
本稿では、ビジネスマナー研修の内容をもとに、社内外でのビジネス会話の具体例をご紹介いたします。NG例とOK例を比較することで、状況に応じた適切な表現を身につけ、実践的なコミュニケーション力の向上を目指すことを目的としています。
NG例
部下:「資料できました。ちょっと見てください。」
OK例
部下:「資料が完成いたしました。お手すきの際にご確認いただけますでしょうか。」
NG例
社員:「自分の会社の強みはコストの安さです。」
OK例
社員:「弊社の強みは、コストパフォーマンスの高さにございます。」
NG例
部下:「すいません、データ入力を間違えました。」
OK例
部下:「この度は入力に誤りがあり、誠に申し訳ございません。すぐに修正いたします。」
NG例
社員:「すいません、休みたいんですけど。」
OK例
社員:「恐れ入ります。私用により、来週の金曜日にお休みを頂戴したく存じます。ご調整いただけますでしょうか。」
NG例
社員A:「これお願いしてもいい?」
社員B:「了解。」
OK例
社員A:「恐れ入りますが、この書類をご確認いただけますでしょうか。」
社員B:「承知いたしました。本日中に確認いたします。」

NG例
担当者:「来週、ちょっと御社に行きますね。」
取引先:「了解です。」
OK例
担当者:「来週、御社へ伺いたく存じます。ご都合はいかがでしょうか。」
取引先:「かしこまりました。少々お待ちください、スケジュールを確認いたします。」
NG例
取引先:「こちらが資料です。」
担当者:「はい、見ました。」
OK例
取引先:「こちらが資料です。」
担当者:「誠にありがとうございます。確かに拝見いたしました。」
NG例
担当者:「すいません!納期が遅れました。」
OK例
担当者:「この度は納品が遅れ、誠に申し訳ございません。今後はこのようなことがないよう、再発防止に努めてまいります。」
取引先:「承知いたしました。次回からご注意ください。」
NG例
担当者:「私の会社はソフト開発をやっています。」
OK例
担当者:「弊社ではソフトウェア開発を中心に事業を展開しております。本日は当社の取り組みについてご説明申し上げます。」
NG例
取引先:「田中さんいらっしゃいますか?」
担当者:「います。ちょっと待ってください。」
OK例
取引先:「田中さんいらっしゃいますか?」
担当者:「田中はただいま席を外しております。戻り次第すぐにご連絡申し上げます。」
NG例
担当者:「今日はありがとうございました。また来ます。」
取引先:「了解です。」
OK例
担当者:「本日は貴重なお時間を賜り、誠にありがとうございました。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。」
取引先:「こちらこそ、引き続きよろしくお願いいたします。」
NG例
取引先:「見積もり出してください。」
担当者:「わかりました。」
OK例
取引先:「見積書をお願いできますか。」
担当者:「かしこまりました。早急に作成のうえ、明日までにお送り致します。」

敬語は、相手への敬意を示すと同時に、自身の信頼性を高める重要なビジネスマナーです。本稿で紹介する会話例を参考に、状況に応じて適切な表現を意識的に使うことで、自然とビジネスにふさわしい言葉遣いが身につきます。日々の実践を通じて、円滑で丁寧なコミュニケーションの習慣を身につけましょう。