皆さんは、こんな経験ありませんか?
これらの悩みが日常生活や仕事に支障をきたしている場合、もしかすると 聴覚情報処理障害(APD) が関係しているかもしれません。

APDは「音は聞こえているのに内容が理解しづらい」という特徴を持つ障害です。
音としては耳に届いているものの、その内容を脳で適切に処理することが難しい状態 と言えます。
APDは聴覚検査では異常なしと診断されることが多く、周囲から誤解を受けやすい障害です。そのため、日常生活や仕事で悩みを抱えている方が多く存在します。
国内では推定120万人(人口の約1%)がAPDを持つとされています。また、ASD(自閉症スペクトラム)やADHD(注意欠如多動症)といった発達障害が背景にある場合もありますが、社会的な認知度はまだまだ低いのが現状です。
この言葉は、APDの人が特に傷つきやすい言葉のひとつです。類似の表現としては、
APDのある人たちは、決して「聞く気がない」わけではありません。むしろ、集中して聞こうと一生懸命努力しています。それでも内容がうまく聞き取れないため、仕事で失敗することが増え、その結果「迷惑をかけたくない」という思いから悩みが深まります。
APDのある人が相談を持ちかけたり、ミスを打ち明けたりした際に、このような言葉を投げかけられることがあります。
これらの言葉を受けると、APDのある人はさらに自分を責めてしまい、仕事に対する自信を失いかねません。また、APDを知らない人は自身の症状をうまく説明できず、相談そのものをためらってしまう場合もあります。
「もういいよ」という言葉は、聞き返しを繰り返した際や、名前を呼ばれても気づけなかったときに投げかけられることがあります。この言葉は、相手に突き放されたように感じ、職場の人間関係にも影響を及ぼします。結果として、質問をすることへの抵抗感が生まれ、仕事への不安感が増大してしまいます。
APDの特徴として、多くの方が以下のような症状を訴えます。

※当てはまる症状があっても、APDであると断定するものではありません。
APDは社会的な認知が進んでいないため、周囲の理解が得られず、孤立感を抱える方も少なくありません。しかし、早期にAPDへの理解を深め、自分に合った職場環境を選択することで、日常生活や仕事の困難さを軽減できます。また、周囲の人がAPDに関する知識を持つことで、APDの早期発見や適切な支援につながる可能性もあります。
APDの特性や症状について知識を深め、互いに理解を深めていくことが、より良い社会を築く一歩となります。「聞き取りにくさ」で悩んでいる方が一人でも多く、自分らしく生活し、働ける環境を手に入れるために、私たち一人ひとりができることを考えていきましょう。
また、APDに関する情報交換や悩みの共有ができるオープンチャットなどのサービスもありますので、興味のある方はぜひ参加してみてください。

これからもAPDについて、一緒に考えていきましょう。