電話応対【ビジネスマナー基礎編】基本トークあり

電話応対【基礎編】

電話応対【基礎編】

ビジネスの世界では、メールやチャットが主流になってきた
今でも、「電話応対」は企業の印象を左右する
大切なコミュニケーション手段です。

特に代表電話や部署宛の電話に出るときは、

あなた自身が会社の“顔”として対応している

という意識が欠かせません。

今回は、電話応対の基本を

「3つのステップ」

に分けて、丁寧に解説していきます。

新人社員の方や、電話が苦手な方も、
この流れを身につければ安心して応対できるようになります。

◆ ステップ1:電話に出る

◆ ステップ1:電話に出る

まずは電話が鳴ったときの基本動作です。
電話は、相手にとって“会社との最初の接点”となる大切な瞬間です。
最初の印象を良くするために、以下の3つのポイントを意識しましょう。

【基本の対応例】

「お電話ありがとうございます。
アイキャリア総務部の太田でございます。」


「日本商事の鈴井様でいらっしゃいますね。
いつもお世話になっております。」


「営業の渡辺でございますね。
少々お待ちいただけますか。」

このように、明るく・はっきり・丁寧に話すことが大切です。
特に最初の一言は、会社全体の印象を左右する大事な部分。
笑顔を意識しながら、相手に安心感を与えるトーンを心がけましょう。

【ポイント①:2コール以内に出る】

電話が鳴ってから2回以内に受話器を取るのが理想です。
遅くなればなるほど、相手に

「対応が遅い」
「忙しい会社なのか」


という印象を与えてしまいます。

もしすぐに出られなかった場合は、

「お待たせいたしました」

と一言添えるだけで印象がぐっと良くなります。

【ポイント②:受話器を取ると同時にメモの準備を】

電話を受ける際は、

ペンを手に持ち、メモが取れる状態にしておく

ことが基本です。
相手の名前・会社名・要件などを正確に記録することで、
取り次ぎや伝言のミスを防ぐことができます。

【ポイント③:会社名・部署名・名前を明確に名乗る】

「お電話ありがとうございます。○○株式会社の△△です。」

と、会社名→部署名→自分の名前の順番で名乗りましょう。
名乗ることで、相手に安心感を与え、スムーズな会話につながります。

◆ ステップ2:電話を取り次ぐ

相手が特定の社員を呼び出した場合、
スムーズに取り次ぐ対応が求められます。

ここでのポイントは「正確さ」と「思いやり」です。

【基本の対応例】

「お待たせいたしました。申し訳ございません。
渡辺は只今外出しており、15時に戻る予定でございます。
よろしければご用件を承りましょうか。」

このように、
① 相手をお待たせしたことへのお詫び
② 不在の理由
③ 戻りの予定
④ 代替案(伝言を承るかなど)
をしっかり伝えることで、相手に誠実な印象を与えます。

【ポイント①:保留は30秒以内】

電話を保留にする際は、必ず「少々お待ちください」
と一言伝えてから保留ボタンを押しましょう。

そして、30秒以内に再び通話に戻ることを意識してください。
それ以上長くなる場合は、
一度

「もう少々お時間をいただいてもよろしいでしょうか」

と確認を入れることがマナーです。

【ポイント②:不在時は丁寧なお詫びを】

取り次ぐ相手が不在の場合、まずは

「申し訳ございません」

とお詫びを伝えましょう。

その上で、

「外出しております」
「会議に出ております」


など、不在の理由と戻りの予定時刻を伝えます。
また、「よろしければご用件を承りましょうか」
と提案することで、相手の手間を減らすことができます。

【ポイント③:取り次ぎ相手に正確に伝える】

電話を社内で取り次ぐ際には、

「誰から」
「どの会社の」
「どのような要件」


で電話があったのかを、正確に伝えることが大切です。
例えば、

「日本商事の鈴井様から営業資料
についてお電話がありました」

と、具体的に伝えましょう。

◆ ステップ3:伝言を承る

取り次ぎ相手が不在で、相手が伝言を希望した場合は、

確実にメモを取り、復唱して確認する

ことが基本です。

【基本の対応例】

「かしこまりました。恐れ入りますが、
念のためお電話番号を教えていただけますか。」

「復唱いたします。111-222-333でお間違いないでしょうか。」

「ありがとうございます。それでは、
渡辺が戻り次第お電話するよう申し伝えます。」

「私、太田が承りました。失礼いたします。」

このように、相手に安心して電話を終えてもらえるよう、
丁寧な言葉づかいを心がけましょう。

【ポイント①:伝言は必ずメモに残す】

伝言は「口頭のまま」にせず、
必ずメモに記録します。

伝え忘れや勘違いを防ぐため、
相手の名前・連絡先・要件を正確に書き残します。

【ポイント②:復唱して確認する】

「○○株式会社の△△様ですね。
ご連絡先は○○○-○○○-○○○でお間違いないでしょうか?」


と、復唱することで、聞き間違いや数字の誤記を防げます。

【ポイント③:最後に自分の名前を名乗る】

「私、○○が承りました」

と最後に自分の名前を添えることで、責任を持って
対応する姿勢を示すことができます。

相手にとっても、誰が対応したかが
明確になるため、信頼感につながります。

◆ 電話応対で大切なのは「相手への思いやり」

◆ 電話応対で大切なのは「相手への思いやり」

電話応対で最も大切なのは、

「言葉遣い」

「マニュアル通りの動作」

よりも、相手への思いやりの心です。

たとえば、相手が忙しそうなときには

「お急ぎのところ恐れ入ります」

と気遣いの一言を添える。
話し方が早い方には、ゆっくり丁寧に復唱して確認する。
そうした小さな心配りが、会社全体の印象を良くしていきます。

また、電話は

「声だけのコミュニケーション」

です。
表情が見えないからこそ、

声のトーン・テンポ・言葉の選び方

に注意を払いましょう。

笑顔で話すと、自然と声に明るさが表れ、
相手に安心感を与えることができます。

◆ まとめ

電話応対は、会社の印象を決める重要なスキルです。
どんな場面でも落ち着いて対応できるよう、
日頃から次のポイントを意識しましょう。

📞 電話応対の3ステップまとめ

ステップ1:電話に出る

  • 2コール以内に出る
  • 会社名・部署名・名前を明確に名乗る
  • ペンとメモを準備しておく

ステップ2:電話を取り次ぐ

  • 保留は30秒以内にする
  • 不在時はお詫びと予定、代案を伝える
  • 誰からの電話かを正確に取り次ぐ

ステップ3:伝言を承る

  • メモを取り、復唱して確認する
  • 自分の名前を名乗り、責任を持って対応する

電話応対は、「慣れ」と「心遣い」の積み重ねです。
最初は緊張して当たり前ですが、
回数を重ねるごとに自然と自信がついていきます。

明るい声と誠実な態度で、

「この会社に電話してよかった」

と思ってもらえるような対応を心がけましょう。