「要は」「要するに」が口癖の人は反感を買う!使い方と改善法を詳しく解説

私たちの日常会話やビジネスの場面で、「要は」「要するに」という言葉を耳にすることは少なくありません。実際、あなたの職場にも「要するにこういうことですよね」などと頻繁に口にする方がいらっしゃるのではないでしょうか。

これらの言葉は決して使ってはいけない言葉というわけではありません。しかし、時と場合によっては、相手に不快感を与えたり、「上から目線」と受け取られてしまったりすることもあります。今回は、「要は」「要するに」という言葉の意味から、使い方によって反感を買う理由、そして改善法までを詳しくご紹介していきます。ぜひ最後までお読みいただき、自身のコミュニケーションをより円滑にする参考にしていただければ幸いです。

そもそも「要は」「要するに」の意味とは?

そもそも「要は」「要するに」の意味とは?

まず最初に、「要は」「要するに」という言葉の基本的な意味について確認しておきましょう。

これらは、これまでの話の内容を要約し、その要点を簡潔にまとめて伝えるための言葉です。つまり、複雑な話を整理して相手にわかりやすく伝えるために使われる便利な表現と言えます。

ただし、一つの話題の中で何度も「要は」「要するに」を繰り返して使うと、「話がまとまっていない人」という印象を与えかねません。本来は一つの話の中で一度使う程度が適切なのです。

「要するに」で反感を買ってしまう場面とは?

ここからは、なぜ「要するに」という言葉を使うと相手から反感を買ってしまうのか、その理由を具体的な場面ごとに見ていきましょう。

大きく分けて二つのケースがあります。

① 相手が話している最中に「要するに」を使う場合

例えば、相手が一生懸命話をしている途中で、こちらが「要するにこういうことですよね?」と口を挟んでしまうケースです。

このようにしてしまう理由としては、「話が長くてわかりにくい」「忙しいから早く結論を聞きたい」などがあるかもしれません。しかし、この対応は相手にとって非常に失礼に映る可能性があります。

話を途中で要約されると、相手は「ちゃんと最後まで聞いてくれていない」「勝手に話をまとめられてしまった」と感じ、不快感を覚えることがあります。特に、まとめた内容が相手の言いたいことと少しでもずれていると、「わかってもいないのにまとめないでほしい」という気持ちを強くさせてしまうでしょう。

例えば、上司が少し話の長い説明をしているとき、つい「要するにこういうことですよね?」とまとめたくなるかもしれません。しかしこれは、「途中で話を切られた」と感じさせるだけでなく、「上司の話を軽んじている」と捉えられ、関係性を悪化させる原因にもなり得ます。

このような場合には、「ここまでの内容を確認してもよろしいですか?」と一度ワンクッションを置いてから、「つまり〇〇ということでしょうか?」と確認する方が、はるかに印象が良いのです。

② 自分が話しているときに「要するに」を使う場合

もう一つのケースは、自分が説明している内容の最後に「要するに」と付け加えてまとめる場合です。

もちろん、話をわかりやすくまとめる意図で使う方が多いのですが、聞き手によっては「自分は理解力がないと思われているのではないか」「見下されているのではないか」と感じてしまうことがあります。

さらに、よくあるのが「要するに」と言ったあとに話が長く続くパターンです。この場合、「全然要約になっていない」「話がまとまっていない」と思われ、余計に印象を悪くしてしまう恐れがあります。

話を要約するつもりが、かえって聞き手のストレスを増やしてしまうという、本末転倒な結果になることもあるのです。

「要するに」を使わずにわかりやすく伝える方法

「要するに」を使わずにわかりやすく伝える方法

「要するに」を頻繁に使わずに、最初からわかりやすく伝える方法として、おすすめなのが「PREP法」です。

PREP法とは以下の流れで話を構成する方法です。

  1. Point(結論)
  2. Reason(理由)
  3. Example(具体例)
  4. Point(結論の繰り返し)

この流れで話をすることで、聞き手にとって理解しやすい構成になります。

PREP法の具体例

例えば、次回のプロジェクトについて話す場合、

  • 結論:「次回のプロジェクトは4月からスタートすることになりました」
  • 理由:「なぜなら、3月までに現在進行中の別のプロジェクトが終了するためです」
  • 具体例:「現在Aチームが進行中のプロジェクトは、残りのタスクも少なく、3月末の完了目標に向けて順調に進んでいます」
  • 結論:「よって、次回のプロジェクトは予定どおり4月から開始します」

このように話すことで、「要するに」という言葉を使わなくても、自然に要点が伝わる話し方になります。PREP法はビジネスのあらゆる場面で役立つので、ぜひ活用してみてください。

「要は」「要するに」が役立つ場面もある

これまで「要は」「要するに」を使わない方がいいとお伝えしてきましたが、全ての場面で禁止というわけではありません。

例えば、会議で話すのが苦手な方が、少し話が長くなってしまったときに、司会や進行役が「要するにこういうことでよろしいでしょうか?」と助け舟を出す場合は、とても有効です。

ただし、目上の方の話を部下が「要するに」とまとめるのは避けた方が無難です。上司やお客様に対しては、まとめることで「恥をかかせてしまう」「失礼だ」と受け取られることがあるためです。

まとめ

まとめ

「要は」「要するに」という言葉は便利ではありますが、相手に上から目線と感じさせたり、不快感を与えてしまうことがあります。

  • 相手の話をまとめるときは、まず最後までしっかり聞き、一度確認の言葉を挟む
  • 自分の話をまとめるときは、「要するに」の多用を避け、PREP法を使って最初からわかりやすく話す
  • 目上の方やお客様に対しては、なるべく使わない

こうした点を意識することで、コミュニケーションの印象はぐっと良くなるはずです。

普段何気なく使っている言葉だからこそ、一度見直してみることが大切です。あなた自身も、そして周りにそうした口癖の方がいたら、さりげなく伝えてあげると良いかもしれません。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。