本日は「魔法の話法」とも呼ばれる PREP法 についてお話しいたします。
皆さま、物事を相手に伝える際、「できるだけ簡潔に、そしてわかりやすく伝えたい」と思われるのではないでしょうか。このPREP法を身につけることで、驚くほど明確で理解されやすい話し方ができるようになります。特に、これから研修を担当される方や、すでに研修講師として活動されている方にとって、大きな助けとなるでしょう。
人前で話すことが苦手な方の多くは、「話があちこちに飛んでしまう」「順序立てて話すのが難しい」「結局何を伝えたいのかが相手に届かない」といった課題を抱えています。こうした悩みも、PREP法という“型”に沿って話すだけで解消できるのです。

PREP法とは、以下の4つのステップに沿って話す方法を指します。
この4つの英単語の頭文字を取って PREP法 と呼びます。単純にこの順番で話すだけで、聞き手にとって格段にわかりやすくなるのです。
(状況設定:研修担当者が上司に研修内容を報告)
「鈴木部長、研修なんですけれども、本来全社員にアンケートをとりまして……(中略)……やっぱりそれを解決するためにビジネスマナー研修がいいんじゃないかなという意見が多かったので、ビジネスマナー研修にしたいなと思うんですけれども、いかがでしょうか?」
この話し方では、自分の感情や背景説明が長く、結論が最後になってしまっています。忙しい上司にとっては「結局、何の研修なのか?」と感じさせてしまい、効率が悪い報告となります。

「鈴木部長、今回の研修はビジネスマナー研修にしたいと思います。と申しますのも、全社員に研修内容の希望をアンケートした結果、最も多かったのがビジネスマナー研修だったからです。具体的には、現場で報告・連絡・相談がうまくいっていない、新人の声が小さいといった問題が挙がっています。よって、これらの課題解決とスキル向上のために、今回はビジネスマナー研修を実施したいと考えますが、いかがでしょうか。」
結論→理由→具体例→結論という流れを踏むだけで、簡潔かつ説得力のある報告になります。
PREP法は研修やプレゼンテーションだけでなく、ビジネス文章の作成、日常の報告・連絡・相談にも活用できます。特に上司への報告では、無駄な時間を取らず、要点を明確に伝えることが可能です。また、受講者の集中力を維持するためにも、講師自身がわかりやすい話し方を心がけることは重要です。

PREP法は、簡単でありながら汎用性の高い話法です。結論・理由・具体例・結論という順序で話すだけで、誰でも明確で説得力のある伝え方ができます。ぜひ日常業務や研修、プレゼンなどあらゆる場面で活用し、聞き手に届く話し方を実践してみてください。