大人の発達障害と知的障害の違いは?【特徴/支援/手帳の違いなど】

近年、「大人の発達障害」という言葉を耳にすることが増えています。片付けが苦手であったり、物事を何度も練習して覚えるといった行動から、知的障害と区別がつきにくく、疑問に思う人も多いでしょう。そこで今回は、発達障害知的障害の種類や特徴、両者の違い、対象となる障害者手帳違いについて説明します。

  • 発達障害の種類・特徴
  • 知的障害の特徴
  • 発達障害と知的障害の違い
  • 障害者手帳の違い

発達障害の種類・特徴

発達障害者支援法で定義される発達障害には、自閉症、アスペルガー症候群(自閉スペクトラム症ASD)、注意欠如多動症(ADHD)、学習障害(LD)があります。これらの障害は知的な遅れがなく、読む、書く、計算するなどの特定の能力に難しさを伴うことが特徴です。

【発達障害の主な種類と特徴】

◇自閉スペクトラム症(ASD)

  • 特徴
    • コミュニケーションや感情の共有が苦手
    • 興味・関心の限局性
    • 強いこだわり
    • 感覚過敏や感覚鈍麻
    • 知的障害を伴う場合もある
    • 個人差が大きい

◇注意欠如多動症(ADHD)

  • 特徴
    • 不注意(集中できない)
    • 多動・多弁(じっとしていられない)
    • 衝動的に行動する(考えるよりも先に動く)

◇学習障害(LD)

  • 特徴
    • 全体的な知的発達に遅れはないが、「読む」、「書く」、「計算する」といった能力の習得と使用が困難。

知的障害の特徴

知的障害は、全体的な知能に遅れがあり、適応行動が困難な状態を指します。以下の三つのポイントが特徴です。

  • 知的な能力の発達に明らかな遅れがある
  • 適応行動が困難
  • 18歳までに障害が現れる

【知的障害の主な特徴】

  • 言葉の発達が遅れる
  • 物事の理解や習得に時間がかかる
  • 初めてのことや変化に対応するのが苦手
  • 記憶力や集中力が低い
  • 自分で判断するのが難しい
  • 他人とのコミュニケーションが困難

【発達障害と知的障害の違い】

発達障害知的障害は似ているようで異なる障害です。発達障害は特定のスキルに困難を伴うものの、全体的な知能の遅れはありません。一方、知的障害は全体的な知能の遅れを特徴とし、適応行動にも困難を伴います。両者が重なることもあるため、一概に区別することは難しいです。

障害者手帳の違い

  • 発達障害: 精神障害者保健福祉手帳の対象
  • 知的障害: 療育手帳(愛の手帳)の対象

療育手帳は地方自治体ごとに名称や判定基準が異なります。また、知的障害発達障害、他の精神疾患がある場合には、複数の手帳を取得することも可能です。

まとめ

発達障害知的障害はそれぞれ異なる特徴を持ち、支援手帳の対象も異なります。正しい理解を深め、適切な支援を受けることが重要です。この情報が役立ちましたら、ぜひ周囲の人と共有してください。