ASDが報連相を苦手とする7つの原因と改善策
こんにちは。今回はASD(自閉症スペクトラム障害)の方が職場での報連相(報告・連絡・相談)を苦手とする理由と、その改善策について解説します。報連相ができないことで職場の信頼関係が損なわれ、仕事上のミスにつながることがあります。そこで、この課題を克服するための具体的な原因と改善策をお伝えします。
ASDが報連相を苦手とする7つの原因
- 重要性がわからない ASDの方は優先順位の把握が苦手なことが多く、自分の進捗や何を報告すべきかがわからないことがあります。結果として、自分では報告が必要と思わない事柄が、上司から見れば重要であるケースもあります。
- 見通しが立たず、抜けてしまう スケジュール管理や段取りが苦手なため、思った以上に時間がかかり、期日ギリギリになってしまうことがあります。このような状況では、報告をする余裕もなくなり、結果的に報連相が抜けてしまうことがあります。
- 関係者の想像がつかない 必要な情報を誰に伝えるべきか想像できないという特徴もあります。自分だけが情報を持っている状態になり、それを他者に共有することが抜け落ちてしまうことがあります。
- 相談したら怒られると偏った想像をしている 学生時代からの失敗経験が自己肯定感を低下させ、「相談をすると迷惑をかけてしまうのではないか」「怒られるかもしれない」という恐れから、相談を避ける傾向があります。
- 何に困っているかがまとめられない ASDの方には、情報を統合してまとめる「セントラルコヒーレンス」の苦手さがあります。その結果、話がまとまらず、要点を伝えることが難しくなることがあります。
- 相談していいタイミングがわからない 非言語的な情報を読み取るのが苦手なため、上司が忙しいかどうか判断できず、適切なタイミングで相談できないことがあります。
- そもそも報連相の方法を理解していない 報連相が何のために必要なのか、その意義を十分に理解していない場合もあります。基本的な報連相の方法が身についていないと、適切な報連相を行うのが難しくなります。
報連相を改善するための具体的な方法
- 進捗報告の予定を決める 定期的な進捗報告の予定日をあらかじめ決めておくことで、自分の進捗を確認しやすくなり、上司も状況を把握しやすくなります。これにより、軌道修正の機会をつくることができます。
- 報連相の必要性を見直す時間を設ける 自分が知った情報を上司やチームと共有すべきか確認する時間を設けることで、必要な情報が共有されるようになります。これにより、情報共有のタイミングを先延ばしにせずに済むようになります。
- 5W1HとPREP法で情報を整理する 報告の前に、「いつ」「どこで」「誰が」「何を」「なぜ」「どのように」という5W1Hで情報を整理し、PREP法(ポイント→理由→例→ポイント)で簡潔に伝えるようにすることで、伝え方が向上します。
最後に
ASDの方にとって報連相は難しい課題かもしれませんが、「迷惑ではない」と認識し、事前に情報を整理することで安心して相談できるようになります。適切な報連相を身につけることで、職場での信頼関係も向上し、よりスムーズな業務遂行につながります。
未来を変える一歩として、思考を変え、日々の実践に役立てていただければ幸いです。
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