研修を回数契約にする方法|成果が見える研修をするには回数契約

研修を回数契約にする方法|成果が見える研修を実現するために

研修を回数契約にする方法|成果が見える研修を実現するために

企業研修を提供していると、お客様から「今回は1回だけの契約でお願いします」と言われることがあります。もちろん単発の研修でも一定の効果はありますが、本当に受講者の行動や職場の雰囲気を変え、継続的な成果につなげるためには「回数契約」による継続的な取り組みが欠かせません。
本記事では、研修を回数契約につなげるための考え方と具体的な方法を解説します。これから企業研修を始める方、すでに講師として活動している方の参考になれば幸いです。

単発研修で成果が出るのはわずか3%

講師の方なら一度は経験があると思いますが、単発の研修を終えたあと、「受講者が本当に変わった」と実感できるケースは多くありません。
統計的にも、研修を受けてすぐに行動を変え、成果を上げられる人の割合は全体のわずか3%程度だと言われています。これは、日本の人口で年収1,000万円以上の人が5%未満というデータとほぼ同じ規模です。つまり、もともと強い成長意欲と自己管理力を持つ人だけが、1回の研修で劇的に変わる傾向があるのです。
残り97%の人は、「知識としては理解したが、実践までは至らない」という状態に留まります。これはモチベーションの問題だけでなく、日々の業務に追われて研修内容を忘れてしまうことも大きな理由です。
だからこそ、繰り返し学び、実践し、振り返るプロセスを組み込む「回数契約」が重要になります。

回数契約にするための3つのステップ

1.成果にコミットする意識を持つ

まず講師自身が「成果を出すためには回数契約が必要だ」という信念を持つことが大前提です。
単発研修よりも回数契約のほうが費用は高くなります。そのため、営業的な遠慮からお客様に提案しづらいと感じる方もいます。しかし、回数契約を提案することは「お客様の投資対効果を最大化するための責任ある提案」です。
講師のやりがいは、受講者や企業から「ありがとう」「職場が改善した」という声をいただくことにあります。その成果を確実に生み出すためにも、まずは自分自身が回数契約の必要性を強く認識しましょう。

2.提案書と見積書を用意する

次に重要なのは、研修の提案時に「回数契約」の選択肢を示すことです。
単発研修を希望するお客様の中には、そもそも回数契約という形態があることを知らない場合もあります。また、「1回で成果が出るだろう」と考えているケースも少なくありません。
提案時には、研修の目的や成果を明確に説明し、そのためには継続的な実施が有効であることを伝えましょう。
さらに、見積書は3種類用意するのがおすすめです。例えば「3回契約」「6回契約」「12回契約」とし、回数が多いほど割引率を高く設定します。こうすることで、多くの人が真ん中のプランを選びやすくなる「ゴルディロックス効果(松竹梅理論)」を活用できます。

3.研修後のフォローを徹底する

3.研修後のフォローを徹底する

実は、回数契約を獲得するうえで最も効果的なのは「研修後のフォロー」です。
単発契約が終わってそのままでは、次回の依頼につながる可能性は低くなります。お客様から追加依頼が来るのを待つのではなく、講師から積極的にアクションを起こしましょう。
具体的な方法としては、以下のような取り組みがあります。
• 報告書の提出:研修内容や講師所見、今後の課題を整理して提出する。
• 振り返りシートの送付:研修終了時に受講者に目標を設定してもらい、1週間後にその達成状況を確認するシートを送る。
• 定期的な情報提供:ニュースレターやメールで関連情報を配信し、講師や研修内容を思い出してもらう。
こうしたフォローは、「研修後も受講者の成長を気にかけている」という印象を与え、信頼関係の構築にもつながります。

まとめ|回数契約で成果の見える研修を

まとめ|回数契約で成果の見える研修を


研修の目的は「知識を与えること」ではなく、「行動変容を促し、成果を生み出すこと」です。
そのためには、1回限りの研修ではなく、継続的な学びの場を提供する回数契約が有効です。

  • 講師自身が成果にコミットする意識を持つ
  • 提案書と見積書を用意する
  • 研修後のフォローを徹底する

この3つを意識すれば、お客様との信頼関係が深まり、自然と回数契約につながっていきます。成果が見える研修を提供し、企業や受講者にとって価値のある存在となりましょう。