大人のいじめ

いじめは学校だけで起きるものではありません。残念ながら大人の間でもいじめは発生します。世界中のどこでも人が集まる場所には、いじめのリスクがあります。子供のいじめは不満を発散するために起こることが多いですが、大人の場合はそれだけではありません。職場を辞めさせるためや、配偶者に離婚を言い出させるためなど、複雑なケースもあります。

人は生まれながらにして平等ではなく、能力に差があるからこそ、互いに協力して支え合うことで社会が成り立っています。知識や経験の乏しい子供ならまだしも、大人が他人を差別していじめることは非常に悲しいことです。弱肉強食の動物の世界でも、必要以上に相手を攻撃することはありません。

今回は、大人のいじめについて実例を挙げて紹介します。

1. 職場のいじめ
職場でのいじめはハラスメントとも呼ばれ、特に能力が劣る社員に対する嫌がらせが多く見られます。これは上司からだけでなく、同僚からも行われることが多いです。仕事ができないことへの嫌味や、会議中に恥をかかせる行為、悪口やデマの流布、仕事への協力拒否や妨害など、様々な形で行われます。場合によっては、失敗を意図的に作り出し、辞職へと追い込むこともあります。これらは職場の問題でもあり、特に効率を重視して人の心を無視する環境ではいじめが起きやすく、ブラック企業と呼ばれます。いじめは医療、保育、介護施設で特に多く、ストレスの多い環境が原因とされています。

2. ネットでのいじめ
ネットいじめは、悪口、暴露、炎上、扇動、なりすましなど、顔が見えないことを利用して相手を攻撃する行為です。日本ではLINE、Twitter、Facebook、InstagramなどのSNS上で問題となっています。ネットいじめの背景には、強い承認欲求と低い自己肯定感があることが多く、被害者が適応障害やうつ病を発症するケースも多いです。

3. ママ友いじめ
ママ友間のいじめは、子供の能力や家庭の経済状況の違いによる嫉妬が原因で発生します。ボスママによる仲間外れ、無視、悪口や噂の流布が横行し、被害を受けた母親が適応障害やうつ病になることもあります。

4. 近所のいじめ
都市部では人々が密集して暮らしているにも関わらず、隣同士の付き合いが少ないことがいじめの原因になります。騒音、ゴミの出し方、地域活動などの問題が発端となり、嫌がらせや無視、悪口の流布が行われることがあります。

5. 夫婦間のいじめ
夫婦間ではDVだけでなく、離婚を有利に進めるためのいじめもあります。相手から離婚を言い出させるために、生活費を渡さない、無視、束縛など陰湿ないじめが行われます。どのようないじめも犯罪であり、悪質なものは刑事事件として扱うことが可能です。

いじめに遭った場合、専門の相談窓口に相談することが重要です。同じ職場の人に相談するのではなく、第三者に相談する方が良い結果につながることが多いです。また、いじめの証拠を記録しておくことも大切です。場合によっては逃げることも選択肢の一つです。