を変えれば強みになります。
| 一見短所に見える言葉 | ポジティブな言い換え例 |
| 融通が利かない | 信念を持って行動できる |
| 頑固なところがある | 自分の意見をしっかり持っている |
| 消極的な性格 | 落ち着いて慎重に判断できる |
| マイペース | 周囲に流されず自分を保てる |
このようにリフレーミングを活用すれば、思い込みで見えなくなっていた「自分の価値」に気づけるはずです。
自己PRは単に「自分をよく見せる」ためのテクニックではありません。「自分という人間を正直に、効果的に伝える」ことが目的です。採用に当たっては、スキルだけでなく人柄や職場との相性も大切にされます。
ですから、無理に自分を飾る必要はありません。エピソードや実績は大げさにせず、等身大の自分を丁寧に伝えることが、結果的に好印象につながります。

あなたにしかない経験、視点、価値観は、必ず誰かの役に立ちます。少しずつでも、自分の言葉で伝えられるようになりましょう。