研修を進める上で大切なのは、受講者がリラックスした状態で参加できる雰囲気をつくることです。どれだけ質の高い内容を用意していても、会場の空気が硬いままでは受講者が積極的に発言したり、学びを深めたりするのは難しくなります。そこで効果を発揮するのが 「アイスブレイク」 です。

アイスブレイクとは、その名の通り「氷を溶かす」ように、参加者の緊張をほぐし、場を温めるための仕掛けのこと。短い時間で笑いが生まれたり、自然な会話が増えたりすることで、研修がスムーズにスタートできます。
今回は、誰でも簡単に取り入れられ、道具もほとんど必要ない「研修で使えるアイスブレイクネタ」を3つご紹介します。
最初におすすめするのは、「じゃんけん負けゲーム」です。
通常のじゃんけんは「勝ち」を目指しますが、このゲームではあえて 「負けること」 を目指します。
・頭では分かっていても、とっさに「勝とう」としてしまい、ついグーやパーを出してしまう人が続出します。そのギャップが自然な笑いを生み、会場が一気に和みます。
・短時間でできるので、冒頭の緊張を解くのに最適です。
・「勝つより負ける方が難しい」という意外性もあり、研修への集中力が高まります。

次に紹介するのは、「右手と左手で違う動きをする」 という簡単な脳トレ系アイスブレイクです。
・脳が活性化され、眠気覚ましにも効果的です。
・できなくても「難しい!」と笑いが起き、自然に会場が盛り上がります。
・難易度を調整できるため、受講者の雰囲気に合わせてルールを変えるとさらに楽しめます。
・片手で「四角」を描きながら、もう片方の手で「三角」を描く。
・片手で数字を数え、もう片方でアルファベットを言う。
こうしたシンプルだけれど頭を使う動きは、研修の合間にも活用できる便利なアイスブレイクです。
3つ目に紹介するのは、身近な文房具を使ったアイスブレイクです。
名前はユーモラスに 「ペンくるりんぱ」 と呼んでみましょう。
・特別な道具は必要なく、ペンさえあればすぐに始められます。
・不器用な人が意外と盛り上げ役になるため、場の一体感が生まれます。
・「ちょっとした挑戦」により、受講者の集中力を引き戻せる効果もあります。
・「片手だけで回す」「両手で同時に回す」など難易度を上げる。
・時間を決めて「30秒以内に一番多く回せた人が優勝!」とミニゲーム形式にする。
単純ですが、体を少し動かしつつ笑えるネタなので、研修後半の眠気対策としてもおすすめです。
ここで紹介した3つのアイスブレイクは、いずれも短時間で実施できるものばかりです。しかし、大事なのは 「アイスブレイクをやる目的を意識すること」 です。
・受講者同士の距離を縮めたい
・頭をリフレッシュさせたい
・場を盛り上げて発言しやすくしたい
目的を明確にし、その場に合ったネタを選ぶことで効果が倍増します。また、講師自身が楽しそうに進めることも大切です。講師が笑顔でリードすると、受講者も安心して参加できます。

研修の成果を高めるためには、内容だけでなく「雰囲気づくり」も重要です。アイスブレイクを取り入れることで、緊張感のある会場が一気に和やかになり、受講者が学びに前向きな姿勢を持てるようになります。
今回ご紹介したおすすめアイスブレイクは以下の3つです。
いずれも簡単に実践できるものばかりです。
次回の研修でぜひ取り入れて、受講者の表情を明るくし、学びやすい雰囲気をつくってみてください。