大企業●●は障害者雇用に意欲的!積極的に採用を行う企業5選

障害者雇用に積極的な大手企業5選|安心して働ける職場を探す方へ

障害者雇用に関心をお持ちの皆様、また、転職を検討されている方にとって「どの企業が障害者雇用に積極的なのか」はとても大切な情報ではないでしょうか。今回は、「障害者雇用に積極的で、かつ知名度の高い大企業」というテーマで、安心して働ける職場を探す手がかりとしていただけるよう、具体的な企業をご紹介していきます。

障害者雇用とは?

まず、障害者雇用について簡単にご説明します。

障害者雇用とは、企業が障害のある方を対象に設けた特別な採用枠であり、障害特性に応じた配慮を受けながら働くことができる制度です。この制度を利用することで、障害のある方は、無理なく自分らしく働くことが可能となります。

とくに注目すべきポイントは、「合理的配慮」が受けられる点です。合理的配慮とは、障害のある方が職場で不利にならないよう、業務の進め方や職場環境などに配慮してもらうことを指します。たとえば、作業環境の調整や業務内容の変更、コミュニケーション支援などが挙げられます。

また、日本では一定以上の規模の企業に対し、障害者の雇用が法律で義務付けられています。民間企業の場合、従業員が43.5人以上の企業には、2.3%以上の障害者を雇用することが義務とされています。この「法定雇用率」を超えて積極的に採用を行っている企業は、障害者にとって非常に働きやすい職場環境が整っていると言えるでしょう。

それでは、実際に障害者雇用に積極的な企業を具体的に見ていきましょう。今回は、『東洋経済』が発表した「障害者雇用に積極的な企業ランキング100」から、特に皆さんがよくご存じの注目企業5社をご紹介します。


1. ワタミ株式会社|雇用率6.58%の実績

「ワタミ」と聞けば、全国に展開する居酒屋チェーンを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。実はこのワタミ、障害者雇用に非常に積極的な企業の一つとして知られています。

  • 雇用人数(2019年度):172人
  • 雇用率:6.58%(法定の約3倍)

ワタミでは、飲食店での仕込み作業、清掃、本社での事務職など、幅広い職種で障害のある方が活躍しています。精神障害の方が全体の約5割を占めており、身体・知的障害の方もそれぞれ2割・3割と、バランスよく採用されています。

加えて、ワタミグループでは、働き始めた方が長く安心して勤務できるよう、1か月目は週に1回、2か月目以降は月に1回のペースで本部から連絡が入る体制を整えています。直属の上司以外にも相談できる窓口があるというのは、非常に心強いサポートです。

1. ワタミ株式会社|雇用率6.58%の実績

2. 株式会社ファーストリテイリング(ユニクロ)|雇用人数1000人超

ユニクロを展開するファーストリテイリングも、障害者雇用において高い評価を得ている企業の一つです。

  • 雇用人数:1,105人
  • 雇用率:5.15%

同社は、「1店舗に1人以上の障害者を雇用する」という目標を掲げ、9割以上の店舗に障害のあるスタッフが在籍しているという実績があります。主なお仕事は、ミシンによる補正作業、商品のたたみ直しや品出しなど。店舗業務の中でも、障害特性に応じた役割分担がされているのが特徴です。

2. 株式会社ファーストリテイリング(ユニクロ)|雇用人数1000人超

また、聴覚障害のある方を支援するため、一部店舗では音声認識→文字変換ツール「IDトーク」を導入しています。筆談だけでは伝わらない微妙なニュアンスも、これによりスムーズにやり取りできるようになっており、働きやすい環境づくりに力を入れていることがうかがえます。


3. AOKIホールディングス|多様な業種で5%の雇用率

スーツ販売の「AOKI」、また漫画喫茶の「快活CLUB」などを展開するAOKIホールディングスも、障害者雇用において注目すべき企業です。

  • 雇用率:5.0%

同社は、全国に5か所の障害者雇用専門オフィスを設け、ここで店舗運営のサポート業務を中心に障害のある方を雇用しています。さらに、快活CLUBの清掃業務など、業態に応じた様々な業務で障害のある方が活躍中です。

3. AOKIホールディングス|多様な業種で5%の雇用率

特定の分野に限らず、清掃・事務・サポート業務など、多様な職種での受け入れ体制がある点が、AOKIの大きな魅力といえるでしょう。


4. エイベックス株式会社|10%という驚異の雇用率

音楽やエンタメ業界で知られるエイベックスも、実は非常に高い障害者雇用率を誇ります。

  • 雇用率:10.0%

これは今回ご紹介する中でも最高水準の数字です。バリアフリーのサテライトオフィスを設けたり、障害のあるアスリートの雇用を推進するなど、独自の切り口で障害者雇用を支援している点が特徴です。

また、事務職での採用が中心となっており、応募者の障害特性や希望を十分に考慮した上で、「やりたい仕事に挑戦できる」社風があるのも魅力です。障害者に対してもキャリアアップの機会を提供しており、自己実現をサポートする姿勢がうかがえます。


5. MRKホールディングス(ライザップグループ)|雇用率8.62%

最後にご紹介するのは、ダイエット事業で有名なライザップを擁するMRKホールディングスです。

  • 雇用率:8.62%

事務職を中心に障害のある方を積極的に雇用しており、法定雇用率2.3%と比較しても非常に高い数字となっています。障害のある社員が無理なく業務に取り組めるよう、グループ全体でサポート体制を整えています。

多様な事業を展開しているため、今後さらに多くの障害のある方にとって活躍の場が広がっていくことが期待されます。


まとめ|積極的な企業を知り、自分に合った職場を見つけよう

今回ご紹介した5社は、いずれも障害者雇用に非常に前向きに取り組んでいる企業です。

企業名雇用率主な仕事内容
ワタミ6.58%飲食店業務、事務など
ユニクロ(ファーストリテイリング)5.15%ミシン、品出しなど
AOKIホールディングス5.0%店舗サポート、清掃
エイベックス10.0%事務、アスリート雇用
MRKホールディングス8.62%主に事務

障害者雇用の現場では、「どれだけ配慮してくれるか」「どれだけ相談できる環境があるか」が非常に重要です。その意味で、今回ご紹介した企業はいずれも高い水準で体制が整っており、安心して働ける環境が用意されています。

まとめ|積極的な企業を知り、自分に合った職場を見つけよう

転職や就職を検討されている方は、これらの企業の取り組みを参考に、自分に合った働き方や職場を見つけてみてください。障害の有無にかかわらず、誰もが自分らしく働ける社会へ向けて、一歩を踏み出すチャンスです。