社内で行われる歓送迎会や社員旅行、新年会や忘年会といったイベントは、単なる飲み会や旅行ではありません。会社がこうしたイベントを開催する目的には、社員同士の交流を促進し、チームとしての結束を高めるという大切な意味があります。
しかし、こうした場においてビジネスマナーを欠いた行動をとってしまうと、思わぬ形で自分の評価を下げてしまうこともあります。ここでは、社内イベントにおけるNG行動とその注意点について解説していきます。

会社が開催する社内イベントには、主に以下のようなものがあります。
こうしたイベントは、単なるレクリエーションではなく、「チーム力の向上」を目的としています。普段業務で関わることの少ない社員同士が直接会って話すことで、職場における横のつながりを強め、社内コミュニケーションの活性化につながるのです。
また、業務とは異なるリラックスした場面でのやり取りは、お互いの人柄を知る良い機会でもあります。そうした交流を通じて信頼関係が築かれることで、日常の業務もスムーズに進めやすくなります。
したがって、社内イベントにはできるだけ前向きな姿勢で参加し、会社の一員としての自覚を持って臨むことが求められます。

「社内イベントは苦手」「参加したくない」と感じる方も少なくありません。それ自体は自然な感情です。しかし、そうした気持ちをあからさまに表情や態度に出してしまうと、周囲から「協調性がない」「空気が読めない」などとネガティブに受け取られてしまう可能性があります。
せっかくの場ですから、「何か一つでも得られるものを見つけよう」という気持ちで臨んでみましょう。たとえば、普段あまり話す機会のない他部署の社員と会話してみたり、自分の知らない業務内容を聞いてみたりすることで、意外な発見があるかもしれません。
前向きな姿勢を持つことで、自分にとっても有意義な時間になりますし、周囲からの印象も良くなります。

社内イベントでは、どうしても気心の知れた同僚や同期とばかり話してしまいがちです。しかし、そうした「内輪ノリ」にとどまってしまうと、せっかくの交流の場が狭まってしまいます。
イベントの場では、普段あまり話す機会のない先輩社員や後輩、他部署のメンバーにも積極的に声をかけてみましょう。「いつもお世話になっています」「〇〇の件で助かりました」など、軽い話題でも十分です。こうした一言が、その後の仕事で円滑なコミュニケーションにつながることもあります。
社内イベントでは、「今日は無礼講だから気楽に」と言われることもあります。たしかに、イベントの場では上司と部下の垣根を少し低くして、気軽に話せる雰囲気をつくることが目的とされることもあります。
しかし、「無礼講」とは言っても、ビジネスマナーを無視して良いという意味ではありません。あくまで、上下関係を気にしすぎずに交流しましょうという趣旨であって、無礼や失礼な発言が許されるというわけではないのです。
敬語や礼儀を忘れずに、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。上司に対しても冗談を言いすぎたり、プライベートに踏み込みすぎた話題を振ったりするのは控えるべきです。
社内イベントでは、飲食の場が中心になることも多いため、食事マナーやお酒のマナーには十分注意が必要です。たとえば以下のような点に配慮しましょう。
「見られていないだろう」と思っていても、意外と他の社員や上司はそうした細かい点を見ているものです。食事のマナーは、その人の育ちや常識の有無を表す場面でもありますので、ビジネスパーソンとして恥ずかしくない立ち居振る舞いを意識しましょう。
飲みすぎによる悪酔いは、社内イベントで最も避けるべき行動の一つです。以下のような行動は、職場での信頼を大きく損なう恐れがあります。
たとえ周囲が楽しそうにしていても、自分のペースを守って飲むことが大切です。会社のイベントである以上、「節度」を持って行動することが求められます。お酒が弱い方は、無理に飲まず、断る勇気も持ちましょう。
社内イベントは、あくまでも会社の一部の行事です。私的な集まりではなく、仕事の一環として考える必要があります。もちろん、楽しむ気持ちは大切ですが、その中にもビジネスマナーを忘れずに行動することが信頼を得るポイントです。
正しい立ち振る舞いを心がければ、社内イベントはあなたの評価を高めるチャンスになります。逆に、軽率な行動は評価を下げる要因にもなり得ます。日頃の姿勢や意識が、こうした場でも自然と表れるものです。

社内イベントでは、単なる楽しみの場ではなく「交流の場」「信頼構築の場」としての側面を意識することが重要です。以下の点に注意して、周囲との関係をより良いものにしていきましょう。
こうしたマナーを守ることが、あなた自身の印象を良くし、今後の業務にも良い影響をもたらしてくれるはずです。