コミュニケーション能力の高い人が実践している「アイコンタクト」のコツ

ビジネスシーンで好印象を与える視線の使い方

皆さんは普段、会話をしているときに相手の目をどのくらい意識していますか?
「相手の目を見て話すことが大事」と聞いたことはあっても、実際には
「いつ視線を外せばいいの?」「じっと見すぎていないかな?」
と不安になる方も多いのではないでしょうか。

特に職場では、適切なアイコンタクトが人間関係をスムーズにし、相手に信頼感や好印象を与える大切な役割を果たしています。
今回は「コミュニケーション能力の高い人が実践しているアイコンタクト」について、4つのポイントに分けて詳しくご紹介します。

1. 「非言語情報」で感情を読み取る

「非言語情報」で感情を読み取る

コミュニケーションといえば「言葉」で気持ちを伝え合うもの、と考えがちですが、実は私たちが相手に与える印象の大部分は「非言語情報」によるものです。

非言語情報とは、表情、視線、身だしなみ、声のトーンや話し方のリズムなど、言葉以外から伝わる情報のことを指します。

例えば、あなたが後輩の仕事を手伝ったとしましょう。その後輩が「ありがとうございました」と口では言ってくれたとしても、目を合わせずに伏し目がちに言われたらどう感じますか?

「本当に感謝しているのかな?」
「もしかして嫌々言っているのかも…」

と、少し不安になるかもしれませんね。

逆に、目を見て笑顔でお礼を言われたら、「この人は心から感謝してくれている」と感じ、あなたも気持ちよく対応できるはずです。

つまり、言葉そのものよりも、アイコンタクトを含めた非言語情報こそが相手に安心感や信頼を与え、人間関係を円滑にするカギを握っているのです。

2. 好印象を与える「アイコンタクト3秒ルール」

好印象を与える「アイコンタクト3秒ルール」

アイコンタクトを取ると、相手に次のような印象を与えることができます。

  • この人は私の話に興味を持ってくれている
  • 自分を尊重してくれている
  • 礼儀正しい人だ

ただし、目を合わせる時間が長すぎても短すぎても逆効果になることがあります。

ロンドン大学の研究によると、適切なアイコンタクトの時間は約3秒だという結果が出ています。

視線を合わせる時間相手に与える印象
1秒程度(ちらっと見る)「何か企んでいるのでは?」と警戒される
約3秒自然で話しやすいと感じられる
8秒以上「怖い」「威圧的」と思われる

会話中ずっと数を数えるのは難しいですが、「見すぎない」「逸らしすぎない」という感覚を身につけておくと良いでしょう。

普段から3秒ほど目を合わせて、相手が話し始めたら軽く視線を外す、この繰り返しを意識するだけでも、印象はぐんと良くなります。

3. 印象を悪くしてしまうアイコンタクト

適切なアイコンタクトは好印象を与えますが、逆に印象を悪くしてしまう視線の使い方もあります。ここでは代表的な3つをご紹介します。

(1)視線があちこち飛んでいる

会話中にキョロキョロと視線を動かしてしまうと、
「落ち着きがない人だな」
「何か隠し事をしているのでは?」
という不信感を与えてしまいます。

目を見るのが苦手でも、3秒だけは我慢して相手をしっかり見るようにしましょう。

(2)視線を横に逸らす

話している途中で横に視線を逸らすと、相手に
「話を拒否しているのかな?」
「この話を聞きたくないのかな?」
と受け取られてしまうことがあります。

視線を外すときは、横ではなく、相手の顔の少し下(鼻や口元など)を見ると自然です。

(3)うつむいて話す

最も印象が悪いのが、うつむいてしまうことです。
「この人は私の話に興味がないんだな」
「やる気がないのかな」
と思われてしまう可能性が高いです。

上司が皆に向けて話している場面でも、うつむいて聞いていると「話を聞く気がない」と思われてしまうかもしれません。意識的に顔を上げて相手を見ることが大切です。

4. 顎の角度でも印象が変わる

顎の角度でも印象が変わる

アイコンタクトと同じく、顎の角度も非言語コミュニケーションの重要なポイントです。

カナダの大学の実験によると、

  • 顎を20度ほど上げると「自信にあふれて快活な印象」を与える(96.9%が好印象と回答)
  • 顎を30度以上上げると「横柄で威圧的」と感じられる

という結果が出ています。

実際に20度を測るのは難しいですが、「顎を上げすぎず、下げすぎず、自然に少し上げる」程度を意識するだけでも印象は変わります。

ただし、日本では顎をやや引き気味のほうが落ち着いて見えることもあるので、TPOに応じて調整してみてください。

まとめ:アイコンタクトで信頼関係を築こう

毎日の何気ないアイコンタクトですが、実はとても奥が深く、ビジネスにおいて重要な非言語コミュニケーションです。

  • 言葉よりも非言語情報が相手に与える印象を大きく左右する
  • 好印象を与えるには「3秒ルール」を意識する
  • 視線を逸らしすぎず、じっと見すぎず
  • 顎の角度も自然に少し上げて、自信を持った印象を与える

アイコンタクトが苦手という方も、まずは3秒間、相手の目を見て話す・聞く練習から始めてみましょう。

小さな意識の積み重ねが、職場での信頼関係を築き、あなた自身のコミュニケーション力をさらに高めてくれるはずです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。