こんにちは、心理カウンセラーのおとうふです。今回は、「定型発達の人には特性はないのか?」というテーマについて解説していきます。現代では、発達障害のない人のことを「定型発達」と呼びますが、定型発達の人に特性は存在しないのか、また生きづらさは感じていないのか、疑問を持たれる方もいらっしゃるでしょう。発達障害と定型発達の違いを通じて、双方への理解が深まるようにお話ししたいと思います。
発達障害は、生まれながらに持つ脳機能の特性であり、大きく3つのタイプに分けられます。まず、発達障害の主要なポイントを以下にまとめます。
発達障害の3つのタイプそれぞれに異なる特徴があります。
また、他にもワーキングメモリや感覚過敏、聴覚情報処理といった追加の特性もあることが多いです。

発達障害の特性は、**できることとできないことがはっきりと分かれる「凸凹」**です。これらの特性の背景には、一般的な「標準偏差」という考え方があり、個人差が激しい部分を強く持っているために困難を抱えやすくなるのです。
例えば、発達障害の方は「集中力」や「共感力」、「短期記憶」といった能力での偏りが大きく、日常生活で生きづらさを感じる場合が多いです。極端にできることが得意であったり、反対に苦手なことも同様に多いため、生活上の困難が生じることが少なくありません。

それでは、定型発達の人には特性がないのかという問いに戻ります。実際には、定型発達にも特性は存在しますが、その影響が発達障害の人とは異なるという点がポイントです。ここで、定型発達の方と発達障害の方の特性の捉え方の違いを見てみましょう。
つまり、定型発達にも得意・不得意は存在し、誰しも「できる」「できない」の範囲に偏りがあるのですが、発達障害の場合はこの差が日常生活に支障をきたすほど大きく現れることが多いのです。この差が「特性」として表現されることに繋がっているのです。
働く上で役立つ能力として、「集中力」「共感力」「短期記憶」「雑談力」「細部へのこだわり」があります。定型発達の方はこのような能力が平均的に分布している場合が多いですが、それぞれ得意・不得意が存在します。定型発達でも、自分の得意分野が生きる場面では、自然と能力を発揮しやすく、逆に不得意な分野では無理せずに対処する傾向があります。
一方、発達障害の方では、こうした特性が極端に現れやすく、集中力が非常に強く発揮される場面では、過集中に陥りやすいなどの問題も起きやすくなります。逆に共感力や短期記憶に関しては、通常の範囲から外れることがあり、それが苦手な分野となることがあるのです。
結論として、定型発達の人にも特性は存在します。ただし、発達障害と異なり、特性が生きづらさを招くことが少ないため「個性」や「能力」として表現される傾向があります。ですので、「特性」という言葉には差別的な意味が含まれておらず、誰にでもある中立的な特徴として理解することが重要です。
今回は、「定型発達には特性はないのか?」という疑問について解説しました。お互いに特性があることで、異なる視点や強みがあると理解し合うことで、より良い関係が築けるのではないでしょうか。発達障害や心理学に関する質問があれば、コメントや質問箱にぜひ教えてください。