在宅勤務やリモートワークが当たり前になってきた今、オンライン会議は日常の一部になりました。
しかし、画面越しのやり取りでは、どうしても表情や空気感が伝わりにくく、会議冒頭の雰囲気が固くなりがちです。特に初対面の人が混ざっている場合や、普段からあまり話さないメンバー同士だと、会議が始まっても声が少なく、どこかぎこちない空気になることも少なくありません。
そこでおすすめしたいのが「アイスブレイク」です。
会議や打ち合わせの前に数分だけ、軽く緊張をほぐす時間を取ることで、チームの一体感が高まり、会議本番もスムーズになります。今回は、リモート環境でもわずか5分でできる、楽しくて効果的なアイスブレイクを3つご紹介します。

まずご紹介するのは、誰でも気軽に参加できる「早口ことば」です。
これは、口を動かしながら笑いが起きやすく、場が一気に明るくなる鉄板ネタ。特別な準備も道具もいらず、その場で始められるのが魅力です。
例として、こんな早口ことばはいかがでしょうか。
黄パジャマ、茶パジャマ、赤パジャマ
お綾や、お母上に、お謝りなさい
一見簡単そうに見えますが、いざ声に出してみると舌がもつれてしまう不思議なフレーズです。
オンライン会議の場合、順番に名前を呼んで挑戦してもらう方法がおすすめです。
「3回連続で言えたらクリア」というルールをつけると、思わず拍手や笑いが起こり、自然と画面越しでも笑顔が広がります。
ポイントは、「できる・できない」よりも「チャレンジする姿を楽しむ」こと。
うまく言えなかった人にも、全員でフォローの笑顔や拍手を送ることで、安心感と仲間意識が高まります。

リモート会議では、無意識のうちに表情が硬くなってしまいがちです。
特に聞き役に回っているとき、画面を見ながら真顔でうなずくだけになってしまうこともあります。
そこでおすすめなのが「キープスマイルゲーム」です。
ルールは簡単。
1分間、できるだけ笑顔を保ちながらカメラに映るだけ。
ただし、司会役の人が軽いジョークや変顔、面白い質問などで参加者の笑顔を崩しにかかります。
例えばこんなやり取りです。
司会:「昨日の夕飯、なぜかおでんの具が全部ウインナーだった人、いますか?」
参加者:(笑顔を必死にキープ)
単純ですが、「笑ってはいけない状況で笑ってしまう」感覚は、場を和ませる最高のきっかけになります。
また、このゲームをやることで、会議中の表情への意識も高まり、相手に安心感を与える効果も期待できます。

最後にご紹介するのは「似顔絵」です。
オンライン会議システムによってはホワイトボード機能や画面共有でお絵描きができるツールがありますが、紙とペンさえあれば十分です。
やり方はシンプル。
司会が「では、今から1分間で○○さんの似顔絵を描いてください」とお題を出します。
時間が来たら、全員がカメラに向かって自分の描いた絵を見せ合いましょう。
ここで大事なのは「うまく描くこと」ではなく「面白く描くこと」。
誰かがあえて特徴を大げさに描いたり、予想外のタッチで表現したりすると、一気に笑いが広がります。
似顔絵を描かれる側も、少し恥ずかしさはありますが、「自分のためにみんなが手を動かしてくれた」という気持ちから、チームへの親近感が生まれます。
ここまで3つの具体的なアイスブレイクをご紹介しましたが、効果を最大限に引き出すにはコツがあります。

リモートワークでは、物理的な距離はどうしても埋められません。
しかし、心の距離は、ちょっとした工夫でぐっと近づけることができます。
アイスブレイクは、そのきっかけをつくる大切な時間です。
たった5分でも、笑顔や軽い会話を交わすことで、その後の会議がスムーズになり、メンバー同士の関係も良好になります。
ぜひ次回のオンライン会議で、ここで紹介した「早口ことば」「キープスマイル」「似顔絵大会」を試してみてください。
きっと、画面越しでも「一緒に働いている」という実感がわいてくるはずです。