【電話対応】初めて営業電話がかかってきた時の対応【ビジネスマナー】

しつこい営業電話の上手な断り方

~ビジネスの現場で役立つ丁寧な対応術~

はじめに

はじめに

ビジネスの現場において、突然かかってくる「営業電話」に頭を悩ませた経験は、多くの方にあるのではないでしょうか。特に不動産や保険、投資などの営業電話は、断っても断っても粘られることが少なくありません。

「今は必要ありません」と伝えても、「無料キャンペーン中です」「社長に直接おつなぎください」と食い下がられることもあり、対応に困ってしまうケースがよく見られます。

しかし、こうした営業電話にも「失礼なく、かつきっぱりと断る」方法があります。本記事では、実際の会話例を交えながら、しつこい営業電話をスマートに処理するためのポイントをご紹介いたします。

典型的な営業電話の流れ

まずは、不動産関連の営業電話を例に見てみましょう。ある会計事務所にかかってきた電話を想定した会話の一部です。

営業担当者:「私ども〇〇マンションコンサルタンツの◇◇と申します。御社でお持ちの不動産を有効活用しませんか?」

受電担当者:「あいにく現在そのような予定はございません。必要があればこちらからご連絡いたします。」

営業担当者:「でも今なら無料キャンペーン中でして…」

受電担当者:「せっかくですが、今回は結構です。お電話ありがとうございました。」

ここで終わればスムーズなのですが、実際にはここからさらに食い下がる営業担当者も少なくありません。

例えば――

「では社長様に直接お話をさせていただけますか?」

「とても重要な話ですので、ぜひ今つないでいただきたいのですが」

「社長の携帯番号を教えていただけますか?」

このようなケースでは、対応する側が毅然とした態度をとらなければ、延々とやり取りが続いてしまいます。

断り方の基本3ステップ

断り方の基本3ステップ

1. 相手の話を一度受け止める

営業電話の担当者も仕事でかけています。最初から強い言葉で遮ると、相手を逆に刺激してしまうこともあります。まずは落ち着いて「ご用件をお伺いできますか?」と聞き、相手の意図を確認しましょう。

例:

「恐れ入りますが、ご用件を簡単にお聞かせいただけますでしょうか?」

このように一度受け止めることで、相手も「聞いてもらえた」と感じ、余計なトラブルを避けられます。

2. 利用予定がないことを明確に伝える

話を聞いたあとは、はっきりと利用する予定がないことを伝えます。このとき「また必要になったらこちらからご連絡します」と一言添えると、角が立ちません。

例:

「現在弊社では利用予定がございません。もし今後お願いすることがございましたら、こちらからご連絡いたします。」

「必要であればこちらから連絡する」という姿勢を示すことで、相手の次の切り返しを防ぎやすくなります。

3. それ以上の会話を打ち切る

しつこく食い下がられた場合は、毅然とした対応が必要です。何度同じようなお願いをされても、基本的には「先ほど申し上げた通りでございます」と繰り返すのが有効です。

例:

「繰り返しになりますが、弊社では利用予定はございません。恐れ入りますが、失礼いたします。」

「繰り返しになりますが」という言葉を使うと、こちらの立場を明確にでき、会話を終える方向へ持っていきやすくなります。

実践会話例:しつこい営業電話への対応

ここでは、実際に想定されるやり取りを整理してみます。

営業担当者:「今なら無料キャンペーン中ですので、ぜひご検討を…」

受電担当者:「せっかくですが、弊社では利用予定がございません。必要があればこちらからご連絡いたします。」

営業担当者:「では社長様に直接おつなぎいただけますか?」

受電担当者:「申し訳ございませんが、社長には私から申し伝えます。直接おつなぎすることはいたしかねます。」

営業担当者:「社長の携帯番号を教えていただけませんか?」

受電担当者:「恐れ入りますが、個人の連絡先をお伝えすることはできません。ご了承願います。」

営業担当者:「そこをなんとか…」

受電担当者:「繰り返しになりますが、弊社では利用予定がございません。失礼いたします。」

このように「相手の要求に応じない」ことを一貫して示すことが大切です。

実務での工夫

しつこい営業電話を減らすためには、日頃から次のような工夫も有効です。

代表番号の電話は担当者を限定する

受付や総務など限られた人が対応することで、個人の直通番号が知られるのを防げます。

断り文句をマニュアル化する

「必要な場合はこちらから連絡します」という一文を社内で統一するだけで、対応に迷いが減ります。

営業電話の記録を残す

特に同じ会社から繰り返しかかってくる場合には、日時や担当者名を記録しておくと対策が立てやすくなります。

必要に応じて着信拒否や外部機関への相談も

どうしても執拗にかかってくる場合は、電話会社のサービスを利用したり、場合によっては消費生活センターなどに相談することも検討しましょう。

まとめ

まとめ

営業電話は、相手も仕事として行っているとはいえ、こちらの業務を妨げる場合もあります。大切なのは、 「相手の話を一度受け止める」「利用予定がないと明確に伝える」「それ以上は打ち切る」 という3ステップを徹底することです。

また、社内で対応ルールを統一することで、誰が出ても同じように断れる環境を整えることができます。

「丁寧さ」と「毅然さ」のバランスを意識すれば、しつこい営業電話も円滑に処理でき、日々の業務に集中できるはずです。