悩みをかかえるASD 報連相が苦手で信頼関係崩壊?原因7選

ASDの方の中には報連相が苦手な方が多く、その主な原因は想像力に関係していることが多いようです。ただし、想像力の欠如は一様ではなく、人によって異なる形で現れます。報連相ができないことは、職場の信頼を損なう重大なミスにつながる可能性があるため、今回はASDの方が報連相を苦手とする理由について7つの原因を解説します。

ASDの方の中には報連相が苦手な方が多く

まず1つ目の原因は「重要性がわからない」ことです。ASDの方の中には、物事の優先順位を把握することが苦手な方がいます。日々の業務では状況が変化し、自分の進捗状況が順調に進むこともあれば、そうでないこともあります。優先順位が分からないと、何を報告すべきか、どれが重要か判断できなくなることがあります。その結果、上司が知っておくべきことも「それほど重要ではない」と認識されてしまう場合があるのです。

2つ目は「見通しが立たず、報連相を忘れてしまう」ことです。ASDの方の中には、スケジュールを立てたり、段取りを組むのが苦手な方がいます。仕事の進め方がうまくいかないと、想定していたよりも多くの時間がかかり、結果的に期日ギリギリまで報告ができずに焦ってしまうことがあります。

3つ目は「誰に何を伝えるべきかがわからない」ことです。想像力の弱さにより、誰に何を報告すべきかの判断ができず、結果として重要な情報を他の関係者に伝えそびれることがあります。

4つ目は「相談すると怒られると想像している」ことです。過去の失敗経験から、自己肯定感が低下し、相談すること自体が相手に迷惑をかけるのではないかと感じてしまう方もいます。そのため、相談を避ける傾向があります。

4つ目は「相談すると怒られると想像している」ことです。

5つ目は「何に困っているのか整理できない」ことです。セントラルコヒーレンスという、情報を整理して全体の文脈に合わせる力が弱いと、要点をまとめることが難しくなり、相手に何を伝えたいのかが不明瞭になってしまうことがあります。

6つ目は「相談するタイミングがわからない」ことです。ASDの方は非言語的な情報を読み取るのが苦手なため、上司が忙しいかどうかを判断できず、結果として適切なタイミングを逃してしまうことがあります。

7つ目は「そもそも相談の仕方がわからない」ことです。社会的な状況に応じた振る舞いが難しいため、報連相の重要性やその方法を理解していない場合があります。

これらの問題を踏まえ、改善策として、進捗報告の日時を決めることや、報連相が必要かどうかを確認する時間を設けること、5W1HPREP法で事前に情報を整理して伝えることが効果的です。