【障害者雇用】発達障害の人向け就活イベントやったら大盛況でした【ADHD・ASD・アスペルガー症候群】

障害のある方の就職・転職をサポートするためのイベントが近年多く開催されるようになっています。
今回はその中でも、就労移行支援事業所「こねくと」が主催する就職・転職フェア「こねくとジュース」の様子について、現場からのレポートという形でご紹介いたします。

このイベントは、障害者雇用に力を入れている企業と、就職を希望する障害のある方とをつなぐ場として設けられています。
一般的な就職フェアとは一味違い、障害のある方が安心して参加し、自分に合った働き方や職場を見つけられるよう、多くの配慮と工夫が施されています。

「こねくとジュース」に出展する企業の特徴

「こねくとジュース」に出展する企業の特徴

このイベントには、「こねくと」の利用者さんが実際に就職し、長く勤務を続けている企業が多数出展しています。これは、単に採用に熱心なだけではなく、障害のある方の働きやすさや、長期的な雇用継続に本気で取り組んでいる企業ばかりであるという証です。

企業ブースには多くの求職者の方が訪れ、担当者と直接話をしながら、自分に合った職場を見極める真剣な表情が見られました。ブースごとに企業の特徴や業務内容を詳しく聞けるため、ただの情報収集ではなく、実際のマッチングにつながります。

こねくとの個別カウンセリングブースも設置

イベント会場内には、就労移行支援事業所「こねくと」の個別カウンセリングブースも設けられており、就職に関する不安や疑問を抱える方が、専門スタッフに直接相談することができます。
履歴書の書き方、面接時の伝え方、自分の障害特性をどう説明すればよいかといった、具体的で実践的なアドバイスを受けられるため、多くの方にとって心強い存在となっています。

個別面談ブースとプレゼンテーションエリアの魅力

個別面談ブースとプレゼンテーションエリアの魅力

通常の企業説明会では、企業からの話を一方的に聞くだけで終わってしまうことが多く、コミュニケーションが不十分なまま終わってしまうケースもあります。
そこで「こねくとジュース」では、企業と個別にやり取りができる面談ブースも用意され、より深い話ができるよう配慮されています。

また、プレゼンテーションエリアでは、出展企業の中から数社が、自社の障害者雇用の取り組みや、仕事内容などを詳しく紹介する講演会も開催されます。
これにより、企業の姿勢や価値観を直接感じ取ることができる貴重な機会となっています。

障害者向けイベントならではのきめ細やかな配慮

「こねくとジュース」は、障害のある方が参加しやすいよう、さまざまな配慮がなされています。
たとえば、車いすの方でも移動しやすいよう動線が確保されていたり、会場案内のスタッフが常駐していたりと、誰にとってもストレスなく参加できる環境づくりがされています。

さらに、暑い時期の開催ということで、参加者の体調管理を考慮し、会場内ではミックスジュースの配布も行われており、水分補給の面でもしっかりとしたサポート体制が整っていました。

エントリーシートで自分を伝える工夫

エントリーシートで自分を伝える工夫

このイベントでは、事前に履歴書を持参する必要はありません。
代わりに、会場内で記入できる「エントリーシート」が用意されています。
これは簡易的な履歴書のようなもので、名前や住所、障害名、手帳の種類、支援者の有無、障害特性、必要な配慮などを記載することができます。

企業とマッチングする上で、自分の障害特性と必要な配慮を正しく伝えることは非常に重要です。
そのため、記入に不安のある方には、支援員がサポートに入る体制も整っています。
短時間でも安心して自分の情報をまとめられる仕組みになっているのが、このイベントの大きな強みです。

株式会社UNTOLDの取り組みも紹介

今回のイベントには、障害者雇用の新しい形を提案している企業「株式会社UNTOLD」も出展していました。同社は、障害者雇用に課題を感じている企業に対し、トータルで支援を提供している会社です。

UNTOLDでは、企業が本社での障害者雇用にハードルを感じている現状をふまえ、別のオフィススペースを提供し、そこで障害者雇用の経験を積むことができるようサポートしています。
採用から業務の切り出し、職場環境の整備に至るまで一貫した支援を行うことで、企業が最終的に自社内で障害のある方を雇用できるようになることを目指しています。

このような新しい支援の形があることを、求職者や企業の双方に知ってもらう場としても「こねくとジュース」は非常に価値のあるイベントだと言えるでしょう。

安定就労の第一歩としてのイベント活用

安定就労の第一歩としてのイベント活用

最終的に、障害のある方が安定して働き続けるには、自分に合った企業を見つけることが何より大切です。そのためにも、こうしたイベントを通じて複数の企業の話を一度に聞ける機会は非常に貴重です。

「こねくとジュース」に出展している企業は、障害者雇用を単なる義務ではなく、パートナーシップとして捉え、長く働いてもらうことを大切にしています。
自立した生活が送れるような安定した雇用を提供し、「自分らしく働きたい」という気持ちを尊重してくれる企業との出会いが、ここにはあります。

遠方から来られている参加者の姿も多く見られ、このイベントの重要性と信頼感の高さがうかがえました。就職や転職に悩みを抱えている方には、ぜひ一度参加してみていただきたいイベントです。