発達障害ADHD、ASD指示や会話を理解できない原因と対策3選

指示をされても何をすればいいのかわからない、忘れてしまってミスをしてしまう、これって発達障害かなって悩んでいたりしませんか?

また、職場のADHDの同僚に対して手順ややり方を指導しているのに間違えたり期日を過ぎたりする、何か対策はないかなと考えている方もいるかもしれません。

発達障害という言葉はメジャーになりつつありますがその特性は職場の人はもちろん家族や本人でさえ理解できていないことが多いです。実は発達障害の特性から生じる、話を理解することの難しさというのがあり、そのことからミスをしてしまったり人間関係にも影響がでるという人が多いです。

そこれ今回はADHDの人が話を理解できない理由と対策というテーマでお話しします。

まず初めにADHD注意欠如多動性障害の主な特性についてお伝えしていきます。ADHDの主な特性とは不注意衝動性可動性の3つです。ただし、これら3つの特性すべてが強く出るのではなく一人ひとりによって特性の出方が違い、強く出る特性を優勢型といいます。

不注意優勢型の場合だと誤字脱字や記入場所を間違えるなどのうっかりミスをしてしまう。家のカギをなくしてしまったりカギのかけ忘れをしてしまうなど忘れ物や紛失をしてしまう、何かにとりかかってもなかなか集中できなかったり、周りの音や目に入るものが気になってしまうといった困りごとがあったりします。

多動衝動性優勢の場合だとじっとしていることが苦手でソワソワしていたり歩きまわったりしてしまうなど落ち着きがない、思いついたことが口にでてしまったりたいしてほしくなかったものでもその場の判断で衝動買いしてしまい後々になっていらなかったと思ってしまうといった困りごとがあったりします。

以上の3つの特性と2つの優勢型があります。

しかし、これらはあくまでも主な特性であり細かく分けていくと様々な苦手さに分かれていきます。また、多くの場合は診断がADHDだけであったとしても一部のASDの特性や一部のSLDの特性を併せ持つ場合がとても多いように思います。そこで、診断名がADHDだからADHDの特性だけを知るのではなくASDやSLDといった発達障害全体の特性をまずは理解することが大切です。

次にASD自閉症スペクトラムとSLD婉曲性学習障害の主な特性についてお話しします。

発達障害というとアスペルガー症候群や自閉症という呼び方のほうがなじみがあるかもしれません。

しかし、現在は診断名はASD自閉症スペクトラムに統一されています。ASDの特性は3つあります。1つ目は社会性の障害。これは視線を合わせることが苦手だったり、相手の表情や身振りなどの非言語情報が読み取れないといったことがあります。2つ目は想像力の障害。見えないものを思い浮かべることに苦手さがあります。また興味関心が偏ったり何かに強いこだわりを持つこともこの想像力の障害からきています。3つ目はコミュニケーションの障害。言語非言語のコミュニケーションに偏りがある障害です。言葉遣いがすべて敬語だったり会話をしているのに文章を読んでいるかのような口調になったりします。

また、これとは別に感覚の過敏鈍麻というものがあります。感覚過敏というのは聴覚、視覚、味覚、触覚、嗅覚のいずれかが刺激を強く感じることを言います。例えば、聴覚が過敏だと特定の音が苦手でその音を聴くのが辛い場合があります。一方で鈍麻とは五感のうちの反応が鈍いことです。例えば、感覚の鈍麻があると自分が好きなことや楽しいことをしていたとしてもそれによって受ける刺激が少なく感じます。その影響もあり好きなことは何と聞かれてもあまりないと答えることも少なくないです。

次にSLD婉曲性学習障害についてです。SLDの特性は主に読む書く計算するなど特定の学習が難しい障害です。文字がゆがんでみえたり、逆さ文字にみえたり分数を理解することが難しかったりします。以上が発達障害のASD、SLDの主な特性でした。これに加えて覚えておきたいことは特性ではなく単純に技術的にできないということや成長過程で身についた個性の可能性もあるということです。なので、どうすればできるようになるかをすればより良い未来になるかという工夫や対策をたてて改善していくことや自分自身を成長させていく姿勢が大切です。

ここからADHDの人が話を理解できない理由と対策について話をしていきます。これまでに当事者の方たちから聞いてきた体験談からよく見られる3つの理由と当事者、関係者の方ができる対処方法について紹介していきます。

これまでに当事者の方たちから聞いてきた体験談からよく見られる3つの理由と当事者、関係者の方ができる対処方法について紹介していきます。

1つ目は要点がわからないです。ADHDの人は相手の話を聞いている中で何が重要なポイントなのかわからない場合があります。それはいろいろな情報を取り入れた後にそれらをまとめて全体像をつかむ力というのに苦手さがあったりするからです。この苦手さがある場合には指示を聞いているなかで重要なポイントがわからないのでメモはしているんだけど、相手が言っている内容をすべてメモしているということがあります。さらにそのとったメモを読んでも結局何が重要なのかがわからないため自分がなにをしたらいいんだろうかというのがわからなかったりします。ちなみに重要なポイントがわからない人は伝える時にも特徴があります。それは説明がすごく長くなるということです。話を伝える時にも重要なポイントがわからないので自分が持っている情報をできるだけ伝えようとしてしまいます。それで話が長いとか説明が長いと言われてしまうことがあるんです。

2つ目は情報量が多すぎてわからないです。ADHDの人でもワーキングメモリに苦手さがあると指示の内容が処理しきれずに理解できなくなってしまうことがあります。ワーキングメモリとは情報を一時的に保管しながら別の情報を処理したり判断したりする脳の機能のことです。情報の一時保管については短期記憶とも呼ばれています。これが苦手な場合、方向指示で3つから4つをまとめて指示がだされるとそのうちいくつかが受けてしまうということが起きてしまいます。

3つ目はあいまいな指示がわからないです。ADHDの人のなかには言葉のとおりにうけとめるという特性がある方もいます。この特性がある場合、これそれあれどれといったこそあど言葉で言ってもどれのことかわからないことがあります。またちょっと多めとか適当にとかなるべく早くといった言葉も人によって定義も違ってくるため指示した人が求めているものを再現するのが難しくなってしまいます。こういった場合に自分から説明するというのができるといいんですが想像力が苦手だと質問が思い浮かばないこともあります。

最後に対策についてです。

最後に対策についてです。

1つ目の要点がわからないという点への対処ですが、あなた自身が当事者の場合、素直に質問するというのが大事だと思います。要点の理解についてはあなたが頑張るよりも伝えた人から直接何が重要なのか、メモするポイントはどこなのか聞いたほうが早いと思います。仕事では時間も大切な資源なので効率をあげるためにはこの方法がいいと思います。

次に2つ目の情報量が多すぎて理解できないという場合の解消です。あなた自身にこの特性がある場合、まず落ち着く時間をもらえるといいと思います。ワーキングメモリに苦手さがある場合、話を聞きながらメモをすることも苦手です。そのため話を聞いている途中でメモをとってもいいですかを確認しメモをとる時間をもらえると安心できるかと思います。

次に3つ目のあいまいな表現がわからないという場合の対処です。あなた自身にこの特性がある場合、具体化するために質問をするのが大切です。具体化というと難しく聞こえるかもしれませんがよく言われるのは6W3Hで質問をすることです。6W3Hとは、いつどこで誰が誰に何をなぜどのようにどのくらいいくらでの英語の頭文字です。特に気を付けたいのはいつまでにという期日を確認することです。また、例えばという質問もできるといいと思います。