8分で分かる!ADHDの特徴7選

「なんで自分だけがうまくいかないんだろう?」
日々の生活や仕事で周囲と比べて自分に自信を持てなくなる瞬間、誰しもあるかもしれません。そんな中、「もしかして自分はADHDでは?」と考えたことはありませんか?

この記事では、ADHD(注意欠陥多動性障害)の特徴を7つ取り上げ、それぞれを具体例とともに丁寧に解説します。ADHDの特性を知り、自己理解を深めることで、悩みや生きづらさを軽減し、強みを活かす方法を見つけるヒントを提供します。ぜひ、読み進めてみてください。

ADHDとは?

発達障害は、大きく3つのタイプに分類されます。

  1. ASD(自閉スペクトラム症):主に対人関係やコミュニケーションに難しさがあるタイプ。
  2. ADHD(注意欠陥多動性障害):不注意、多動性、衝動性が特徴。
  3. LD(学習障害):読む、書く、計算するなどの特定の分野で困難を感じるタイプ。

今回は、この中でもADHDにフォーカスします。ただし、これらの特性がすべて当てはまるわけではなく、人によって違いがあります。それでは、具体的な特徴を一つずつ見ていきましょう。

ADHDの特徴7選

1.物事を先延ばしにする

1.物事を先延ばしにする

ADHDの人は「やらなくてはいけないこと」を後回しにし、「やりたいこと」を優先しがちです。このため、期限が迫っても作業が進まず、焦ることがよくあります。例えば、月末までに作成する必要がある書類があっても、新しい仕事や興味のある仕事が舞い込んでくるとそちらに目が向いてしまい、結局、締め切り間際になってから取り掛かるといった具合です。

小学生だと夏休み中遊びすぎて、宿題の工作を仕上げられず、両親から叱られながら手伝ってもらって何とか乗り切っていたりします。

2.脳内多動

ADHDの特徴として、頭の中が次々と別のことを考える状態になる「脳内多動」があります。例えるならば、連想ゲームが頭の中で終わらないような感覚です。スーパーでどら焼きを見るとドラえもんを思い浮かべ、さらにそこからどこでもドアを連想する――そんな風に脳がフル回転します。

他にも、話題が絶えず飛び、旅行の計画の話をしていても、気づけば昨日のテレビ番組の話になっていることが日常茶飯事です。

3.「つい」をやってしまう

3.「つい」をやってしまう

ADHDの人は衝動性が強く、「ついやってしまう」ことが多いです。この特性は、大人になると自制が効かないという形で問題を起こす原因になってしまうこともあります。

例えば、衝動買いや飲みすぎ、パチンコのやりすぎなど、自制が難しい場面がしばしば起こります。この結果、本人の生活に問題を引き起こすこともあります。

4.じっとしていられない

多動性の特徴として、じっと座っていることが苦手です。小学生の頃、授業中に教室を歩き回る子や授業と関係のないことをして先生から注意を受けていた子を見た経験がありませんか?または、ご自身がそうだったという経験はありませんか?大人になると社会性も身につき、自制して収まりやすくはなります。けれども心の多動は消えないので気持ちはいつもそわそわしている状態なのです。

ちなみに体を小刻みに動かす貧乏ゆすりをする、ペン回しをするのもADHDの特徴といわれています。

5.片付けが苦手

ADHDの方はとにかく片づけを苦手とする方が多いです。作業中に他のことが気になり、途中で手を止めることもありますが、そもそも、空間認知能力(物の位置、形、方向、大きさ、位置関係などを素早く正確に認識する能力)が弱いため、効率的に収納できず、乱雑に詰め込んだり、積み上げたりしがちで、物があふれて散らかってしまうといった背景もあります。これらが原因で、散らかりやすく、整理整頓が難しい状況になりがちです。

また、少しでも面倒と感じたことはやる気が極端に出づらい脳の特性もあります。ですので、服を脱いだまま脱ぎっぱなしにしてしまうこともありますし、何かものを取り出して使い終わっても片づけを後回しにしてしまうため、どんどんと部屋が散らかってしまうのです。

6.自分のことばかり話す

ADHDの人と会話していると、9割自身のことを語っていて、相槌を打つ間もないような場面があります。

そもそも背景に頭の中にどんどん考えが浮かんでくる、しかし、忘れっぽいという特性があるため、考えたことを記憶に留めようと、無意識に話してしまうことがあります。例えば、「なんと見事な平城京。なくようぐいす平安京」と復唱して歴史の知識を定着させようとするような感覚だと伝わりやすいでしょうか?

7.時間の管理が苦手

もともと忘れっぽいために、約束そのものを忘れていたり、約束を覚えていても時間を忘れていたりします。また、約束と時間を覚えていても支度にかかる時間の見積もりが甘いため、遅刻することがあったりします。衝動的に行動した結果、夜更かしやゲームのしすぎで生活リズムが乱れていたりもします。

ADHDの特徴をどう活かすか?

 ADHDの特徴は一見、ネガティブに捉えられることが多いですが、強みにもなり得ます。例えば、集中力が高まるときに力を発揮する職業やクリエイティブな分野での活躍が期待できます。

<向いている職種の例>
 • クリエイティブ職(デザイナー、アーティスト): アイデアを形にする力が活かせる。
 • 技術職(プログラマー、エンジニア): 特定のスキルに集中して磨ける。

まとめ

最後に、この記事で紹介したADHDの特徴7つを振り返ります。

  1. 物事を先延ばしにする
  2. 脳内多動
  3. 「つい」をやってしまう
  4. じっとしていられない
  5. 片付けが苦手
  6. 自分のことばかり話す
  7. 時間の管理が苦手

特徴の現れ方は人それぞれですが、自分に当てはまる場合は、自己理解を深めるチャンスです。特性を理解し、適切な環境や役割を見つけることで、得意な分野を活かして充実した生活を送ることができるでしょう。

あなたもぜひ、自分らしく輝ける道を見つけていきましょう!