
「ちょっとしたことでイライラしてしまう」
「昨日は元気だったのに、今日は無気力…」
日常生活の中で気分が上下することは誰にでもありますが、それが短期間で大きく変動し、生活や対人関係に支障をきたすようなら注意が必要です。
気分の浮き沈みが激しい背景には、脳や心の病気が隠れていることもあります。今回は、その中でも特に多くの人が悩む代表的な5つの精神疾患を紹介し、それぞれの特徴と対策について解説します。
「気分の浮き沈みが激しい」とは、短期間のうちに感情の状態が大きく変わることを指します。
例えば:
こうした変化は、ストレスや体調の変化で一時的に起きることもありますが、頻繁に繰り返す場合は、精神疾患の可能性もあります。
気分が大きく揺れる要因には、以下のようなものがあります:
日常の疲れなどで一時的に感情が不安定になることは誰にでもありますが、原因がはっきりせず長く続く場合は、精神疾患の可能性も考えられます。
感情の波が大きくなると、日常生活にも以下のような影響を与えることがあります。
これらの状態が続くと、人間関係のトラブルや社会生活の困難にもつながるため、早めの対処が大切です。
ここでは、気分の変動が特に目立つ5つの精神疾患について紹介します。
特徴:
うつ状態(気分が落ち込む)と躁状態(気分が高ぶる)を周期的に繰り返す病気です。
気分の変動のしかた:
一般には数週間〜数か月で交互に状態が変化しますが、短期間で変わる「ラピッドサイクラー」や、躁とうつが混在する「混合状態」もあります。
対策・治療:
特徴:
集中力の低下、多動、衝動性が特徴の発達障害です。感情の調節が苦手で、気分の波が激しく見えることもあります。
気分の変動のしかた:
対策・治療:
特徴:
感情の調整が非常に難しく、対人関係に強く影響を受けやすいパーソナリティ障害です。
気分の変動のしかた:
対策・治療:
特徴:
月経前に心身の不調が起こるPMS。その中でも精神症状が重く現れるタイプがPMDDです。
気分の変動のしかた:
対策・治療:
特徴:
うつ病の中でも「良い出来事に反応して一時的に気分が上がる」という変動の大きさが目立つタイプです。
気分の変動のしかた:
対策・治療:
どの病気であっても、以下のような対策は共通して役立ちます。
● ストレスや疲労をためない
→ 自分なりのリラックス方法を見つけておく
● 生活リズムを整える
→ 睡眠、食事、運動のバランスを大切に
● 気分の「逆」をしてみる
→ 落ち込んだ時こそ少し外に出る、無気力な時にあえて体を動かすなど
● 専門機関を受診する
→ 気分の変動が続いたり生活に支障が出ている場合は、早めに受診を

気分の浮き沈みが激しいと感じるとき、その背景には脳や心の働きの乱れが関係している可能性があります。代表的な疾患としては:
があります。
気分の波は、対人関係や自己評価に大きく影響を与えるため、放置せず早めに対応することが大切です。
まずは「もしかして…?」と気づくことから。
一人で悩まず、医療機関や支援者の力を借りて、感情の波と上手につき合っていきましょう。