【発達障害】定型発達を絶対怒らせてしまう行動6選

定型発達の人を怒らせてしまう瞬間とは?〜ASDの特性と日常のすれ違い〜
こんにちは。今回は「定型発達の人を怒らせてしまうASDの人の言動」についてお話してみたいと思います。

私たちは日常生活や職場で、無意識のうちに誰かを不快にさせてしまっていることがあります。それは決して悪意からではなく、むしろ正直さや一生懸命さゆえに起こることもあります。

特にASD(自閉スペクトラム症)の方にとって、コミュニケーションや状況の読み取りはハードルが高く、誤解を生んでしまうことも。
今回はそんなASDの特性が原因で、周囲の定型発達の人たちを怒らせてしまう「あるある場面」を、いくつかのエピソードを通して紐解いていきます。

1. 受け答えのバリエーションが少ないと「冷たい人」だと思われる

1. 受け答えのバリエーションが少ないと「冷たい人」だと思われる

例えばこんな会話、心当たりはありませんか?
Aさん「いや~今日も仕事大変やったわ~」
Bさん「うん、順調やで」
Aさん「…そっか、よかったわ。私なんか上司に怒られてばっかりやし、もう辞めたいわ~」
Bさん「うん、そうや!」

このように、ASDの方は相手の気持ちに合わせた相槌や

共感の返しが苦手な場合があります。

決して相手の話に興味がないわけではなく、どう返していいか分からないだけなのです。
また、「休みの日は何してる?」と聞かれても「何もしていない」と正直に答えてしまうこともあります。こうした受け答えは、定型発達の人には「会話をしたくないのかな?」「無関心なのかな?」と感じられてしまうことがあるのです。

2. 曖昧な言い回しやざっくりした説明が理解しにくい

職場ではこんなやり取りもあります。

上司「昨日の会議資料、もう一度見直してくれる?ちょっと分かりづらかったから」
ASDの部下「確認しました。すみません、自分でもよく分かりません」
上司「えっ!?それじゃダメやん!」

ASDの方は曖昧な指示や抽象的な表現が苦手な場合があります。

「全体的に分からない」と感じても、具体的にどこが分からないのかを言語化するのが難しいことも。その結果、「全部分からない」と伝えてしまい、相手を戸惑わせてしまうことがあります。

さらに、「上司のプレゼンが早口でついていけませんでした」と正直に伝えたところ、
「みんなには分かりやすかった」と返されてしまうなど、意見が受け入れられにくい場面もあります。

3. ストレートな発言が「失礼」と受け取られてしまう

3. ストレートな発言が「失礼」と受け取られてしまう

ASDの方は、自分の感じたことをそのまま口にしてしまうことがあります。

正直な性格の表れでもありますが、TPO(時・場所・場合)を読み取るのが苦手なため、以下のような会話になってしまうことがあります。

Aさん「この服お気に入りなんやけど、どう思う?」
ASDの人「派手すぎちゃう?目がチカチカするわ」
Aさん「……」


また、プレゼントに対して「私ならいらんわ〜」
と笑いながら言ってしまったり、髪型や服装、
靴などを「変やで」とハッキリ言ってしまうことも…。

定型発達の人にとっては、「空気が読めない」「人を傷つける言い方」
と捉えられてしまい、トラブルに発展することがあります。

4. 無表情・感情の乏しい反応に「愛想がない」と誤解される
接客の場面ではこんなことも起こり得ます。

店長「さっきのお客さん、不満そうに帰っていったけど、対応どうやった?」
ASDの店員「普通に対応してたつもりですが…」

ASDの方は、感情を表情に出すのが苦手だったり、
「愛想笑いってどうやるの?」と本気で分からないことがあります。

それでも一生懸命頑張っているのですが、相手には
「ふざけている」と受け取られてしまうことも…。

5. 臨機応変な対応が苦手

職場で急な対応を求められること、ありますよね。

上司「今からクライアントとの打ち合わせ出てくれ!」
ASDの人「今は会議資料を作っていて準備もできていません…」

上司「いいからとにかく来て!」
ASDの人「……(沈黙)」


急な予定変更や、その場の空気を読んで動くことが
苦手なASDの方にとって、「臨機応変」は非常に大きな課題です。

準備なしで人前に立たされると、言葉が出ず、
結果的に「何も話さない人」「やる気がない人」と思われてしまいます。

6. 衝動的な行動や会話の脱線がトラブルになることも

6. 衝動的な行動や会話の脱線がトラブルになることも

会議中に突然立ち上がって資料を取りに行ったり、
話している人の言葉を遮って自分の話を始めてしまったり…。
思いついたらすぐ行動に移す特性があるため、周囲からは

「落ち着きがない」
「協調性がない」


と誤解されてしまうことがあります。

ASDの方にとっては、自分なりのベストなタイミングで
動いたつもりでも、それが「空気を乱す行動」と見なされてしまうこともあるのです。

終わりに:悪気があるわけではない。だからこそ理解し合いたい
ここまで読んでくださりありがとうございます。


ご紹介したエピソードの多くは、ASDの方が「悪気なく」「真面目に」「正直に」行動した結果です。それでも、定型発達の人との認識のズレがあることで、トラブルになってしまうことがあります。
ASDの方にとっては「普通の行動」でも、周囲にはそう見えないことがある――

このすれ違いを少しでも減らすためには、本人も周囲も「違いがあること」を

前提に歩み寄ることが大切です。
相手を怒らせてしまった時、「なぜそうなったのか」を一緒に振り返り、

どう工夫すれば円滑な関係が築けるのか考えていけるといいですね。

あなたのまわりにも、同じような経験はありますか?
あるいは、「自分も似たようなことで悩んでいる…」という方がいれば、

ぜひコメント欄で教えてください。
一緒に考え、支え合っていける場になれば嬉しいです。