今回のテーマは、発達障害と共に現れやすい統合失調症についてです。統合失調症は一般集団でも珍しくない疾患であり、特に発達障害を持つ人々に多く見られます。ここでは、統合失調症の基本症状から治療法までを分かりやすく説明します。
統合失調症は一般集団でも珍しくなく、発達障害との合併率が高いとされています。知的障害の場合、言語での表現が難しいため、発達を考慮した判断が求められます。統合失調症は、妄想や幻覚、思考障害などの多彩な症状を示す精神疾患で、2002年までは精神分裂病と呼ばれていました。発病率は全人口の約1%で、珍しい病気ではありません。

基本的症状は陽性症状と陰性症状に分類され、様々な症状を引き起こします。
発達障害に合併する統合失調症の診断は、基本的に言語による症状記述に基づきますが、統合失調症であるとするには中等度の精神遅滞以上の能力が必要とされることが多いです。

統合失調症は青年期に発症し、独自の症状と進行性の経過をたどります。一方、発達障害は発達の形成期からの乱れや遅れがあり、二次的に形成される問題も大きいです。発達障害の診断は幼児期の発達を詳細に追うことによってのみ可能です。
統合失調症の生涯有病率は1~1.5%であり、発達障害に統合失調症が合併する頻度は一般人口における合併率を大きく上回ります。統合失調症患者の平均寿命は短く、自殺率が高いことが関係しています。
病因は解明されていませんが、脳内の化学物質のバランスが崩れていることが一因とされています。治療の中心は薬物療法であり、非定型抗精神病薬が用いられます。統合失調症患者の約25%が回復し、約25%が軽度の症状を持ちながら普通の生活をしています。
以上が発達障害に伴いやすい統合失調症についての基礎知識です。