研修コンテンツとうする?

はじめに

「研修コンテンツをどう作ればよいのか」。これは、多くの研修講師が最初に直面する大きな課題です。テーマが決まっていても、その中身をどう構成し、どのように受講者に価値を届けるのかは簡単ではありません。特に新人講師にとっては「どんなテキストを作れば良いのか」「どんな流れにすれば受講者が理解しやすいのか」と悩むことも多いでしょう。

この記事では、研修コンテンツを作成する際に役立つ3つの方法をご紹介します。さらに、単なる模倣ではなく、最終的にオリジナリティを加えることの重要性についても触れていきます。これから研修を始める方、あるいは既に活動しているけれど内容に迷っている方にとって、少しでもヒントになれば幸いです。

1. 本・YouTube・実際の研修から学ぶ

1. 本・YouTube・実際の研修から学ぶ

最初にご紹介する方法は、書籍や動画などから学び、実際にテキストを作成していくことです。

書籍を徹底的に活用する

たとえば電話応対研修を担当する場合、関連する書籍を数冊購入し、それぞれの良い部分を抽出して自分の研修用に組み合わせます。著者によって強調点や説明の仕方が異なるため、複数の本を参照することで幅広い知識が得られます。

ただし、本を参考にするだけでも時間はかかります。3時間の研修プログラムを作るのに丸1日以上かかることも珍しくありません。

実際の研修に参加する

さらに有効なのは、他の講師が行っている研修に参加することです。書籍では分からない「話し方の抑揚」「受講者とのやり取り」「空気の作り方」などを体感できます。こうした生の学びは、コンテンツの肉付けに大きな力を発揮します。

学んだ内容を自分流に再構成する

もちろん、学んだものをそのままコピーするのではなく、複数の情報源からエッセンスを抜き出し、自分のスタイルに合わせて再構築することが大切です。そして研修を一度行ったら、必ず振り返り(PDCA)を行い、改善を重ねることで、より質の高い研修へと進化していきます。

2. 講師養成講座に参加する

2. 講師養成講座に参加する

二つ目の方法は、効率的にコンテンツを手に入れられる「講師養成講座」に参加することです。

養成講座のメリット

養成講座では、既に体系化されたテキストや指導法を学ぶことができます。たとえば「ビジネスマナー講師養成講座」「プレゼンテーション講師養成講座」など、自分の専門にしたい分野を選んで受講できます。講座によっては、そのまま配布可能なテキストが提供される場合もあります。これを活用すれば、ゼロから構成を考える労力を大幅に減らすことができ、すぐに研修を実施できるのです。

注意点

ただし、講座によってはテキストの使用に制限が設けられていることもあります。自由に使える場合もあれば、修了後に独自に改変しなければならない場合もあるため、受講前に必ず確認することが重要です。

こんな人におすすめ

  • 効率よく研修をスタートしたい人
  • 自分でコンテンツを作る時間がなかなか取れない人
  • 講師としての基礎を早く身につけたい人

3. 講師登録をしてコンテンツを得る

3. 講師登録をしてコンテンツを得る

三つ目の方法は、研修会社や大手教育機関に講師登録をすることです。

登録のメリット

講師として登録すると、その会社から依頼を受け、用意された研修を担当する機会が得られます。この場合、研修会社からテキストや進行表が提供されることも多く、コンテンツ作成の負担が大幅に軽減されます。

例えば「プレゼンテーション研修」「ハラスメント研修」「管理職向け研修」など、多様な研修テーマが用意されており、それらを担当する中で自然とノウハウを蓄積できます。テキストを研究することで、構成の仕方や受講者への伝え方も学ぶことができるのです。

注意点

すべての会社がテキストを提供してくれるわけではありません。そのため、登録を検討する際には「教材の支給があるかどうか」を必ず確認する必要があります。

4. 最も重要なのは「オリジナリティ」

4. 最も重要なのは「オリジナリティ」

ここまで3つの方法をご紹介しましたが、最終的に大切なのは「オリジナリティ」です。

多くの研修内容は、基本的には似通っています。たとえば「ビジネスマナー研修」なら、敬語の使い方や身だしなみ、電話応対のポイントなどはどの研修でも扱われます。しかし、講師が異なれば伝え方や事例は大きく変わります。

自分の体験を取り入れる

特に効果的なのが、自分自身の経験談を盛り込むことです。成功体験はもちろん、失敗から学んだことを共有すると、受講者は「自分ごと」として捉えやすくなります。同じテーマでも、講師の実体験が加わることで唯一無二の研修となり、受講者の心に残りやすくなるのです。

オリジナルコンテンツが生む価値

オリジナル要素を取り入れた研修は、受講者からの満足度も高まります。「この講師だからこそ学べることがある」と感じてもらえると、リピートや紹介にもつながり、講師としてのキャリアを広げる大きな力となります。

おわりに

おわりに

研修コンテンツの作り方には、

本・YouTube・実際の研修から学ぶ

講師養成講座に参加する

講師登録をしてコンテンツを得る

という3つの有効な方法があります。どの方法にもメリットがあり、組み合わせながら活用することで、よりスムーズに研修をスタートさせることができるでしょう。

しかし最終的に鍵となるのは、やはり「オリジナリティ」です。自分だけの経験や価値観を盛り込み、受講者にとって意味のある時間を提供できるように工夫することが、真に求められる研修講師への第一歩です。

これから研修を始める方、すでに講師として活動している方も、ぜひ参考にしながら自分らしいコンテンツづくりに挑戦してみてください。