躁うつ病(双極性障害)は、気分の波が大きく変動する「脳の不調」の一種です。うつ病と非常に似ていますが、うつ状態に加えて「躁状態」がある点が大きな違いです。
本記事では、躁うつ病の症状、タイプ、診断の難しさ、そして治療法について詳しく解説していきます。

躁うつ病(双極性障害)は、「うつ状態」と「躁状態」を繰り返す疾患 です。これらの気分の波は、数週間から数か月単位で変動することが多く、時には年単位で続くこともあります。
躁うつ病は、うつ病と似た症状を示しますが、「躁状態」が存在することが特徴 です。
躁うつ病のうつ状態は、一般的なうつ病の症状とほぼ同じです。
主な症状
人によっては、身体的な症状(頭痛・倦怠感など)や行動の変化(食欲減退・無気力)も見られることがあります。
うつ状態とは正反対の状態が躁状態です。躁状態のときには、以下のような症状が現れます。
主な症状
これらの症状が激しくなると、仕事や人間関係に大きな影響を及ぼします。
躁うつ病では、うつ状態と躁状態が繰り返される ことが最大の特徴です。気分の波が大きいため、日常生活に支障をきたすことがあります。
躁うつ病には、大きく分けて 「Ⅰ型」 と 「Ⅱ型」 の2種類があります。
① Ⅰ型(躁+うつ)
② Ⅱ型(軽躁+うつ)
Ⅱ型はうつ状態が長引く傾向があり、適切な診断と治療が重要です。
気分の波の周期には個人差がありますが、一般的には次のようなパターンが見られます。

躁うつ病と似た症状を持つ疾患もあるため、診断は慎重に行われます。
特にⅡ型はうつ病と見分けるのが難しいため、次のようなポイントが診断のカギとなります。
ADHD(注意欠如・多動症)と躁うつ病は、気分の波が激しい点で似ています。
躁うつ病とADHDが合併するケースも珍しくなく、診断には専門的な評価が必要です。
躁うつ病の治療には、「気分の波を安定させる薬」が使われます。
主な薬
薬だけでなく、生活習慣の改善 も治療において重要なポイントです。
行動量の調整
生活リズムの安定
躁うつ病は、気分の波が大きく変動するため、日常生活に影響を与えることがあります。しかし、適切な治療と生活習慣の改善によって、安定した生活を送ることも可能です。
大切なポイント
✔ 気分の波が激しいと感じたら、専門医の診察を受ける
✔ 薬物療法と生活習慣の調整を両立させる
✔ 自分の状態を客観的に理解し、無理をしすぎない
躁うつ病とうまく付き合いながら、安定した毎日を目指しましょう。