心の病気を乗り越える7つの性格【レジリエンス】【うつ病になりにくい人】

同じコロナウイルスに感染しても、風邪程度で済む人もいれば、重症化して亡くなる人もいます。
こうした個人差が生じるのは、人間の体に備わっている免疫という病気に対する抵抗力が、それぞれ異なるためです。
心の病においても同様で、同じストレスを受けても平気な人がいる一方で、心の病気になる人もいます。

ストレスに対する心の抵抗力

ストレスに対する心の抵抗力

たとえば、災害を経験した人のうち、約2割がPTSDという病気にかかりますが、残りの8割はそうなりません。
これは、心にも体の免疫と似たようなものがあり、その違いが心の健康に影響を与えているのです。
このように、ストレスに対する心の抵抗力を「レジリエンス」と呼びます。
レジリエンスとは、物理学の用語で「跳ね返す力」を意味しており、心の免疫に相当するもので、心の強さとも言えるでしょう。
たとえ心の病気を抱えている人でも、レジリエンスを高めることで病気を克服する助けとなります。
また、レジリエンスは病気からの回復にも大きく関わっています。

それでは、具体的にレジリエンスとはどのようなものなのでしょうか。
脳の機能など多方面で研究が進んでいますが、心理学の分野では、レジリエンスに関連する性格の特徴がいくつか知られています。
ここでは、レジリエンスが強い性格の特徴を7つ紹介します。

レジリエンスが強い性格の特徴7つ

レジリエンスが強い性格の特徴7つ

1.楽観的である

「なんとかなるさ」と前向きに考える人は、レジリエンスが強い傾向があります。
コロナウイルスの影響で世界が大変な状況にあっても、「マスクをしていれば大丈夫」「ウイルスはいずれなくなる」とポジティブに考える人は、レジリエンスが強いと言えるでしょう。
反対に、悲観的になってしまうと、ストレスに押しつぶされやすくなります。
楽観的な人は、「病気はいつか治る」「薬を飲んでいれば大丈夫」と、あまり気にしすぎずに過ごすことができ、結果として回復が早まることがあります。

2.一喜一憂しない

物事に一喜一憂しやすい人は、感情に振り回されてしまい、心が安定しません
日々の変化に過度に反応してしまうと、レジリエンスが弱くなりがちです。
逆に、冷静に物事を受け止め、長期的な視点で見て対応できる人は、レジリエンスが強いと言えます。
病気の回復はゆっくり進むもので、時には良くなったり悪くなったりを繰り返すことがあります。
そんな時に、一つ一つの変化に心を揺さぶられないことが大切です。

3.すぐに諦められる

レジリエンスが強い人は、終わったことやどうにもならないことに執着しません
病気によって夢や目標を失ったとしても、早めに諦めて新しい目標を立てることが、回復への助けとなります。
過去にこだわりすぎず、未来に向かって前進しようとする姿勢が、病気を克服する力になります。

4.良い面を見つけられる

物事の悪い側面に目を向けるよりも、良い面を見つけられる人は、レジリエンスが強いと言えます。
たとえば、職場で嫌なことがあっても、その中に小さな良いことを見つけられると、ストレスを軽減することができます。病気の中でも、何か良いことがあるかもしれません。
「病気になって仕事を失ったけれども、家族との時間が増えた」など、前向きに捉えることで、回復が早くなることがあります。

5.他者のために生きる

自分のためだけでなく、家族や友人、社会のために生きるという意識を持つことで、力が湧いてきます。これがレジリエンスを強化します。
病気になると、自分のことで手一杯になりがちですが、周りの人のために何かをすることが、心の病を予防する助けにもなります。

6.ユーモアを持っている

辛い状況でも笑いに変えられる人は、レジリエンスが強いと言えます
失敗や不運を深刻に受け止めすぎず、笑い飛ばすことで、ストレスを和らげることができます。
お笑い番組を見るなどして、ユーモアのセンスを磨くこともレジリエンスを強化する一つの方法です。
しかし、辛い時は「辛いのに何くだらないことを言っているんだ」と思ってしまいます。
調子の悪い時は逆効果になってしまうため無理に見ないようにしましょう。

7.理解者がいる

レジリエンスは、他者からのサポートを受けることで強化されます。
一人でストレスに立ち向かうのではなく、家族や友人、仲間と一緒に支え合うことで、困難を乗り越える力が高まります。
誰かが理解してくれるという安心感は、心の免疫力とも言えるレジリエンスを強くしてくれます。

まとめ

以上が、レジリエンスを強める性格の特徴です。
これらは、一度にすべてを身につける必要はなく、少しずつ取り組むことで心の強さを高めていけます。
無理せずに、自分のペースで試してみましょう。
また、カウンセラーなどの専門家の助けを借りるのも良い方法です。