【言葉遣い】使っていたら恥ずかしい?!言葉遣いまとめ/正しい言い方もご紹介【ビジネスマナー】

社会人として日々のやりとりで最も注意すべきなのが「言葉遣い」。言葉ひとつで印象は大きく変わり、同じ内容でも「できる人」に見えるか「残念な人」に見えるかが決まります。特に敬語や丁寧表現は「なんとなく」で使っていると、知らず知らずのうちに誤用していることが多いもの。ここでは、ビジネスの場でよく耳にするけれど、実は間違っている、あるいは不自然な言い回しを整理し、正しい表現に置き換えて紹介します。

不自然な「~の方」表現

不自然な「~の方」表現

日常会話では無意識に使ってしまいがちな「~の方に」「~の方で」という表現。しかし、ビジネスの場では冗長で不自然に響くことが多いです。

  • × 鈴木は本日東京の方に出張に行っております
  • 〇 あいにく鈴木は本日出張しております

「東京の方」と言うと「東京方面」というニュアンスになり、出張先がぼやけてしまいます。正しくは単に「東京に出張しております」で十分です。

同じく、

  • × 部長はただいま会議の方に出ております
  • 〇 部長はただいま会議に出ております

余計な「方」を省いたほうが端的で美しい言葉になります。

また、

  • × 私の方で代わりに対応します
  • 〇 私が代わりに対応いたします

「私の方で」と言うと「自分側だけでやる」と強調してしまい、かえって不自然。シンプルに「私が」で問題ありません。

レジや接客での間違いやすい表現

レジや接客での間違いやすい表現

金銭や注文に関わる場面でも、誤用が目立ちます。

  • × 5000円からお預かりいたします
  • 〇 5000円お預かりいたします

「から」を入れると「お釣りを含めて」という意味に誤解される可能性があります。単に「お預かりします」で十分です。

  • × 2160円ちょうどお預かりいたします
  • 〇 2160円ちょうだいいたします

「ちょうど」はお客様側の言葉。店員が使うと違和感が出るので注意です。

また、確認表現でもよくあるのが「よろしかったでしょうか」。

  • × こちらでよろしかったでしょうか
  • 〇 こちらでよろしいでしょうか

過去形にしてしまうと「すでに決まっていたことを再確認している」ようなニュアンスになります。進行形の確認には「よろしいでしょうか」が自然です。

敬語の誤用と過剰表現

敬語の誤用と過剰表現

敬語を使おうとして逆におかしくなってしまうケースも多くあります。

とんでもございません

  • × とんでもございません
  • 〇 恐れ入ります/とんでもないことでございます

「とんでもございません」は存在しない言い回し。正しくは「恐れ入ります」や「とんでもないことでございます」です。

社長様/会社様

  • × 山田社長様はいらっしゃいますか
  • 〇 社長の山田様はいらっしゃいますか

「社長様」と二重敬語になってしまうのもNG。

  • × 会社様(取引先に向かって)
  • 〇 御社(口頭)、貴社(文章)

会社を呼ぶときは「御社」または「貴社」を使い分けましょう。

お世話様です

  • × お世話様です
  • 〇 お世話になっております

「お世話様」は地域や家庭内で使うカジュアルな表現。ビジネスメールでは必ず「お世話になっております」に統一しましょう。

「させていただく」の誤用

「させていただく」は便利な言葉ですが、使い方を誤ると不自然になります。

  • × やらさせていただきます
  • 〇 やらせていただきます/させていただきます

「やらさせて」は二重敬語に近い誤りです。

また、

  • × 明日は勤務を休まさせていただきます
  • 〇 明日は勤務を休ませていただきます
  • 〇 明日は休みをいただきます

「休まさせて」は誤り。「休ませて」が正解です。

  • 動詞の誤用(食べれる・来れる)

日本語としては広まっていますが、目上やフォーマルな場では避けたいのが「ら抜き言葉」。

  • × 先輩は甘いもの食べれますか
  • 〇 先輩は甘いもの食べられますか
  • 〇 先輩は甘い物お好きですか
  • × 明日10時に来れますか
  • 〇 明日10時に来られますか
  • 〇 明日10時にお越しいただけますか

「ら抜き」はカジュアルすぎて、相手によっては「常識がない」と思われることもあります。

思い込み表現の修正

意見を伝えるときにも、つい省略してしまうことがあります。

  • × 内容これで大丈夫と思います
  • 〇 内容これで大丈夫だと思います
  • × その服よくお似合いと思います
  • 〇 その服よくお似合いだと思います

「~と思います」の前に「だ」を入れることで、文としての正確さが保たれます。細かいけれど印象が変わるポイントです。

まとめ

まとめ

ビジネスの言葉遣いは、ただ「敬語を使う」だけではなく、「不自然になっていないか」「冗長ではないか」を意識することが大切です。

  • 不要な「方」は省いて簡潔に。
  • 金銭や確認の表現はシンプルに。
  • 敬語は「過剰すぎない」正しい形を。
  • 「ら抜き言葉」や「思い込み表現」を避ける。

こうした点を意識するだけで、普段の会話やメールがぐっと洗練され、相手に与える印象も大きく変わります。ビジネスの現場では「言葉遣い=信頼感」。一つひとつの表現を見直すことで、仕事の成果や人間関係の円滑さにも直結するのです。