【就職活動】面接官と採用者の本音対談 第3話【面接のコツ】

【就職活動】面接官と採用者の本音対談 第3話【面接のコツ】

就職活動において避けては通れない「面接」。
どれだけエントリーシートや履歴書がしっかり書けていても、最終的には面接官とのやり取りを通じて合否が決まるケースがほとんどです。では、面接官はどのような点を見ているのでしょうか。今回は実際の面接官の視点から「好印象を持たれる人の特徴」について、本音を交えてご紹介します。

自信があるように見える人は強い

自信があるように見える人は強い

面接官が口をそろえて言うのは、「自信があるように見える人は印象に残りやすい」ということです。
面接は限られた時間の中で応募者を評価しなければならないため、第一印象や雰囲気の持つ影響は想像以上に大きいものです。

自信がなさそうに見える人は、どうしても「本当にこの人は仕事を任せられるのだろうか」という不安を抱かせてしまいます。一方で、自信を持って話している人に対しては「きっと仕事もできそうだ」という期待や錯覚が自然と生まれます。人事担当者は無意識に「一緒に働くイメージ」を描こうとしますが、そのときに自信のある態度は大きなプラスに働くのです。

「錯覚」を味方につける

面接は心理戦の側面もあります。面接官は応募者のすべてを知ることはできません。限られた情報をもとに総合的な判断を下します。そのため、多少の「錯覚」であっても、良い印象を与えることは決して悪いことではありません。

たとえば、はっきりとした口調で答えるだけで「この人は物事を整理して伝える力があるのだな」と感じさせることができます。姿勢を正し、相手の目を見て話すだけで「誠実で堂々としている」という評価につながります。つまり、必ずしも完璧なスキルや経験がなくても、態度や雰囲気を工夫することで「できる人」に見せることができるのです。

自信は「演じる」ことからでも始まる

とはいえ「自信を持ってください」と言われても、すぐに持てるものではありません。多くの就活生が直面するのは「緊張で頭が真っ白になる」「言いたいことがまとまらない」といった不安です。

ここで大切なのは「自信を持つ」ことではなく「自信があるように振る舞う」ことです。演じるつもりで臨むだけでも、相手には堂々とした印象が伝わります。

具体的な方法としては以下のような工夫があります。

  1. 背筋を伸ばす
    体の姿勢は心の状態を映し出します。胸を張るだけで自然と声も出やすくなり、落ち着いた雰囲気を演出できます。
  2. 声をやや大きめに出す
    緊張すると声が小さくなりがちです。意識的に一段階大きな声を出すことで、はっきりとした印象を与えられます。
  3. 話す速度をゆっくりにする
    早口は自信のなさを連想させます。ゆっくりと丁寧に話すことで、余裕を持っているように感じさせられます。
  4. アイコンタクトを意識する
    面接官の目を見るのが難しければ、眉間や首元を見るだけでも「目を見て話している」印象を与えることができます。

これらはすべて「演技」として実践できるものです。繰り返し練習すれば、次第に本物の自信へとつながっていきます。

自信は「やりたいことの明確さ」から生まれる

自信は「やりたいことの明確さ」から生まれる

見せ方の工夫も大切ですが、根本的な自信は「自分がやりたいことを理解しているかどうか」によって決まります。面接官は応募者の熱意や目的意識を敏感に感じ取ります。

たとえば「なんとなく御社がいいと思ったから志望しました」という曖昧な答えよりも、「私は○○という経験から△△の課題に興味を持ちました。その課題解決に御社の事業が直結していると考え、ぜひ携わりたいと思いました」と具体的に話す方が、圧倒的に説得力があります。

自分のやりたいことが明確になっていれば、自然と声のトーンや表情にも自信が現れます。つまり「自信を持とう」と努力するよりも、「やりたいことを深く掘り下げる」ことが、結果的に自信につながるのです。

面接官の視点から見た「好印象のポイント」

最後に、実際に面接官が評価する際に意識しているポイントを整理しておきます。

  • 第一印象:入室時の挨拶や姿勢、表情。数秒で雰囲気は伝わります。
  • 自己紹介:簡潔で要点を押さえ、聞きやすい声で話せるか。
  • 志望動機:具体性と納得感があるか。本人の経験や価値観と結びついているか。
  • 質疑応答:質問に対して落ち着いて答えられるか。思考の整理力が見える場面です。
  • 態度・マナー:言葉遣い、姿勢、聞く姿勢も重要な評価対象です。

これらの要素に共通するのは「自信を持っているように見えるかどうか」という点です。

まとめ

まとめ

面接で大切なのは、必ずしも「完璧に自信を持っていること」ではありません。むしろ、自信がなくても「自信があるように振る舞えるか」がポイントになります。そのためには、姿勢や声の大きさ、話す速度といった基本的な振る舞いを整えることが第一歩です。そして本質的には「自分がやりたいこと」を明確にすることが、自信の源泉となります。

就職活動の面接は、多くの学生にとって緊張の場ですが、面接官もまた「応募者の良さを見たい」と思いながら向き合っています。自信を持った態度と、自分自身の言葉で語る志望動機があれば、きっと好印象を残せるはずです。