【驚愕】ASDの記憶力がすごすぎる!!!【大人の発達障害】

現代社会において、「発達障害」という言葉が広く知られるようになりました。中でもASD(自閉スペクトラム症)の特性は多岐にわたり、人によって現れ方も異なります。その中でも特に注目されるのが、「記憶力の良さ」です。

ASDの方々の記憶力には、一般的な記憶とは異なる特徴や傾向が見られることがあります。本記事では、ASDの基本的な理解から始めて、記憶力が優れているといわれる理由を5つの視点から解説していきます。

ASD(自閉スペクトラム症)とは?

ASDとは、「自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorder)」の略称で、発達障害の一種です。生まれつき脳の働きに特有の偏りがあることによって、日常生活の中でさまざまな困りごとや生きづらさを感じやすくなるという特徴があります。

ASDの主な特性としては以下のようなものが挙げられます。

  • 対人関係の難しさ:相手の気持ちを読み取ったり、空気を読むことが難しい傾向があります。人との距離感をうまく保てなかったり、コミュニケーションの仕方に独特な特徴が見られることもあります。
  • こだわりの強さ:特定の物事に対して強いこだわりを持ち、急な変更や予測できない状況に強いストレスを感じることがあります。
  • 感覚過敏または鈍麻:音や光、匂い、触覚などに対する感覚が非常に敏感(過敏)である一方、逆に反応が乏しい(鈍麻)こともあります。

このような特性は人によって異なり、非常に幅広い「スペクトラム(連続体)」として捉えられています。

ASDの方が「記憶力が良い」とされる理由

ASDの方が「記憶力が良い」とされる理由

ASDの方は、しばしば「記憶力が非常に良い」と評価されることがあります。もちろんすべての人に当てはまるわけではありませんが、実際にASDの特性の一部として、特定のタイプの記憶能力が優れている傾向が見られることは事実です。

ここでは、ASDの方の記憶力が優れているとされる代表的な理由を5つに分けてご紹介します。

1. 視覚的な情報処理が得意

ASDの方は、視覚的な情報処理能力に優れているケースが多く見られます。

具体的には、人の顔や文字、図形、メモの内容、マニュアルなど、「目で見て得た情報」を正確に覚えるのが得意です。例えば、一度見た図面を正確に記憶していたり、文章や書類の配置まで覚えていたりすることがあります。

一方で、聴覚的な情報処理はやや苦手な傾向も見られます。口頭での指示を聞き逃してしまったり、雑音の中で話を聞くのが難しいと感じる方も少なくありません。こうした特徴から、ASDの方は視覚を通して得られる情報に強く反応し、記憶にも残りやすいのです。

2. 興味のあることに対して強く集中・没頭できる

ASDの方は、自分が興味を持った分野や物事に対して強い集中力を発揮する傾向があります。
興味関心のあるテーマについては、膨大な量の情報を独学で調べたり、細部まで記憶していたりすることもあります。

例えば、ある動物に興味を持った方が、その動物の生態、分類、進化の過程、鳴き声まで詳細に覚えているというようなことも。これは一般的な記憶力とは異なる「深さ」と「継続性」を伴う記憶の特性と言えます。

ただし、逆に興味がないことや日常的な雑務については記憶しづらく、忘れがちになるという面もあります。こうした「選択的な記憶力」の特徴はASD特有のものとして知られています。

3. 感覚が過敏で情報が鮮明に残る

ASDの特性として、五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)が非常に敏感であることがよくあります。

そのため、ある場面の情景や音、匂いなどの感覚的な情報が、非常に強く脳に刻み込まれることがあります。こうした感覚過敏があることで、記憶に残る情報の「密度」や「リアリティ」が高くなるのです。

例えば、ある特定の曲を聴いた時に、その曲が流れていたときの部屋の様子や、外の天気、香水の匂いまで鮮明に思い出せるというようなケースです。

このような記憶の鮮明さは、ポジティブな場面だけでなく、時にはトラウマ的な体験も強く記憶に残してしまうというリスクもあります。

4. 過去の出来事へのこだわりが強い

ASDの方は、過去の出来事に強いこだわりを持つ傾向があります。
例えば、幼少期の記憶が非常に鮮明に残っている方や、何年も前に見た風景や言葉を正確に思い出せる方もいます。

これは、「長期記憶」が非常に得意であることに関係しています。
短期記憶(ワーキングメモリ)には困難を感じることがある一方で、長期的な記憶に関しては高い能力を持っている方が多いのです。

そのため、何気ない出来事や昔の会話などを詳細に記憶しており、周囲の人を驚かせることもあるかもしれません。

5. 規則やルールをしっかり守る傾向がある

ASDの方は、臨機応変な対応よりも、規則やルールに従うことで安心感を得ることが多いです。そのため、自分の中で決めた「マイルール」や「日常の習慣」をしっかり覚えて守る傾向があります。

例えば、「ゴミ出しは何曜日か」「バスの時間は何分発か」「職場の手順書の手順」など、規則性のある情報に対して非常に強い記憶力を発揮します。

こうした「秩序だった情報」を整理して覚える力は、職場や生活の中で非常に役立つ場面も多く、ASDの方の得意分野として生かすことができます。

記憶力の良さをどう生かすか

記憶力の良さをどう生かすか

ASDの方が持つ優れた記憶力は、時に本人を苦しめることもあります。
嫌な出来事やトラウマが鮮明に思い出されてしまったり、忘れたいことを忘れられなかったりすることもあります。

しかし一方で、その特性を上手に生かすことで、得意な分野で力を発揮したり、仕事や日常生活で自信を持つことにもつながります。記憶力の良さを理解し、適切に活用することで、ASDの方がより自分らしく生きやすくなるヒントになるかもしれません。

まとめ

ASDの方には、記憶力に優れた特徴を持つ人が少なくありません。その背景には、視覚的処理能力の高さや感覚過敏、興味への集中力、長期記憶の強さ、そして規則性を大切にする特性が関係しています。

発達障害という言葉にネガティブな印象を持たれることもまだ多いかもしれませんが、一人ひとりの特性を深く理解し、それを強みに変えていくことは、本人にとっても、周囲の人々にとっても大きな意味があります。

ASDの記憶力の良さを活かし、より豊かで自分らしい人生を歩んでいくための参考となれば幸いです。