
コンビニに立ち寄ると、ついつい飲み物コーナーをのぞいてしまいますよね。
冷たいペットボトルや缶を手に取ると、ついそのままレジに持っていってしまう――そんな経験、誰にでもあると思います。
でも実は、コンビニで売っている飲み物の中には「体によくないもの」も少なくありません。
一見、元気が出そうだったり、健康的に見えたりしても、実際には飲み過ぎると体に悪影響を与えるものもあるのです。
最近では、日本でも若い人に大腸がんなど特定のがんが増えているといわれています。
その背景には、食生活の欧米化があると考えられています。
ファストフードやコンビニ食が普及し、脂っこい食事や甘い飲み物を摂る機会が増えたことで、健康にさまざまな影響が出ているのです。
今回は、そんな中でも「コンビニで買ってしまうヤバい飲み物」を3つご紹介します。
どれも身近で、特に暑い日や疲れたときに手を伸ばしてしまいがちなものです。
でも、体のためには少しだけ気をつけてほしい飲み物たちでもあります。
まず最初に紹介したいのは、砂糖がたくさん入ったジュースや炭酸飲料、いわゆる「加糖飲料」です。
コーラやサイダー、スポーツドリンク、フルーツ風味の飲み物などがこれにあたります。
冷たくして飲むと甘さを感じにくいのですが、実はとても多くの砂糖が入っています。
たとえば、2リットルのコーラには角砂糖およそ70個分の糖分が含まれていると言われています。
ペットボトルを1本飲むだけでも、かなりの量の砂糖を摂ってしまうことになるのです。
欧米では、このような砂糖入り飲料の飲み過ぎが肥満や糖尿病、さらにはがんなどの病気のリスクを高めるとして、社会問題になっています。
日本でも同様の傾向が見られ、砂糖入りの飲み物を毎日飲む人では、飲まない人に比べてがんのリスクが上がるという研究も報告されています。
のどが渇いたとき、つい冷たい炭酸飲料を選びたくなりますが、できればお茶や水に置き換えてみましょう。
特に、「安いから」と言って大容量サイズをまとめ買いするのは避けた方が賢明です。
砂糖の量を意識して選ぶことが、健康への第一歩です。
次に紹介するのは、疲れたときや眠気を覚ましたいときに手を伸ばしがちな「エナジードリンク」です。
派手なデザインの缶や、元気が出そうなキャッチコピーが並んでいて、つい買ってしまうという方も多いでしょう。
エナジードリンクには、カフェインや糖分、ビタミン、アミノ酸などが含まれています。
確かに一時的には頭がすっきりしたり、集中力が上がったように感じるかもしれません。
しかし、その分だけ体に負担をかけていることも忘れてはいけません。
たとえば、有名なエナジードリンクには100mlあたり約11gの砂糖が入っているものがあります。
これは、コーラとほぼ同じ量です。
つまり、エナジードリンクもまた「砂糖たっぷりの飲み物」なのです。
さらに、カフェインも多く含まれているため、飲み過ぎると心臓に負担をかけたり、睡眠の質を悪くしたりする可能性があります。
中には、短期間に大量に飲んだことで体調を崩したという報告もあります。
海外では、エナジードリンクをよく飲む若者ほど、スナック菓子やファストフード、他の甘い飲み物を好む傾向があるとも言われています。
つまり、生活全体が不健康になりやすいのです。
そうなると、肥満や糖尿病などの生活習慣病につながり、結果的にがんなどの病気のリスクも高まってしまいます。
どうしても眠気を覚ましたいときは、まず深呼吸をしたり、軽く体を動かしたり、短時間の昼寝をしたりしてみましょう。
エナジードリンクは「どうしても必要なときだけ」にするのがおすすめです。
最後に紹介するのは、意外かもしれませんが「100%フルーツジュース」です。
パッケージに「果汁100%」と書いてあると、なんとなく健康によさそうに思えますよね。
果物を食べる代わりに、手軽にビタミンを摂れると思っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、実際にはフルーツジュースも注意が必要です。
「果汁100%」といっても、その多くは「濃縮還元」といって、果汁をいったん加熱して水分を飛ばし、あとで水を加えて戻したものです。
この過程で、香りや栄養が損なわれることもありますし、風味を整えるために香料や添加物が使われることもあります。
また、果物の自然な甘みのもとである「果糖(フルクトース)」が多く含まれており、飲みすぎると血糖値が急激に上がったり、内臓に脂肪がたまりやすくなることがあります。
しかも、果物と違って「噛まない」ため、満腹感が得られにくく、気づかないうちにカロリーを取り過ぎてしまうこともあるのです。
海外の研究では、100%フルーツジュースをたくさん飲む人ほど、がんを含むさまざまな病気のリスクが高い傾向があるという結果も出ています。
もちろん、ジュースを時々飲む分には問題ありません。
ただし、「健康によいから毎日飲もう」と考えるのは間違いです。
果物は、やはり“そのまま食べる”のがいちばんです。
食物繊維も一緒にとれるため、血糖値の急上昇を防ぐことができますし、噛むことで満足感も得られます。
ジュースに頼らず、バナナやりんご、みかんなどを1日1個食べるほうが、よほど健康的です。

今回は、コンビニでつい買ってしまう「ヤバい飲み物」として、
の3つを紹介しました。
どれも日常生活でよく見かける飲み物ばかりです。
たまに飲む分には問題ありませんが、「毎日」「習慣的に」飲んでしまうと、確実に体に負担をかけてしまいます。
飲み物は、毎日の積み重ねで健康に大きな差が出るものです。
何気なく選んでいるその一本が、将来の体調や病気のリスクに影響するかもしれません。
喉が渇いたときは、できるだけ水や麦茶、無糖の炭酸水などを選びましょう。
どうしても甘いものが飲みたいときは、小さいサイズを選んで「今日はこれだけ」と決めるのもおすすめです。
体を守るための第一歩は、「何を食べるか」だけでなく、「何を飲むか」を意識することから始まります。
コンビニで飲み物を選ぶとき、ほんの少しだけ立ち止まってラベルを見てみてください。
その一瞬の選択が、あなたの健康を大きく変えるかもしれません。