何もできない時、どうしたらいいのか考えました

「何もできない」と感じる時の心の向き合い方

「何もできない」と感じる時の心の向き合い方

私たちは時に「何もできない」「何もしたくない」と感じてしまうことがあります。SNSやコメント欄を眺めていると、同じように「一日中ゴロゴロするしかできない」「苦しくて仕方がない」と悩む声を多く見かけます。実際にその状態に陥ると、とてもつらく自分を責めてしまうものです。しかし、本当に「何もできていない」のでしょうか。

よく考えてみると、心臓は動き、呼吸をして、最低限の食事や水分を摂り、眠っている。そうした基本的な営みは確かに行われています。つまり、「何もしていない」というのは事実ではなく、「自分がやりたいこと、やるべきだと思っていることができていない」という感覚なのです。この違いに気づくことが最初の一歩になります。

受動と能動の違いを意識する

「動画をだらだら見てしまう」といった悩みもよく耳にします。ここで大切なのは「受動」と「能動」の違いです。TikTokやショート動画はスワイプするだけで次々に流れてくるため、とても受動的な行動です。これに対し、YouTubeで検索して動画を選び、さらにコメントを書き込むような行動には能動性が加わります。

受動的な時間が長いと「何もしていない感」が強まりますが、能動的な行動を少しでも取り入れると「何かしている」という実感が生まれます。たとえば、ただ見るだけでなく「検索する」「コメントをする」「キーボードで入力する」などの小さな能動的行為を意識してみましょう。それだけでも気持ちに変化が訪れるはずです。

「風呂キャンセル」を防ぐ

「風呂キャンセル」を防ぐ

「何もできない時」に共通して見られる生活習慣の乱れのひとつに、お風呂に入れなくなることがあります。これを「風呂キャンセル」と呼ぶ人もいるほどです。服を脱ぐのが面倒、掃除が大変、水道代が気になる――理由はさまざまですが、入浴には大きなリフレッシュ効果があります。

お風呂は五感を強く刺激し、自律神経を整えてくれます。湯に浸かるだけで体が温まり、汗をかき、リラックスできるのです。もし掃除が億劫なら「とりあえず栓をして湯を張る」「服を脱いで湯に入る」という二つのハードルだけを意識してみてください。体が温まれば自然と気持ちも軽くなり、次の行動につながります。

朝日光浴という選択肢

朝日光浴という選択肢

「朝散歩」も効果的ですが、外出のハードルが高いと感じる人も多いでしょう。その場合は「朝日光浴」から始めてみてください。ベランダや窓辺でカーテンを開け、外の光や風を感じるだけでも十分です。

朝日を浴びると体内時計がリセットされ、気持ちも整いやすくなります。特に対人不安が強い方や外に出るのが難しい方にとって、これは現実的で取り入れやすい方法です。

五感を刺激する工夫

五感を刺激する工夫

「何もできない」状態から抜け出すには、五感を意識的に使うことがポイントです。お風呂や日光浴に限らず、食事でも工夫できます。辛い物や酸っぱい物を食べて「辛い!酸っぱい!」と感じることも立派な刺激です。こうした小さな体験が心と体を目覚めさせ、やる気を少しずつ引き出してくれます。

まとめ

「何もできない」と感じるとき、それは本当に何もしていないわけではありません。生命を維持するための行為や、スマホを手に取るといった動作もすでに「していること」です。そこに少しでも能動的な要素を加え、五感を刺激する行動を取り入れることが、気持ちを変える大きなきっかけになります。

第一歩としては――

  • 動画を見るなら「選んで視聴」する
  • コメントを残す、検索するなど能動性を加える
  • 風呂に湯を張り、とにかく浸かる
  • ベランダや窓辺で朝日を浴びる
  • 食事で五感を刺激する

こうした小さな工夫を積み重ねていくことが、「何もできない」と感じる時間を少しずつ「何かできている」と思える時間へと変えていきます。