誰でもわかる!ADHDの7つの特徴と職場での影響

仕事でどんなに努力をしても、うまくいかないことが続くと「もしかして、自分は発達障害、あるいはADHDなのではないか」と感じる方もいるのではないでしょうか。本記事では、ADHD(注意欠如・多動症)の特徴を7つ挙げ、その傾向が仕事中にどのように現れるか、さらにそれが生じる原因について解説します。
この記事を通じて以下のことが学べます。
自身の特性を理解することは、日常や仕事における課題への対応に役立ちます。ADHDの診断を受けている方や、傾向があると感じる方もぜひご一読ください。
ADHDの特徴7選
1. 先延ばし癖
ADHDの特徴として挙げられる「先延ばし癖」。興味がないタスクや面倒な作業に取り掛かるのが難しく、締切直前まで手をつけないことが多いです。これは、ADHDの脳が「気が向かないこと」にやる気を感じにくい特性が原因です。たとえば、やりたくないタスクを後回しにして好きな作業を優先する傾向が見られます。
また、衝動性の高い人は「恐れ」の感情に対処できず、思考が停止してしまいがちです。結果として、不安や焦りから逃れるため、別の活動に手を出すことがあります。
2. 日中の異常な眠気
ADHDの方の約85%が日中の眠気や睡眠の質の低下を経験しているとの研究結果があります。これは睡眠時間が十分であっても関係なく、突如眠気が襲うため、周囲に理解されにくい特徴です。眠気とADHDの関係はまだ研究段階ですが、職場でのパフォーマンスに影響を及ぼす大きな要因です。
3. 忘れっぽさ
ADHDの方は「ワーキングメモリ」が小さい傾向があり、情報を一時的に保持しておく能力が低いことがわかっています。この「脳内の記憶のお盆」とも呼ばれる「ワーキングメモリ」が小さいため、新たな情報が入るとすぐに容量オーバーを起こします。
たとえば、重要な電話をかける予定があっても、上司の指示や顧客からのメール対応といった追加情報が入ることで、最初のタスクを忘れてしまうのです。
4. 注意散漫でミスが増える
「不注意」という特性もADHDの特徴です。これは、次のような2つの理由で発生します。
ただし、興味のあることには過剰な集中力を発揮する場合もあり、特定の状況では大きな成果を上げることもあります。
5. 衝動的に行動してしまう
ADHDの方は衝動的に行動してしまう傾向があります。「思いついたらすぐ行動」「考える前に発言してしまう」など、計画性を欠いた行動が対人トラブルや仕事上のミスを招く場合があります。しかし、行動力や柔軟性の高さが強みとして評価される場面も多いです。
6. 相手の話を聞き続けるのが難しい
会話中に相手の話を最後まで聞き、内容を整理し、自分の意見を伝える。このようなマルチタスクはADHDの方には特に難しいです。話の途中で遮ってしまったり、内容を抜けて理解してしまうことも多く、仕事で誤解が生じやすい特徴があります。
7. 時間間隔のずれ
ADHDの方は「時間感覚」に独特の傾向があります。「Prisoner of Present(現在の囚われ人)」とも言われ、未来を見据えた計画や行動が苦手です。結果として、仕事の締切や出発時間を守れないことが頻発します。
ADHDに悩む方へのアドバイス
特性は人それぞれ、診断は専門家に相談を
ADHDの特徴には程度や頻度の個人差があります。今回の内容に当てはまるからといって必ずしもADHDであるとは限りません。また、診断を受ける場合は目的を明確にし、専門医のアドバイスを受けることが重要です。
つまずきの原因は努力不足ではない

ADHDの特性は、単なる「努力不足」ではなく、脳の特性によるものです。自己理解を深め、次のような工夫を取り入れることで改善を目指しましょう。
特性を活かした強みを発揮する
ADHDの特性には、行動力、創造力、集中力といった強みがあります。職場ではこれらの特性を活かし、どうすれば力を発揮できるかを共に考えることが大切です。ADHDを理解することで、自分や周囲の人々の特性を認め合いながら、より良い仕事環境や人間関係を築いていきましょう。