【発達障害】絶対NG向いてないアルバイト5選【ADHD・ASD】

発達障害の方に向いていないアルバイトとは?特性に合った働き方を考える

働き方が多様化している現代社会において、アルバイトは多くの人にとって働き方の選択肢のひとつです。しかし、その仕事の内容や環境によっては、特定の特性を持つ方々にとって負担になる場合もあります。今回は「発達障害の方に向いていないアルバイト」というテーマで、発達障害の特性と、それに合わない可能性があるアルバイトの種類について解説していきます。

そもそも発達障害とは?

発達障害とは、生まれつき脳の発達に特性があることにより、日常生活や社会生活において困難を感じやすい障害の総称です。代表的な分類としては、以下のようなものがあります。

  • ADHD(注意欠如・多動性障害):不注意や衝動性、多動性が主な特性です。集中力の持続が難しい、衝動的に行動してしまうなどの課題が見られます。
  • ASD(自閉スペクトラム症):対人関係やコミュニケーションが苦手で、強いこだわりや感覚過敏を持つ傾向があります。
  • LD(学習障害):読み書きや計算、聞き取り、話すなどの学習面の一部に顕著な困難があります。

発達障害は目に見えにくい障害であるため、周囲の理解が得られにくいことも多く、職場環境や仕事の内容によっては大きなストレスになることもあります。

発達障害の方に向いていない可能性があるアルバイト5選

ここでは、発達障害の特性から見て注意が必要とされるアルバイトを5つご紹介します。もちろん、すべての発達障害の方に当てはまるわけではありませんが、一般的な傾向として参考にしていただければと思います。

1. コンビニ店員(=マルチタスクな業務)

1. コンビニ店員(=マルチタスクな業務)

コンビニのアルバイトは一見シンプルに見えますが、実際にはレジ、品出し、揚げ物の調理、掃除、宅配便の受付など、さまざまな業務を同時にこなさなければなりません。これは「マルチタスク」の代表的な例であり、特にADHDやASDの方にとって大きな負担になることがあります。

マルチタスクが苦手な方にとっては、「今何を優先すべきか」「複数の作業を切り替える」という対応が難しく、結果的にストレスを感じやすくなるのです。

2. コールセンターのオペレーター(=臨機応変さが求められる仕事)

2. コールセンターのオペレーター(=臨機応変さが求められる仕事)

コールセンター業務では、かかってきた電話に対応しながら、相手の話を聞き取り、その場で的確に答えることが求められます。ここで必要とされるのは、「臨機応変な対応」です。

発達障害、とくにASDの特性を持つ方は、想定外の事態に対する対応や即座の判断が苦手なことがあります。また、音声だけで情報を処理することに難しさを感じる方も多く、コールセンター業務は大きなストレス源となり得ます。

3. パチンコ店・ゲームセンター店員(=感覚過敏に注意)

パチンコ店やゲームセンターは、音や光の刺激が非常に強い職場です。ASDの方に多い「感覚過敏」を持つ人にとっては、常に大音量の中で業務を行う環境は非常につらいものになります。

3. パチンコ店・ゲームセンター店員(=感覚過敏に注意)

特に聴覚過敏の傾向がある方は、音に疲弊してしまい、仕事どころではなくなることも。環境的な面での配慮がなければ、長く続けるのは難しいかもしれません。

4. 飲食店の接客業(=コミュニケーションと臨機応変さ)

飲食店、とくに居酒屋などの繁忙な店舗では、複数のお客様から一度にオーダーを受けたり、対応の優先順位を自ら判断しなければならない場面が多くあります。

また、酔ったお客様とのコミュニケーションが必要になることもあり、人との関わりに苦手意識を持つASDの方や、突発的な対応が苦手なADHDの方には特に負担がかかる仕事です。

5. 宅配ドライバー(=高い集中力と注意力が必要)

最近人気のあるウーバーイーツなどのフードデリバリー業務は、個人で柔軟に働ける点で魅力ですが、交通手段としてバイクや車を使うため、高い集中力と注意力が求められます。

5. 宅配ドライバー(=高い集中力と注意力が必要)

ADHDの特性を持つ方にとっては、不注意や集中力の波によって事故のリスクが高まる可能性があり、特に体調や服薬の影響も考慮する必要があります。自己判断だけで無理に業務を行うのではなく、医師の指示や家族との相談も重要です。

「向いていない仕事」=「絶対ダメ」ではない

ここまでで、発達障害の方にとって注意が必要なアルバイトを紹介してきましたが、「向いていない=絶対に無理」という意味ではありません。

大切なのは、その仕事のやり方や環境が自分の特性に合っているかという点です。たとえば、同じコンビニ業務であっても、「レジのみ」「品出しのみ」と役割を限定してくれる職場であれば、十分に働ける可能性があります。

また、事務職も「マルチタスク」であるかどうかで難易度が変わります。総務的に幅広い業務を任される環境ではなく、シングルタスク(単一業務)中心の障害者雇用枠などであれば、自分のペースで働けるケースもあります。

自分に合った働き方を探すために

過去にうまくいかなかった経験があると、「この職種は向いていない」と決めつけてしまいがちですが、重要なのは**「その職場の働き方が自分に合っていたかどうか」**です。

同じ職種でも職場によって働き方や求められるスキルは大きく異なります。職場選びの際は、求人内容や面接での説明、職場見学などを通じて、自分に合った働き方ができるかどうかを確認することが大切です。


まとめ

発達障害の方に向いていないとされるアルバイトには、マルチタスクや臨機応変な対応が求められる仕事、感覚的な刺激の多い職場、高度な注意力が必要な業務などがあります。しかし、それらの仕事でも、業務内容の調整や配慮によって十分に活躍できる可能性はあります。

「自分に合った働き方とは何か」を見つけるために、焦らず、自分自身と向き合いながら職場を選ぶことが、長く安定して働くための第一歩です。少しでも参考になれば幸いです。