【大人の発達障害】止まらない自己矛盾…。ASDとADHD併発の特徴5選!

【併発するASDとADHDが引き起こす違和感の正体とは?】

発達障害の中でもASD(自閉スペクトラム症)ADHD(注意欠陥・多動性障害)を経験している人々の間では、特性の「併発」による生きづらさが話題にのぼることが多いです。
さらに、診断基準を完全には満たさない「グレーゾーン」の人々も同様の困難に直面することがあります。
この記事では、併発するASDとADHDの特徴やつらさ、そして向き合い方について詳しく解説します。

1. 併発するASDとADHDの特徴

1. 併発するASDとADHDの特徴

ASDとADHDはそれぞれ異なる特性を持っていますが、併発することで複雑な特徴が現れることがあります。
以下にその代表的な5つの特徴を紹介します。

①完璧主義なのにミスが増える

  • ASDの特性:白黒思考(0か100かで考えがち)、強いこだわりからの完璧主義。
  • ADHDの特性:集中力が続かないための不注意によるミス。

ASDのこだわりから「高い完成度を目指したい」と考えていても、ADHDの不注意でミスが増え、理想と現実のギャップに苦しむことがあります。
このため、計画に沿って行動することが苦手で、結果的に自己嫌悪に陥りがちです。

②好奇心旺盛だが不安が強い

  • ASDの特性:先が見えないことへの不安感。
  • ADHDの特性:衝動性や多動性による好奇心旺盛さ。

興味があることには取り組みたい気持ちが強いものの、ASDの特性が原因で「本当にこれで良いのか」と考えすぎ、行動を起こせないことがあります。
自己矛盾を感じやすいのもこの特性の特徴です。

③対人関係に苦手さがあっても話しかけたくなる

  • ASDの特性:臨機応変な対人スキルやコミュニケーションの苦手さ。
  • ADHDの特性:考えたことがすぐ口に出る衝動性。

普段は会話が得意ではなくても、興味を持つと急に積極的に話しかけることがあります。
これは、ADHDの衝動的な行動がASDの特性を上回る場合に見られる現象です。

④嫌な記憶は残りやすいが忘れっぽい

  • ASDの特性:嫌な記憶が強く残り、反芻思考が起きやすい。
  • ADHDの特性:ワーキングメモリが弱く、物事をすぐ忘れる。

忘れっぽさがあるため日常生活や仕事でミスが増えますが、失敗した記憶はいつまでも引きずってしまうため、自己評価が下がる原因にもなります。

⑤飽きっぽいが興味のあることには過剰に集中する

  • ASDの特性:特定の物事への強いこだわり。
  • ADHDの特性:ドーパミン不足による刺激追求と飽きっぽさ。

やりたいことが次々に増えて手を広げる一方、好きなことには驚くほどの集中力を発揮します。
これにより、周囲との時間感覚がズレることもあります。

2. 併発がもたらす生きづらさ

2. 併発がもたらす生きづらさ

併発には以下のような特有のつらさがあります。

1. 複雑な特性の現れ方

ASDとADHDの特性が互いに影響し合うことで、対策や工夫が絞りづらくなり、物事がスムーズに進まないことがあります。
たとえば、ASDの完璧主義がADHDの衝動性や飽きっぽさによって妨げられる場合、何度も失敗を繰り返してしまうことがあります。

2. 自己矛盾の感覚

併発により、行動や思考に矛盾が生じやすいです。この自己矛盾が不安やストレスを増大させ、「なぜ自分はこんなにも生きづらいのか」と感じる原因になることがあります。

3. ストレス過多の状態

仕事や人間関係がスムーズにいかないことが続くと、ストレスが溜まりやすくなり、心身の不調を引き起こす可能性があります。

3. 併発との向き合い方

3. 併発との向き合い方

①特性を理解することの重要性

併発の観点から特性を捉えることで、より深い自己理解が可能になります。
ASDやADHDの特性はそれぞれの環境によっても表れ方が異なるため、困難の背景にある要因を探ることが大切です。

②環境の調整

例えば、苦手なタスクにはチェックリストを導入したり、必要に応じて休憩を挟むことでミスを減らす工夫が効果的です。
また、自分の特性に合った働き方や学び方を模索することが重要です。

③専門家のサポートを受ける

診断を受けることで、自分の特性に合った具体的な対策や支援を受けることができます。
専門家から適切なアドバイスを得ることで、自己理解が進み、生活が楽になる場合も多いです。

まとめ

ASDとADHDの併発は特性が複雑に絡み合うため、生きづらさを感じやすい状況を生み出します。
しかし、特性を正しく理解し、自分に合った環境を整えることで、その困難に向き合いながら前向きに歩むことが可能です。
必要に応じて専門家のサポートを受けつつ、自分の特性を活かしていくことを目指しましょう。