【ルーティン】救急看護師の1日について紹介!落ち着いてると日勤も案外楽?

はじめに 

救急外来で働く看護師の1日についてご紹介します。救急外来は急な搬送に対応する現場ですが、搬送がない場合や、落ち着いた日には病棟の業務を手伝うこともあります。救急看護師の具体的なスケジュールや業務内容を知ることで、その役割や忙しさの一端をご理解いただけると思います。

1.就業前

1.就業前

 病棟の看護師とは異なり、救急外来の看護師には固定の受け持ち患者さんがいないため、事前の詳細な情報収集は不要な場合が多いです。しかし、業務開始前に以下のような準備を行います:

 • 前日に搬送された重症患者さんの状態や治療経過を確認。
 • 救急外来の状況次第では、救命センターや病棟を手伝う準備も。

他部署と連携するために必要な情報を把握し、スムーズな業務遂行を目指します。

2.就業開始:夜勤スタッフからの引継ぎ

2.就業開始:夜勤スタッフからの引継ぎ

 勤務が始まると、夜勤スタッフから業務の引継ぎを受けます。内容は以下の通り:

 • 転院予定や物品の補充依頼などの日中のタスクの確認。
 • 現在の救急患者さんの状態や処置内容、入院か帰宅かの方針。

 特に夜勤明けのスタッフは体力的に疲れているため、迅速に引継ぎを完了させ、早く帰宅できるよう配慮します。

3.日勤の始動:患者対応と物品整備

3.日勤の始動:患者対応と物品整備

患者対応
 搬送患者さんがいる場合は、引き続き処置や全身状態の観察を行います。救急外来では軽症から重症まで幅広い患者さんが搬送されるため、緊急性に応じて優先順位を決定し対応します。

物品整備
 搬送がなければ、物品や機器のチェックを行い、不備があれば補充や修理を依頼します。これにより、いざという時にスムーズに対応できる環境を整備します。

4.救命センターや病棟の支援

4.救命センターや病棟の支援

 救急外来が落ち着いている場合、救命センターや病棟のサポートに回ります。

 • 清拭や環境整備:皮膚処置を伴う清拭では新たなトラブルがないか確認。
 • 患者の検査介助:移動が難しい患者さんの検査付き添い。
 • 医師の処置補助:中心静脈カテーテルの挿入や気管支鏡などのサポート。

 チーム全体が効率よく動けるように、積極的に業務を分担します。

5.昼休憩

5.昼休憩

 救急外来では予測が難しいため、休める時に短時間でも休憩を取ります。
忙しい日は10分程度の休憩になることもあり、体力を温存する工夫が求められます。

6.午後の業務

6.午後の業務

救急搬送がない場合
病棟の業務を手伝い、以下のような作業を行います:
 • 昼食の下膳や内服薬の介助。
 • 経管栄養の準備や全身状態のチェック。
 • 午前中の看護記録の仕上げ。

救急搬送がある場合
搬送要請があれば、即座に対応します。
 • 患者さん到着前に氏名、年齢、性別、主訴、受傷機転、処置内容などの情報収集。
 • 到着後、呼吸、循環、中枢神経を順に評価し、全身状態を把握。
 • 必要に応じて酸素投与、輸液、採血、画像検査などを迅速に実施。

 診察が終わると、ご家族への説明を行い、安心していただけるよう努めます。

7.夕方の申し送り

7.夕方の申し送り

夜勤スタッフが到着すると、次の情報を申し送ります:

 • 翌日のスケジュールやイベント。
 • 現在診療中の患者さんの状態や進捗。
 • 物品管理や必要な補充の有無。

申し送りがスムーズに完了すれば、定時で帰宅できます。

8.救急外来の日勤のポイント

8.救急外来の日勤のポイント

 救急外来では予測不能な状況が多い一方、搬送がない時間帯は業務が比較的落ち着くこともあります。忙しい日とそうでない日の差が激しいため、以下を意識することが大切です:

 • 準備と段取り:物品整備や情報収集を早めに行い、急な搬送にも対応できるように。
 • チームワーク:スタッフ間でコミュニケーションを密にし、協力体制を整える。
 • 自己管理:短時間の休憩でも、体をしっかり休める工夫を。

まとめ

 救急外来の看護師の1日は、予測不能な状況と計画的な準備のバランスで成り立っています。落ち着いている時間には物品整備や病棟支援を行い、忙しい時には全員で力を合わせて緊急対応に当たります。

 患者さんの命を守る最前線で活躍する救急看護師。その業務はハードですが、やりがいと責任感に満ちたものです。