こんにちは。今回は、「ASDの診断を受ける意味」について、
私なりの視点でお話してみたいと思います。
発達障害、特にASD(自閉スペクトラム症)について調べていると、
こんな疑問を抱く方も多いのではないでしょうか?
「診断を受けたからって、ASDが治るわけじゃないよね?」
「薬もないなら、わざわざ病院行って診断される必要あるのかな?」
はい、その気持ち、すごくよくわかります。ASDは、風邪みたいに薬で治る病気ではありませんし、
「特性」そのものが変わるわけでもありません。
でも、それでもやっぱり診断には意味があるんです。
実際に、私自身や周囲のASD当事者の方々を見ていて、「診断を受けたことで人生が前向きになった」「やっと自分の人生の謎が解けた」という声をたくさん耳にします。
今日は、そんな「診断を受ける意味」について、わかりやすく4つのポイントに分けてお話していきますね。

ASDの診断を受けると、自分の特性や行動の理由がクリアになることが多いです。
たとえば…
こうした“モヤモヤ”に、名前と理由がつく。それだけで、自分を少しだけ許せるようになることって、ありませんか?
それまでは「自分がダメなんだ」「私って人間として欠陥があるのかな」
と思いがちですが、実はそれって“脳の特性”によるものだったりします。
自分のせいじゃないってわかると、ちょっと気持ちが楽になる。診断は、自分を知るためのスタートラインなのです。

ASDの特性は変えられないけど、生活を工夫することはできます。
たとえば…
こういった「生活ハック」は、自分の特性を正しく知っていないと難しいんですよね。
逆に、診断を受けて自分の強みや弱みが見えてくると、「あ、これを使えばラクになるかも」「ここはあえて避けた方がいいな」って判断できるようになります。

実は、ASDの方が本当に困ってしまうのは、「ASDそのもの」よりも、**それに伴って起きる心の問題(うつ、不安、不眠など)**の方だったりします。
これを「二次障害」と呼びます。
特性に気づかず、社会で無理をし続けたり、自分を責め続けていたりすると、
心が限界を迎えてしまうことがあります。これはとてもつらいことです。
でも、診断を受けて早めに自分の状態を知っておけば、
といった対応ができるようになります。
つまり、診断は“自分を守る道具”にもなるのです。
もうひとつ大事なこと。それは、診断があると
使える制度やサポートの選択肢が増えるということです。
例えば…
「制度を使う=甘え」では決してありません。
必要な人が必要なサポートを受ける
ことは、社会の当たり前の仕組みです。
診断によって、その扉を開ける“鍵”を手に入れることができる。これも、見逃せない大きなメリットのひとつです。
ASDの診断を受けても、すぐに生活が劇的に変わるわけではありません。
でも、今まで気づかなかった「自分の特徴」に光が当たることで、見えてくる世界が変わります。
生きづらさの正体がわかるだけでも、前に進む力が湧いてきたりします。
診断は、「このままじゃダメ」って言われるものじゃありません。
むしろ、「あなたはあなたでいいんだよ」と言ってもらえる一歩なのだと思います。
迷っている方がいたら、無理にとは言いませんが、
「知ることで変わる未来もある。」
ということを、そっと心に留めておいてもらえたら嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
またお会いできるのを楽しみにしていますね。