受講者を眠らせない面白ワザ|誰でもできる3つの工夫

研修やセミナーで登壇したとき、

どんなに内容が有意義でも聴き手が眠そうにしていたり、
スマートフォンをいじっていたりすると、
話し手としては少し寂しい気持ちになりますよね。

特に午後の時間帯や長時間にわたる研修では、
どうしても集中力が切れがちです。

しかし、ちょっとした工夫を取り入れるだけで、
受講者の「集中スイッチ」を再び入れることができます。

今回は、講師歴の長い方々が実践している

「受講者を眠らせない面白ワザ」

を3つご紹介します。

どれもすぐに実践できるシンプルな方法ですので、
明日の講義からぜひ試してみてください。

① 何でもない内容を“熱く”伝える

① 何でもない内容を“熱く”伝える

意外かもしれませんが、「話の内容」よりも
「話し方」の方が、聴き手の集中度を左右します。

同じ言葉でも、話し手が情熱を込めて伝えると、
不思議と内容に引き込まれてしまうものです。

たとえば、次の2つの話し方を比べてみてください。

「この資料は、去年の結果をまとめたものです。」

「この資料、実は去年、私たちが
一番苦労して作った“成果の証”なんです!」

どちらの方が耳を傾けたくなるでしょうか?

後者ですよね。

話の本質が同じでも、「熱量の伝え方」で印象はまるで違います。

人は、熱意を持って話す人を見ると、

「この人は本気で伝えたいことがあるんだな」

と感じ、自然と姿勢を正します。

つまり、内容が多少日常的なものであっても、

「情熱」と「感情」


を込めるだけで、眠気を吹き飛ばす効果があるのです。

たとえば、

・「この部分は、私も最初つまずきました!」

「実は、ここが一番大事なんです!」

といったフレーズを交えると、受講者の目線を一気に集められます。

ポイントは、「内容より感情」。

感情が乗った言葉は、受講者の心を動かし、
場の空気を生き生きとさせます。

② 横の方をあてる

② 横の方をあてる

研修や講義の中で、質問をするとき、多くの講師は

「正面の人」



「発言しやすそうな人」

を選びがちです。

しかし、あえて「横の人」「後ろの人」
を指名してみると、場の空気が一気に引き締まります。

なぜなら、

「自分にも当たるかもしれない」


という“適度な緊張感”が生まれるからです。

聴講者が眠くなる大きな原因は、

「自分が受け身でいられる」


状態が続くこと。

話をただ聞くだけの状態では、
脳が刺激を受けずどうしても意識が遠のいていきます。

そこで、「○○さん、どう思われますか?」
と横の方に話を振ることで、場全体の集中度が戻ります。

一人に問いかけるだけで、他の人たちも

「自分も当てられるかも」

と身構えるため、自然と目線が前に戻るのです。

また、指名するときのコツは、優しいトーンで笑顔を添えること。

「突然当てられて怒られるのでは?」

という不安を与えないようにしましょう。

たとえば、

「ちょっとお隣の○○さんにも聞いてみましょうか」
「せっかくなので、後ろの方のご意見もぜひ」

といった言い方なら、
自然に場が和み発言へのハードルが下がります。

受講者の参加意識が高まると、
眠気どころか活発な意見交換の場に変わっていきます。

③ 近くをウロウロする

③ 近くをウロウロする

人は、距離が近づくと

「自分に話しかけられている感覚」

を持ちます。

これは心理学的にも証明されており、講師が受講者の
そばに立つだけで注意が戻るというデータもあります。

座席の前方や通路を軽く歩きながら話すと、受講者は
自然と視線を動かし無意識に意識がリセットされます。

ただし、落ち着きなく動き回るのではなく、

ゆっくり・堂々と歩く

ことが大切です。

たとえば、重要な話の直前に一歩前へ出て、受講者の目線を引きつける。
質問をしたあとに、その答えを聞きながら少し近づいてうなずく。
このように

「距離を変えること」


で、場のリズムが生まれます。

また、「動き」は言葉よりも強いメッセージを伝えます。
静止して話すよりも、軽い動きを交えることで、
聴き手は「生きた話」を聞いている感覚になります。

眠くなる講義は、往々にして“単調な動き”と“同じテンポ”が続いているもの。
逆に、話のリズムや講師の動きに変化があると、人の集中力は自然と保たれるのです。

まとめ|眠らせない講師は“空気を動かす”人

受講者を眠らせないために必要なのは、特別な話術ではありません。
大切なのは、「空気を動かす意識」を持つことです。

  • 何でもない話でも、情熱を込めて語ること
  • 誰にでも当たる可能性を作り、参加意識を促すこと
  • 動きをつけて、場の空気にリズムを与えること

これらを意識するだけで、会場の雰囲気は驚くほど変わります。

講師やリーダーにとって、「話を聞かせる」力はコミュニケーションの要です。
眠らない講義とは、単に面白い話をすることではなく、聴き手が

「この人の話をもっと聞きたい」

と思える空間をつくること。

そのために、まずはあなた自身が楽しんで話すことを忘れないでください。
情熱は、声よりも大きく伝わるのです。