【躁うつ病セルフチェック】外から見える躁状態のサイン6つ〜早めの気づきが回復のカギ〜

外から見える躁状態のサイン6つ

こんにちは。今回は、双極性障害(躁うつ病)のセルフチェックの一環として、
「外から見える躁状態のサイン」についてご紹介していきます。

躁状態は、気分が高まり、活動的になるなどの特徴がありますが、進行してしまうと
日常生活や人間関係に大きな影響を及ぼすことも少なくありません。

特に、本人の自覚が薄い場合も多く、家族や周囲の人が最初に
気づくケースがしばしばあります。

今回は、そういった“周囲から見て気づける兆し”を6つに絞ってお伝えします。
ご自身のチェックにも、また大切な人を見守る視点としても、参考にしていただければ幸いです。

1. テンションが高すぎる(妙にハイな状態)

まず最初のサインは、「テンションが高すぎる」というものです。躁状態の特徴の一つに
「高揚気分」があります。これは、

いわば“気分が異常に明るくなる”状態で、
自分では「調子がいい」と感じているかもしれません。

1. テンションが高すぎる(妙にハイな状態)

しかし、周囲から見ると、明らかに普段と違う
“妙なハイテンション”に映ることがあります。

例えば、場にそぐわない大笑いや、ずっとしゃべっている、落ち着きがないなど。

この状態では、本人は非常にエネルギッシュで、何でもできる気がしてしまいがちです。
しかしその一方で、一緒にいる人はそのテンションに巻き込まれ、疲れきってしまうこともあります。

2. 急に服装が派手になる

2. 急に服装が派手になる

次に、「服装が急に派手になる」という変化も、躁状態の兆候の一つです。
いつもは落ち着いた色合いやシンプルなスタイルを好む人が、

突然原色や奇抜なデザインの服を着るようになったり、
装飾品をジャラジャラと身につけるようになることがあります。

これは、気分の高まりが外見にも現れてくるためと考えられています。
本人は“今の自分が最高”と感じ、服装やメイク、髪型などもどんどん派手になっていくことがあります。

もちろん、おしゃれを楽しむこと自体は悪いことではありません。
しかし、「いつもと違いすぎる」「急に変わった」場合は、躁のサインかもしれません。

3. 昼夜問わず連絡が増える(過活動)

「最近、夜中でも連絡がくるようになった」「LINEや電話の回数が急に増えた」――

そんな変化も、躁状態のサインのひとつです。

躁状態では、「過活動」と呼ばれる状態になり、行動量が非常に増加します。
特に、対人関係における過活動は、連絡の頻度として表れることが多いです。

また、「多弁(話しすぎ)」や「誇大性(自分を過大評価する傾向)」も伴いやすく、
連絡の内容が一方的であったり、自信に満ちすぎていたりすることも。
加えて、睡眠欲求が減ることも多く、結果として“昼夜問わず連絡を取り続ける”ような形になります。

4. 話が止まらない(多弁)

4. 話が止まらない(多弁)

「話し始めたら止まらない」「内容があちこち飛んでいて、まとまりがない」――
そう感じる場面が増えたら、それは「多弁」という躁状態の症状かもしれません。

多弁は、早口で感情をこめて話し続ける状態です。本人は話したいことが次々に浮かんできて、
それを止めることができません。
しかも、

相手の話を遮って自分の話ばかりをする、話の内容がどんどん飛躍していく

ということもよく見られます。

この状態を無理に止めようとすると、かえって怒りや混乱を招いて
しまうこともあるため、注意が必要です。

5. 態度が上から目線になる(誇大性)

次に、

「急に偉そうになった」

「上から目線な態度が目立つようになった」

と感じるような場合、それもまた躁のサインの可能性があります。

躁状態では、「誇大性」と呼ばれる状態がよく見られます。
これは、自尊心が異常に高まり、自分は特別だと思い込んでしまう状態です。

このため、周囲に対しても命令的・断定的な口調になったり、他人を見下すような言動が出てきたりします。その結果、職場や家庭で人間関係のトラブルを引き起こすことも少なくありません。

6. 怒りっぽくなる(易怒性)

最後にご紹介するのは、「怒りっぽくなる」という変化です。

躁状態では、「易怒性(いどせい)」と呼ばれる特徴があり、
ちょっとしたことでも怒りの感情が爆発しやすくなります。

普段なら気にしないようなことで激高したり、
理不尽なことで相手を責め立てたりすることが増えます。

この怒りの背景には、2つの理由があるとされています。1つは「刺激に過敏になっている」こと。
小さなストレスにも過剰に反応してしまうのです。もう1つは、

「自分の思考や価値観が強くなりすぎて、他者を見下すようになっている

こと。これにより、相手の言動が“許せない”と感じやすくなり、怒りが生まれてしまいます。

【まとめ】早めに気づき、早めに相談を

今回は、双極性障害(躁うつ病)の「外から見える躁状態のサイン6つ」について解説しました。
振り返ると、以下の6つが挙げられます。

  1. 妙にテンションが高い
  2. 急に服装が派手になる
  3. 昼夜問わず連絡が増える
  4. 話が止まらない
  5. 態度が上から目線になる
  6. 怒りっぽくなる

これらのサインが複数同時に見られるときは、躁状態が進行している可能性があります。
本人が気づかないことも多いため、家族や周囲の方がそっと声をかける、
医療機関に相談するなどの行動がとても大切です。

躁うつ病は、適切な治療と支援によって安定した生活を送ることが十分可能な病気です。
だからこそ、早めの気づきと対応が、安心して暮らすための第一歩になるのです。

この記事が、あなたや大切な人の「気づき」のきっかけになれば幸いです。