【就職活動】面接官と採用者の本音対談 第2話【面接のコツ】

面接で「主体性」をアピールするコツ

面接で「主体性」をアピールするコツ

就職活動において、多くの学生や転職希望者が気になるのは「面接官はどんな人を好印象だと感じるのか」という点ではないでしょうか。学歴や資格はもちろん大切ですが、それ以上に面接の場で求められるのは「人柄」や「姿勢」です。今回は、実際の面接官が語る「主体性のある人はなぜ好印象なのか」について、具体例を交えながら丁寧に解説していきます。

主体性が評価される理由

面接官が好印象を抱く人物像のひとつに「主体性がある人」が挙げられます。主体性とは、自分の考えを持ち、状況に応じて積極的に行動できる力を指します。

企業が主体性を重視する背景には、変化の激しい現代のビジネス環境があります。上司や先輩の指示をただ待つだけではなく、自分で考え、必要な行動を起こせる人材こそが組織に貢献できるからです。

つまり、主体性のある人材は「会社にとって将来性がある」と判断されやすく、その姿勢が面接でプラスに働くのです。

面接官が実際に見た「主体性ある行動」

ある面接官が語ってくれたエピソードがあります。

「面接の場で、応募者が3人同席していました。質問を投げかけると、必ず一番早く手を挙げて答えてくれた人がいたのです。その行動を見て『この人は主体性があって前向きだな』と強く感じました。」

この応募者は、決して完璧な回答をしていたわけではありません。むしろ、考えをそのまま素直に述べていたそうです。しかし、その率直さや積極的な姿勢が面接官に好印象を与えたのです。

ここで重要なのは、「正解を言おう」とするよりも「自分の考えを言おう」とする姿勢です。

多くの就活生が陥る「正解探し」の罠

多くの就活生が陥る「正解探し」の罠

面接で緊張してしまう大きな原因のひとつに、「正しい答えを出さなければならない」という思い込みがあります。

しかし、面接官は必ずしも「正解」を求めているわけではありません。むしろ、応募者の人柄や価値観、物事に対する考え方を知りたいのです。

そのため、無理に取り繕ったり、正解を探そうとする姿勢はかえって不自然に映ることがあります。結果として、消極的に黙り込んでしまったり、他の人が答えるのを待ってしまったりするのです。

主体性を評価されるためには、この「正解探し」の呪縛から解放されることが大切です。

主体性を示すための3つのポイント

では、具体的にどのような行動を意識すれば、主体性を効果的にアピールできるのでしょうか。ここでは3つのポイントをご紹介します。

1. まずは挙手して発言する勇気を持つ

面接官から質問を受けたとき、真っ先に手を挙げることはそれだけで強いアピールになります。完璧な答えを用意できなくても、「考えながら答える姿勢」自体が主体性として評価されます。

2. 自分の経験を正直に話す

取り繕ったエピソードや無理に飾った話は、面接官にすぐに見抜かれてしまいます。小さな経験でも構いません。「その時どう感じ、どのように行動したか」を率直に伝えることが重要です。

3. 前向きな姿勢を示す

たとえ失敗体験であっても、それをどう乗り越えようとしたのかを語ることで「成長意欲のある人」として好印象につながります。主体性は「失敗しない人」ではなく「挑戦する人」に宿るのです。

主体性を面接で伝える工夫

主体性をアピールするには、ただ「私は主体性があります」と言うだけでは不十分です。具体的なエピソードを交えて説明することが必要です。

たとえば次のような話し方が効果的です。

  • 学生時代の経験
    「ゼミ活動で発表者が決まらなかった時、自分から立候補しました。準備は大変でしたが、その経験で人前で話す力が身につきました。」
  • アルバイト経験
    「飲食店で新しいメニューの説明が不十分だと感じ、自分でマニュアルを作ってスタッフ間で共有しました。その結果、クレームが減りました。」

このように、具体的な行動と成果を示すことで、主体性が面接官に伝わりやすくなります。

主体性と協調性のバランス

主体性と協調性のバランス

注意すべき点として、主体性が強すぎると「自己主張が激しい」「協調性がない」と捉えられてしまう可能性があります。

企業が求めているのは、周囲を無視して突き進む人ではなく、チームの中で前向きに行動できる人材です。したがって、主体性をアピールするときには「協力しながら取り組んだ経験」や「周囲の意見を尊重した姿勢」も合わせて伝えることが望ましいでしょう。

面接官が感じる「前向きさ」

面接官は、応募者の答えの正確さだけでなく「姿勢」や「雰囲気」から多くを判断しています。

  • 率直に話しているか
  • 迷っても最後まで考え抜いているか
  • 緊張していても一歩踏み出そうとしているか

これらはすべて「前向きさ」として評価されます。つまり、主体性とは「行動の速さ」だけでなく「姿勢や誠実さ」にも表れるのです。

まとめ

就職活動の面接において「主体性のある人」は非常に好印象を与えます。必ずしも正解を答える必要はなく、自分の心に正直に、積極的に発言する姿勢こそが評価されるポイントです。

  • 正解を探そうとせず、素直に答える
  • 小さな経験でも自分の行動を具体的に語る
  • 主体性と協調性のバランスを意識する

これらを心がけることで、面接官に「この人は前向きで伸びしろがある」と思わせることができます。

就職活動は、単に能力を測る場ではなく「人となり」を見られる場です。ぜひ勇気を持って、自分らしい主体性をアピールしてみてください。