心に響く話し方『お絵かき話法』ジャパネットたかた元社長の商品がバカ売れしたトーク術

~ジャパネットたかた元社長・高田明氏のトーク術に学ぶ~

はじめに

あなたは誰かの話を聞いたとき、「なぜか印象に残っている」「あの話が忘れられない」と感じた経験はありませんか?
一方で、「何を言っていたのか全く覚えていない」という話もあるでしょう。これは、話し方のテクニックによって“記憶に残る話”と“右から左に流れてしまう話”に分かれるからです。

今回は、相手の心に強く残る話し方「お絵かき話法」についてご紹介します。
この手法を使えば、聞き手の頭の中に情景が浮かび、自然と話の内容が心に刻まれます。特に、ジャパネットたかた元社長の高田明さんが実践していたトーク術を例に取りながら、ビジネスや日常で活かせる具体的な活用方法を解説していきます。

お絵かき話法とは?

「お絵かき話法」とは、話の内容を“言葉の絵”として相手の頭の中に描くように伝える技法です。
ただ単に情報を伝えるのではなく、聞き手がイメージできるように具体的な情景や人物、出来事を織り交ぜながら話すことで、理解が深まり、記憶にも残りやすくなります。

この話し方は、アメリカの歴代大統領なども使用していたことで知られており、演説やプレゼンテーション、営業トーク、さらには日常のコミュニケーションにも応用可能です。

社長の話がつまらない理由と改善法

社長の話がつまらない理由と改善法

例えば、入社式や結婚式での挨拶を思い出してください。形式ばった抽象的な言葉――
「これからの未来は明るいものになるでしょう」
「絆を大切にし、幸せな家庭を築いてください」
このような話は耳に残りにくく、心を動かしません。

では、同じメッセージを“お絵かき話法”で伝えるとどうなるでしょうか?

「これから皆さんは社会人として一人暮らしを始めるかもしれません。ある人は数年後に結婚して、可愛いお子さんと一緒に笑い合う家庭を築くかもしれません。ボーナスが出たら、ご両親に温泉旅行をプレゼントして感謝を伝える。そんな未来が、あなたを待っています。」

このように情景が具体的になると、聞き手は“自分事”として受け取り、感情も動かされます。

高田明さんのトーク術に学ぶ「想像させる力」

高田明さんのトーク術に学ぶ「想像させる力」

“お絵かき話法”の達人といえるのが、ジャパネットたかた元社長の高田明さんです。
彼はテレビ通販の中で、商品の性能だけでなく、「その商品を買った人が、どのような生活を送れるか」を想像させるトークを展開していました。

例えばプリンターの販売では、ただ「高画質で印刷できます」と言うのではなく、

「お子さんの運動会や入学式の写真を、このプリンターで印刷してみてください。色鮮やかに蘇る思い出を、リビングの壁に飾って、いつでも家族の成長を感じられる空間ができますよ」

と、購入後の暮らしの変化をリアルに描いていました。

体温計の販売でも、

「体調が悪い時に、枕元に体温計があるとすぐに熱を測れて安心です。特にお年寄りの方にとっては、自分専用の1本があることで、毎日の体調管理がぐんと楽になります」

と語り、聞き手の“生活の中に入り込むような情景”を伝えていたのです。

営業トークにも効果絶大

お絵かき話法は、営業職においても非常に効果的です。
例えば住宅営業で「快適な家です」と伝えても、聞き手の想像力に頼ることになってしまいます。

しかし、お絵かき話法を取り入れれば、

「この家は風通しが良いので、梅雨のジメジメした季節も爽やかに過ごせます。夏もエアコンに頼りすぎず、自然の風で涼しく感じられる設計なんです」

と話すことができます。
このように具体的な状況を思い浮かべられると、聞き手は「自分がここで暮らす姿」をイメージしやすくなり、購入意欲に繋がります。

恋愛にも応用できる?想像させる話し方

恋愛にも応用できる?想像させる話し方

実は、お絵かき話法は恋愛にも活かせるテクニックです。

ある男性が、意中の女性に「僕とデートに行くなら、どこがいい?」と尋ねたことがあります。
この質問をされた女性は、無意識のうちに「どこへ行こうかな」と想像を始めます。

これは“具体的なイメージ”を相手に抱かせ、自分との関係性を頭の中で描かせるという点で、まさにお絵かき話法の応用です。

相手に想像させる=心を動かす第一歩、というわけです。

まとめ:話し方ひとつで心をつかむ

お絵かき話法とは、「相手に想像してもらえるように、具体的に話す」話法です。
言葉で情景を描くことで、理解しやすくなり、記憶にも残りやすくなります。
そして何より、相手の心に届くのです。

これは特別なスキルではなく、誰でも少しの工夫で実践できます。

  • 抽象的な言葉を避けて、具体的に伝える
  • 情景や体験を盛り込む
  • 聞き手の生活・未来を想像させる

こうしたポイントを意識すれば、あなたの話し方も変わっていくはずです。
ぜひ、今日から「お絵かき話法」を取り入れて、心に響くコミュニケーションを目指してみてください。