仕事中やプライベートの時間にかかってくるしつこい営業電話。最初は礼儀正しく対応していても、同じ会社から何度もかかってくると「いい加減にしてほしい」と感じる方も多いのではないでしょうか。
特に法人や事務所の代表電話にかかってくる営業電話は、一見もっともらしい口調で「ご提案がありまして」「無料キャンペーンでして」と切り出してくることが多く、断りづらさを感じるケースもあります。
本記事では、何度断ってもしつこくかけてくる営業電話に対して、丁寧かつ毅然と対応する方法をまとめました。相手を必要以上に刺激せず、しかし自分や会社の時間を守るための「実践的な断り方」をご紹介します。

営業電話と一口に言っても、すべてが悪質というわけではありません。しかし、中には次のような特徴をもつ業者もいます。
こうした電話は、こちらが「不要です」と伝えても繰り返しかけてくるケースが多く、場合によっては業務妨害になりかねません。
しつこい営業電話も、最初の1回目から強く拒否する必要はありません。むしろ**「礼儀正しい断り方」**を心がけることで、相手に付け入る隙を与えずに終わらせられることもあります。
例えば次のように伝えるのが基本です。
「大変申し訳ございませんが、当社ではそのようなサービスを利用する予定がございません。失礼いたします。」
このときポイントは、
という3点です。
相手の説明をすべて聞いてしまうと、断るタイミングを失いやすいため、不要であることを早めに伝えるのが有効です。

営業電話の中には「今なら無料で…」「とてもお得な情報でして…」と、断っても続けて話そうとする担当者もいます。そのような場合は、毅然とした態度が必要です。
例えば次のように対応できます。
「お話の途中で申し訳ございませんが、当社では契約や利用の意思がございません。繰り返しになりますが、今後はお電話をいただかないようお願いいたします。」
ここで重要なのは、
という点です。
それでも執拗に電話をかけてくる場合は、特定商取引法を根拠に断る方法があります。
特定商取引法第17条には、
「契約の申し込みをしない旨を表示した者に対する勧誘の継続や再勧誘は禁止」
と定められています。
つまり、一度「契約の意思がない」と伝えたにも関わらず、同じ業者から営業電話をかけられるのは法律違反となる可能性があるのです。
この場合の断り方の一例は次の通りです。
「大変恐縮ですが、特定商取引法では契約の意思がない者への再勧誘は禁止されております。今後は弊社へご連絡いただかないようお願い申し上げます。」
法律名を出すことで、相手も安易に食い下がれなくなるケースが多いです。
繰り返し同じ会社から営業電話がかかってくる場合は、以下の手段も検討できます。
特に悪質な場合は、「業務妨害」として法的措置を検討するケースもあります。

最後に、実際の会話例を示しておきます。
営業電話の一例
業者「いつもお世話になっております。私、求人サービスの加藤と申します。今なら無料のデータベースをご案内しておりまして…」
対応例
担当者「お世話になります。大変申し訳ございませんが、弊社では御社との取引は一切行わないように決定しております。契約や利用の意思はございませんので、失礼いたします。」
業者「ですが今なら…」
担当者「お話の途中で恐縮ですが、特定商取引法では再勧誘が禁止されております。今後は弊社へお電話をいただきませんよう、よろしくお願いいたします。」
しつこい営業電話に悩まされていると、ついイライラして強く言い返したくなるものです。しかし感情的になると、かえって相手が逆上したり、余計に長引いたりすることもあります。
大切なのは、
というステップを踏むことです。
「ありがとうございます」「申し訳ございません」といった礼儀を忘れずに、しかし毅然とした態度を取ることで、自分の時間や会社の業務を守ることができます。