【発達障害】考えを整理してうまくコミュニケーションを取る方法【ADHD・ASD】

今回は「発達障害の人の思考の整理方法」というテーマでお話しします。

こんな方におすすめ

  • いつも頭の中がごちゃごちゃして困っている
  • 何から手をつけていいか分からない
  • 忘れ物や予定ミスが多い

発達障害とは?

発達障害とは、生まれつき脳の働きに偏りがあることによって、日常生活や仕事での困りごとが生じやすい障害です。
代表的なタイプには以下のようなものがあります。

  • ADHD(注意欠如・多動症)… 不注意、衝動性、多動などが見られる
  • ASD(自閉スペクトラム症)… コミュニケーションの困難や強いこだわりが特徴
  • LD(学習障害)… 読み書き、計算など特定のスキルの習得が極端に困難

発達障害の人が思考整理が苦手な理由

発達障害の人が思考整理が苦手な理由

1. ワーキングメモリの不足

ワーキングメモリとは、短期的に情報を保持・処理する力。ADHDの人はこの力が弱く、「複数のことを同時に考える」のが苦手な傾向があります。

  • いくつもの用事を抱えると混乱してしまう
  • 一つをやっているうちに他のことを忘れてしまう

2. 順序立て・優先順位付けが苦手

  • 「どこから手を付ければいいのかわからない」
  • 「全部やらなきゃ」という思いが頭を混乱させる

この状態では、今やるべきことに集中するのが難しくなります。

3. 不安やトラブルが多く、頭を占領してしまう

仕事や人間関係の悩み、不安などが頭の中を占領し、考える余力を奪います。
特にADHDやASDの方は、こうした感情に影響されやすい傾向があります。

思考整理ができないことで起きる問題とその対策

思考整理ができないことで起きる問題とその対策

① 複数の話を理解・整理できない

よくある困りごと

  • 話題がコロコロ変わるとついていけない
  • 会議で複数人が話すと混乱する

対策

  • 指示は1つずつ、1人から受ける
  • 指示者を1人に決めることで混乱を防ぐ
  • 可能ならテキスト(チャット・メール)での指示に切り替える
  • 会議は録音したり、議事録をあとで読んだりするなどの復習環境を整える

② 予定やタスクを忘れる

よくある困りごと

  • アポや仕事をすっぽかしてしまう
  • やるべきことを忘れてしまう

対策

  • ToDoアプリスケジュールアプリを活用
  • アラート機能リマインダー付きのものがおすすめ
  • 上司とタスクを共有できるアプリ(例:Microsoft ToDo)を使うと便利

③ 注意が逸れて集中できない

よくある困りごと

  • 話の最中に別のことを考えてしまう
  • 雑音で集中が切れる

対策

  • 会話時は結論を端的に伝える習慣を意識する
     例:「~です。理由は~だからです。」
  • 耳栓パーティションで聴覚・視覚を遮断する
  • 不安・悩みは溜め込まず相談できる人を持つ

最後に:思考をシンプルに、環境を整えることがカギ

発達障害の方にとって、「頭の中をごちゃごちゃにしない工夫」が日々の生活や仕事の安定に大きく影響します。

💡ポイントは…

  • タスクや情報を外に出す(記録する)
  • 余計な刺激や不安を減らす環境づくり
  • 一人で抱え込まず、周囲に協力を求めること

まとめ

「頭の中をシンプルに保ち、集中できる環境を作ろう」

そのために

  • ToDoアプリなどのツールを使う
  • 環境調整(ノイズカット・情報制限)をする
  • 人に相談して不安を外に出す

ぜひ、ご自身に合った工夫を取り入れて、少しでも「ごちゃごちゃ」が減る日々を目指していきましょう。