【ADHD】仕事に集中し続けるなんて無理なんですけど!!!【大人の発達障害】

ADHDとは?

ADHDとは?

ADHD(注意欠如・多動症)は、発達障害の一種であり、生まれつき脳の機能の一部に偏りがあることで、日常生活や仕事において困難を感じやすくなる障害です。主に「不注意」と「衝動性多動性」の2つの特性に分類され、それぞれが日常生活や職場環境にさまざまな影響を及ぼします。

不注意の特徴には、集中力の持続が難しい忘れっぽいケアレスミスが多いといった傾向があり、一方で衝動性・多動性の特徴には、思いつきで行動してしまう感情のコントロールが難しいじっとしていることが苦手といった傾向があります。

ADHDの特性が仕事に与える影響

ADHDの特性が仕事に与える影響

不注意の影響

会議に集中できない

ADHDの方は、まとまった時間、人の話を集中して聞くことが苦手です。そのため、会議に出席していても内容が頭に入らず、重要な決定事項を見落とし、行動に移せないこともあります。

スケジュール管理が苦手

予定の書き込みやタスクの整理が苦手で、約束を忘れてしまう、締切直前に作業を始めて間に合わない、ということがよく起こります。

忘れ物・なくし物が多い

大事な資料を家に忘れたり、職場で私物を紛失したりといったトラブルが起きがちです。仕事上の忘れ物が取引先に迷惑をかけることも少なくありません。

ケアレスミスが多い

提出資料に誤字脱字が多かったり、検品作業でミスが頻発したりと、細かい確認が苦手なことで、業務の信頼性に影響が出ることもあります。

衝動性・多動性の影響

じっとしていられない

長時間同じ姿勢で作業することにストレスを感じる人もおり、落ち着きがない印象を持たれやすい場合があります。

思いつきで行動してしまう

新しいアイデアが次々に浮かぶ一方で、上司の確認を取らず行動に移してしまい、かえってトラブルになることもあります。

マルチタスクが苦手

複数の作業を同時に進めることや、仕事に優先順位をつけて進めることが苦手で、タスクが頭の中で混線してパニックになることがあります。

発言で人間関係に支障をきたす

思ったことをすぐに口に出してしまい、感情的な発言や失礼な言葉遣いで周囲との関係が悪化してしまうこともあります。

ADHDの特性に合わせた仕事の工夫

ADHDの特性に合わせた仕事の工夫

不注意への対策

気が散らない環境づくり

スマホの通知をオフにする、耳栓をする、デスクにパーテーションを設置するなど、物理的に集中しやすい環境を整えることが大切です。

チェックリストや消し込み表の活用

作業ごとにチェックポイントを設け、自分がどこまでできているかを視覚的に確認できる「チェックリスト」や「消し込み表」を活用することで、ミスを大幅に減らせます。

タスク・スケジュール管理の徹底

専用のアプリを活用してタスクやスケジュールを可視化・共有し、上司や同僚と連携しながら管理することで、業務の抜け漏れを防ぎやすくなります。

衝動性・多動性への対策

行動前に確認を取る習慣をつける

思いついたことをすぐに実行に移すのではなく、まずは上司やチームに相談し、確認を取ることで無用なトラブルを避けられます。

仕事を小分けにして受け取る

複数の仕事を同時に抱えるのではなく、一つずつ指示を受けることで混乱を避け、マルチタスクの負担を減らすことが可能です。

一呼吸置いて発言する

感情的・衝動的な発言を避けるために、発言の前に深呼吸をする、「これは今言うべきことか?」と自問する習慣を持つことが有効です。

ADHDの人が適職に就くには?

ADHDの人が適職に就くには?

「好き」や「興味」がカギ

ADHDの人は、興味のあることには過集中になるほどの集中力を発揮できます。逆に興味が持てないことには極端に集中できないため、自分が「好き」だと感じられる仕事を選ぶことが非常に重要です。

自分の特性を知ること

ADHDにもさまざまな特性があります。自分には「不注意」の傾向が強いのか、それとも「衝動性・多動性」が強いのかを理解することで、自分に向いている仕事、向いていない仕事を選別しやすくなります。

苦手なことを避けるだけでも、仕事のトラブルやストレスを大きく減らすことができます。無理に「好きな仕事を見つけよう」と頑張る必要はありません少なくとも苦手な仕事は避ける」ことを意識するだけでも、働きやすさは大きく変わります。

自己理解の第一歩として

自己理解の第一歩として

自分の特性を客観的に把握することが、適職を見つける第一歩です。そのために、精神科や心療内科を受診して診断を受けたり、就労移行支援事業所に通って自分の特徴を分析したりといった方法があります。

自己理解が進めば、自分に合った働き方が分かり、無理をしすぎず、トラブルを最小限に抑えて仕事を続けることが可能になります。支援機関なども積極的に活用しながら、「自分に合った働き方」を探していくことが大切です。