「話を聞いていないって言われることが多い」「なんだか人との会話についていけない」「集中しすぎて時間があっという間に過ぎてしまう」
──そんな経験はありませんか?
もしかしたら、それは単なる性格や疲れのせいではなく、大人のADHD(注意欠如・多動症)の特性が関係しているかもしれません。
ここでは、大人のADHDにありがちな行動パターンをクイズ形式で3つご紹介します。
チェックしながら、自分や身近な人の傾向に当てはまるものがあるか確認してみましょう。

A. 単に聞き逃しただけ
B. 周りの雑音が気になって集中できなかった
C. 話の途中で別のことが頭に浮かんでしまった
▶️ 正解:C. 話の途中で別のことが頭に浮かんでしまった
📝 解説:
ADHDの人は、聴覚情報の処理が苦手なことがあり、会話の最中に別の考えや刺激が入り込むと、話の続きを聞き逃してしまうことがあります。
それにより、内容が曖昧になり、結果として何度も聞き返すことに。
周囲からは「ちゃんと聞いていない」と思われがちですが、本人にとっては意図的なことではありません。特に複数の指示を一度に言われると処理が追いつかず、混乱してしまうことがあります。

A. みんなの話についていけず、頭が混乱して黙ってしまう
B. 会話の流れに乗るのが楽しい
C. 自分が話すタイミングを考えるのが好き
▶️ 正解:A. みんなの話についていけず、頭が混乱して黙ってしまう
📝 解説:
ADHDの人にとって、複数人での会話は「マルチタスク」になりやすく、非常に難しい場面になります。
誰が話しているのか、どんな内容なのか、自分は何を話すべきか
――それらを同時に処理するのは、頭の中がフル稼働してパンクしてしまうほど。
結果として、会話についていけずに黙ってしまう、あるいは話題が見えずに的外れな発言をしてしまうこともあります。これはコミュニケーション能力の問題ではなく、脳の処理特性によるものです。

A. ほとんどない
B. 時々あるけど疲れたらやめる
C. ある。途中で声をかけられても気づかないことも
▶️ 正解:C. ある。途中で声をかけられても気づかないことも
📝 解説:
ADHDには「過集中(ハイパーフォーカス)」と呼ばれる状態が見られることがあります。
これは、興味や関心のある作業に対して極端な集中力を発揮し、周囲の音や声、時間の経過にすら気づかない状態になるものです。
周囲からは「集中できていてすごい」と思われがちですが、実際はバランスを取るのが難しく、生活リズムが乱れたり、人間関係で誤解を招くこともあります。
ADHDは「能力がない」のではなく、「情報の処理の仕方が少し違うだけ」。
大切なのは、自分の特性を責めるのではなく、その特性とうまく付き合っていく方法を見つけることです。
誰にでも「苦手なこと」「得意なこと」はあります。
ADHDの特性を知ることは、その人らしく生きるための大切な一歩です。