【食べすぎ危険!】コンビニの超加工食品で増える危険な「がん」3種

【食べすぎ危険!】コンビニの超加工食品で増える危険な「がん」3種

コンビニの「超加工食品」で増えるがん――最新研究が示す3つのリスク

コンビニの「超加工食品」で増えるがん――最新研究が示す3つのリスク

私たちの生活に欠かせない存在となっているコンビニエンスストアやファストフード店。忙しい毎日の中で、手軽に食事を済ませられるのはとても便利です。しかし、その裏で「超加工食品(ウルトラ・プロセスト・フード)」と呼ばれる食品が、健康に悪影響を与えていることが、世界的に問題視されています。

超加工食品とは何か

「超加工食品」とは、食品を製造する過程で多くの添加物を加え、味や見た目、保存性を人工的に高めた食品のことを指します。代表的なものには、菓子パンや調理パン、ドーナツ、スナック菓子、清涼飲料水、インスタント麺、レトルト食品、冷凍食品、ハンバーガーなどがあります。
これらの食品には、塩分・糖分・不健康な脂質(トランス脂肪酸など)が多く含まれ、さらに保存料・防腐剤・着色料・発色剤など、人体への影響が懸念される添加物も多用されています。

「コンビニ食」と言えば、多くの人が毎日のように口にしているかもしれません。しかし、こうした食品を習慣的に摂取することは、肥満や糖尿病、高血圧などの生活習慣病だけでなく、がんの発症リスクを高める可能性があることが、近年の研究で明らかになってきました。

超加工食品とがんの関係

2018年に医学誌『ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)』に報告されたフランスでの大規模研究では、10万人以上を対象に調査を行った結果、超加工食品を最も多く食べるグループは、最も少ないグループに比べてがん全体の発症リスクが約20%高いことが分かりました。
この結果をきっかけに、世界各国で「どの種類のがんのリスクが高まるのか」に注目が集まり、次々と研究が報告されています。ここでは、とくにリスク上昇が明確に示されている3つのがんを紹介します。

① 大腸がん ― 食生活と密接に関係するがん

大腸がんは、日本でも罹患者が増えている代表的ながんのひとつです。食生活の欧米化とともに、発症率が上昇していることが知られています。
2022年に『BMJ』に掲載された研究では、3つの大規模コホート研究(長期間追跡調査)を解析した結果、超加工食品を最も多く摂取する人では、大腸がんの発症リスクが約30%上昇していました。
さらに注目すべきは、直腸やS状結腸など、肛門に近い部位でのがんリスクが約70%も高かったという点です。

このリスク上昇の背景には、添加物や加工油脂による腸内環境の悪化、慢性的な炎症、血糖値やインスリンの急上昇などが関係していると考えられています。腸は「第二の脳」とも呼ばれるほど全身の健康に影響を与える器官であり、日常的な食生活がそのままがんリスクに直結しているのです。

② 乳がん ― 加工食品がホルモンに影響?

続いて注目されているのが乳がんです。
2018年に行われたフランスの観察研究によると、超加工食品を最も多く食べている女性では、閉経後の乳がんリスクが約40%上昇していました。
さらに、2022年に報告されたラテンアメリカの研究では、閉経前の女性において、超加工食品の摂取が乳がんリスクを2倍近くに高めていたことが分かっています。

なぜ超加工食品が乳がんに関係するのか。
その一因として、加工食品に含まれる化学添加物や包装材中の化学物質(ビスフェノールAなど)によるホルモン様作用が疑われています。これらの物質は、体内で女性ホルモン(エストロゲン)に似た働きを示し、乳がん細胞の増殖を促す可能性があると考えられています。

③ 膵臓がん ― 若年層でもリスク上昇

最後に紹介するのは、非常に死亡率の高い膵臓がん(すいぞうがん)です。
2023年に『インターナショナル・ジャーナル・オブ・キャンサー』に発表されたアメリカの研究によると、約10万人を対象に調査した結果、超加工食品を最も多く食べる人では、膵臓がんのリスクが約50%上昇していました。
さらに、65歳未満の比較的若い世代に限定すると、リスクが2倍に増えていたと報告されています。

膵臓は血糖のコントロールに関わる臓器であり、糖質や脂質の過剰摂取が直接的な負担になります。超加工食品を多く摂る食習慣は、肥満・インスリン抵抗性・慢性炎症などを通じて膵臓に悪影響を及ぼし、がんの発症を促進している可能性があります。

日本でも無関係ではない

これらの研究は主に海外で行われたものですが、日本でもコンビニや加工食品の普及により、同様の傾向が進んでいると考えられます。実際、近年は「時間がないからコンビニで済ませる」「冷凍食品を温めて夕食にする」という生活が一般的になりつつあります。

一方で、こうした現状に警鐘を鳴らす動きも出ています。
たとえば、科学ジャーナリスト・渡辺雄二氏の著書『がんがイヤなら、これは食べるな』では、コンビニ食品に含まれる危険な添加物や、体に悪影響を及ぼす加工成分について詳しく解説しています。
また、同書では「添加物を使っていない安全な食品」を具体的に紹介しており、日常生活でどんな食品を選べばよいかという実践的な指針も示されています。

食生活を見直すためにできること

がんを予防するうえで最も重要なのは、日々の食生活を少しずつ改善することです。
超加工食品は手軽で美味しい反面、栄養バランスが偏りがちで、摂取しすぎると健康を損なう可能性があります。
次のような点を意識してみると良いでしょう。

  • 食事の中心は、できるだけ新鮮な食材を使う
  • 加工肉や菓子パン、スナック菓子、清涼飲料などは頻度を減らす
  • 食品を選ぶときは、原材料表示を見て添加物の多いものを避ける
  • 料理が面倒なときは、冷凍野菜や缶詰の魚などシンプルな素材を活用する
  • 水分補給は、砂糖入り飲料ではなく水やお茶を基本にする

便利さを追い求める現代社会だからこそ、私たちは「自分の体を作るのは日々の食事である」という基本を忘れてはいけません。

まとめ

まとめ

超加工食品を多く摂取すると、大腸がん・乳がん・膵臓がんのリスクが高まることが、複数の大規模研究で示されています。
今後、日本人を対象とした研究が進むことで、さらに詳しいデータが明らかになるでしょう。

ただし、これらの研究結果は「完全に食べてはいけない」という意味ではありません。問題は「どのくらいの頻度で食べるか」「何を主食にしているか」という点にあります。
便利なコンビニ食品を上手に活用しつつ、できるだけ自然に近い食事を心がけることが、がんのリスクを下げる第一歩になります。

健康は一朝一夕で手に入るものではありません。
日々の小さな選択が、5年後・10年後の自分の体をつくるのです。