活躍している有名人9選|ADHD|ASD|LD

今回は「発達障害があっても活躍している有名人9選」をテーマにお伝えします。

発達障害の診断を受け、自信を失ってしまう方もいるかもしれません。多くの人が、障害があると「自分は人より劣っている」と感じるかもしれませんが、実はその特性が活かされて成功している人もいます。
今回は、発達障害があっても活躍している人たちを紹介し、特性を活かして自分の得意を伸ばすためのヒントになれば嬉しいです。
記事の後半では、発達障害のポジティブな側面についても触れますので、ぜひ最後までご覧ください。

発達障害があっても活躍している有名人

  1. 米津玄師さん
    代表曲「Lemon」で知られる米津玄師さんは、20歳の時に高機能自閉症(現在の自閉症スペクトラム)の診断を公表しています。
    幼少期は、個性的な名前が原因でいじめを受けるなど、居心地の悪さを感じていたと語っています。中学生時代の同級生からは「コミュニケーションが苦手で、こだわりが強かった」とも言われています。
    米津さん自身は、音楽誌のインタビューで「ずっと普通の人になりたかった」と述べており、うつ病も経験していたことを公式サイトで公表しています。
    音楽活動は、ニコニコ動画に音源を投稿したことがきっかけです。
  1. 深瀬慧さん
    人気バンド「SEKAI NO OWARI」のボーカル、深瀬慧さんは、ADHD(注意欠陥多動性障害)であることを公表しています。
    これは2012年の「ROCKIN’ON JAPAN」8月号のインタビューで明かされました。
    彼は過去にパニック障害の診断も受け、精神科病院に入院した経験があります
    入院先で「ここは世界の終わりだ」と感じ、そこから「終わりから始めよう」という気持ちでバンド結成に至ったと言われています。
  1. 勝間和代さん
    評論家や経済評論家として活躍する勝間和代さんも、ADHDであることを公表しています。
    診断時期は不明ですが、医師からは軽度と診断され、特に薬は服用していないとのことです。
    彼女は自身のブログで「発達障害は障害というより、脳のホルモンバランスによる性格の傾向だと考えており、大げさに考えず、周囲の協力を得るのが良い」と語っています。
    また、服薬については医師の指示があれば受けるべきだと述べています。
  1. 栗原類さん
    モデルや俳優として活躍する栗原類さんは、8歳の時に発達障害の診断を受けたことを公表しています。
    具体的な診断名は明らかにされていませんが、幼少期にはユーモアが理解できなかったり、短期記憶が苦手でちょっとした頼まれ事を忘れてしまうことがあったと話しています。
    文字の習得にも苦労し、衝動的に行動してしまうなど、ADHDやASD、SLDの特性が複合している可能性が高いと考えられています。
  1. ウィル・スミスさん
    俳優として世界的に知られているウィル・スミスさんは、大人になってから発達障害の診断を受けたことを公表しています。
    子供の頃は「落ち着きがない」という理由で問題児扱いされ、苦労してきたようです。
    また、俳優業をする中で、台本を覚えるのが苦手だと話しており、これらのエピソードから、ADHDやSLD(限局性学習障害)の特性を持っている可能性が高いと考えられます。
  1. トム・クルーズさん
    俳優・プロデューサーとして活躍するトム・クルーズさんは、幼少期から学習障害に悩まされていたと公表しています。
    7歳の時に学習障害の診断を受けた彼は、文章を最後まで読んでも内容が頭に入ってこないと述べています。
    俳優として台本を覚える際には、文字を読むのではなく、テープに録音して繰り返し聞くことでセリフを覚えるようにしているそうです。
  1. イーロン・マスクさん
    電気自動車メーカー「テスラ」の創業者として有名なイーロン・マスクさんは、アメリカのコメディ番組の中で自分がアスペルガー症候群(現在の自閉症スペクトラム障害)であることを公表しました。彼はユニークな発言や行動が注目されることも多く、2018年には「テスラ社が破綻した」と冗談のツイートをしたことで株価が大きく動いたことがありますが、自分の行動は「脳の働きによるものだ」と語っています
  1. シモーネ・バイルズさん
    アメリカの女子体操選手、シモーネ・バイルズさんは、2016年のリオデジャネイロオリンピックで4つの金メダルを獲得しています。しかし、オリンピック中にドーピング疑惑が浮上し、バイルズさんはADHDの診断を受けていること、そのために服薬している事実を公表しました。
    この公表は、ADHDに対する理解を広げるきっかけともなりました
  1. 古谷杏樹さん
    古谷杏樹さんは、東京2020パラリンピックの陸上女子1500mに出場し、4位に入賞しました。
    彼女は知的障害と発達障害を持っており、複雑な運動が苦手だと話していますが、16歳の時に学校のマラソン大会で表彰されたことがきっかけで陸上競技を始めました。
    自己新記録を出すことがやりがいだと語り、競技に取り組む姿勢に自信と喜びを感じています

ここまで、発達障害の診断を受けながらも活躍している有名人を紹介してきました。
彼らの成功は、発達障害を持っていても自分の特性を活かすことで、さまざまな分野で輝くことができることを示しています。

そしてここからは、発達障害の特性があることで活躍できる理由について解説していきます。

1. こだわりがあること

発達障害の中でも、ASD(自閉症スペクトラム)の診断がついている方は、強いこだわりを持つことがよくあります。
このこだわりは、芸能やスポーツなどの分野では大きな強みとして発揮されることがあります。作品や技術に対して完璧を追求し、良い結果にこだわることで、自分のスキルを磨き、さらに高めていけるのです。
こうしたこだわりの強さが、専門分野での成功に繋がっていると言えるでしょう。

2. 過度に集中できること

発達障害の中でも特にADHD(注意欠如多動性障害)の診断がある方は、集中力に関して課題がある一方で、過集中と呼ばれる状態になることもあります。
過集中とは、一度取り組み始めたことに極端に集中してしまい、他のことが目に入らなくなる現象です。
この状態は、日常生活では時に問題を引き起こすこともありますが、芸能やスポーツなどの技術を磨く分野では、この集中力が驚異的な成果を生むことがあります。
過集中の状態に入ると、練習や準備に没頭し、技術や知識を高めることができるため、結果的に大きな成果を上げることができるのです。

3. 完璧主義

発達障害を持つ方の中には、物事に対して完璧主義を追求する傾向があります。これは、「白か黒か」「0か100か」という極端な思考パターンの一種で、細部にまでこだわり、完璧な結果を求める姿勢です。
芸能やスポーツなどで活躍している方たちは、この完璧主義の思考が、自分を限界まで追い込み、より高い成果を出す原動力となっているのかもしれません
目指すべきゴールを厳しく設定し、それに向けて努力し続けることが、成功に繋がっていると考えられます。

いかがだったでしょうか。
今回は、発達障害がありながらも活躍している有名人9名を紹介しました。
また、発達障害の特性が良い結果に繋がる理由についても解説しました。
発達障害は時に困難を伴いますが、自分の特性を活かすことで、さまざまな分野で輝くことができると示しています。

今後の記事では、今回触れた「完璧主義」などの発達障害の特性や、陥りやすい思考パターンについても取り上げる予定ですので、興味のある方はぜひまたご覧ください。